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世界でもっとも歴史の「浅い」焼き物ブランドを作った話-産地を輸入する試み-


僕がオーナーを務めるKURA COCOLONOでは、滋賀県にある日本六古窯でもある信楽焼の技術を使って、陶器の焼き直しや自然の力を使ってデザインした陶器を作っています。

これは破棄される陶器を移動可能な陶芸窯で焼き直した陶芸作品です。

そして焼く時に使う燃料は炭とその地域で手に入る木材などです。


KURA COCOLONOは山梨県北杜市の「とある場所」にある体験型実店舗です。

陶器を焼く時に、山梨県の北杜市で手に入る木材を燃料にすることで「滋賀県+山梨県」を組み合わせた新しい陶器が完成します。

そして僕たちKURA COCOLONOメンバーは信楽焼の技術で作られた移動可能な陶芸窯を使って北杜市で焼いた陶器を

楽杜焼(らくとやき)


と名付けました。

楽杜焼の条件


・移動可能な陶芸窯で焼いた陶器

・山梨県北杜市で手に入る木材などを燃料にしていること

・主に大量生産されすぎて価値がない(使い手がいない)陶器や破棄される陶器を焼き直した陶器 及び 信楽の産地で作られた素焼きの陶器を焼いた物

・誰でも焼ける


これだけです。

陶芸は職人の世界だと思っている方も多いと思います。

しかし楽杜焼は「誰でも陶器を作ることができる」焼き物です。

しかも世界的な価値も保障されています。


僕はこれからある特定の人だけに許されていた世界が、一般の人たちにも開かれる時代がくると予見しています。

僕はその境地でもある陶芸を「誰にでも」できる仕組みづくりに挑戦しています。

しかもよく見る陶芸教室のようなものではなく、もっと本格的な価値ある世界を体験していただくことが重要だと考えてきました。


これは文化の創造です。


楽杜焼の歴史はまだ2ヶ月です。

100年後、500年後、1000年後を夢見て、大切な焼き物文化にしていきたいと考えています。


竹鼻良文/TAKEHANAKE代表

TAKEHANAKE design studio HP

TAKEHANAKE BRAND


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