【滋賀レイクス】アルティーリ千葉戦に向けて予習・復習をする話【大一番】





〇はじめに



 前節、西地区首位攻防戦となる熊本ヴォルターズ戦では、非常に競った試合となりながらも、ラスト1ゴールを押し返しきることが出来ずに悔しい敗戦。熊本とのゲーム差も0とされてしまいました。


 ゲーム途中では熊本のガード、山本翔太選手が負傷退場となってしまう場面がありました・・・。お大事にしてください。昇格をかけて争う対戦相手チームの選手ではありますが、いちバスケファンとして大ケガでないことを願っています・・・


 さて、シーズン後半に向けて西地区の順位争いも今まで以上に気になる事かと思います。熊本ヴォルターズとの順位争いについての記事も作りましたので、ご興味のある方はご覧ください。





 さて、ここから本記事の本題について入っていきます。次節の対戦相手はアルティーリ千葉。言わずと知れたB2東地区の強豪チームです。


 言うまでもなく強敵ですが、こういったチームに勝つことが出来るかどうかが、レイクスがB1昇格を目指すに値するチームかどうかの試金石となる事でしょう。


 似たようなことを前回対戦前の記事でも書き出しで書いていました。ぼくの記事には成長が見られませんでしたが、レイクスはすばらしいレベルアップしたと千葉のみなさまに見せてほしいですね。成長の見られなかった過去記事を載せておきますね。





 今回はそんなアルティーリ千葉について調べました。先行研究がありましたので、載せておきますね。ありがたいです。




〇今シーズンのアルティーリ千葉



 まずは、チームの現在の状況から確認しましょう。


 今シーズンのアルティーリ千葉は32勝3敗でB2リーグの東地区・総合1位に位置するチームです。勝率は91.4%と驚異の9割越えを果たしています。


 11月から12月には脅威の18連勝、一度福島ファイヤーボンズに敗れるものの、そこから現在は6連勝。強さが伺えますね。



 12月に書いた過去記事でも、今シーズンのアルティーリ千葉の強さについて言及した記事があります。ご興味があればぜひ。




 さて、まずはいつも通り、アルティーリ千葉と対戦相手のスタッツをそれぞれまとめてみました。




 アルティーリの側の項目はほとんど青色ですね。平均得点2位、平均失点1位など、スタッツ上からも攻防ともに隙のない強さを持っていることがわかりますね。


 2Pの試投数・成功率、フリースローの試投数、リバウンド数からを考えると、非常にインサイドが強いことがわかりますね。対戦相手との合計リバウンド数の差はなんと9.5。


 そして、試投数自体は少ないものの、非常に高確率な3Pシュートを決めてきています。アシストも多いので、チームバスケが出来ていると言えるのでしょう。ほんと、どこにスキがあるのか・・・。


 あえてケチをつけるがごとく、アルティーリ千葉の課題をムリヤリひねりだせば、ターンオーバーの多さがあげられます。昨シーズンから、この傾向は変わらないようですが、相手チームにも同程度のターンオーバーをさせているので、チャラに出来てしまっています。




〇ケガの少ないアルティーリ千葉



 今シーズンのアルティーリ千葉の特徴として、「プレー時間の過剰な偏りがなく、健康状態をキープできている」ことがあげられます。


 これはライバルチームではありますが、すなおに賞賛すべきところでしょう。ケガはない方が絶対にいいですからね。


 今シーズンの出場試合数・プレータイムを見てみても、最もプレータイムが長いのはデレク・バートン選手(C/PF)の30分。ほかの選手は25分程度までで抑えられています。

リーグ公式より(2024/2/2時点)


 そして長期離脱の選手が少なく、プレータイムが10分以上の選手たちは約30試合以上に出場することが出来ています。



 プレータイムの分散によって、ケガのリスクを軽減するとともに、選手たちの試合勘も維持することが期待出来ますよね。若手選手であれば、プレータイムを得ることで一気にレベルアップも期待出来ますしね。



 しかし、そんなアルティーリ千葉でも、小林大祐選手が11月末からの長期離脱となってしまっています・・・。お大事になさってください・・・。



 

 昨シーズンプレーオフについての記事の中で、アルティーリ千葉の小林大祐選手・大塚裕土選手を紹介しています。ご興味があればぜひ。




〇チーム構築が上手いアルティーリ千葉



 さて、先行研究があるので、スタッツ研究はあまりせずに、好き勝手なことを書いています。こういう記事は書いていても楽しいのです。


 さて、前回対戦前の記事の中でも取り上げましたが、アルティーリ千葉のオフシーズンについて以下のように言及していました。


まずは、今シーズンのB2を勝ち抜くキーはディフェンス力、この一本だと考えています。
昨シーズンは大事なところで守りきれず負けたという試合が10~15試合ありました。(中略)ディフェンスこそが今シーズン、クラブをB1昇格に導くキーなのです。

そのために、新しく加入した前田選手、熊谷選手、パードン選手、デイビス選手はディフェンス力を考慮して入団をお願いしました。(中略)

このディフェンスの完成度をプレーオフまでにどれだけ構築していけるか、これが今シーズンの大きな目標です。 すでに集まってくれている選手たちは才能に溢れています。
そのストロングポイントをどうやってチームの勝利のために有効的に発揮できるのかを、個としてではなく、チームとして完成できるかが実力として評価されるところです

下記リンクより引用


 といったように、オフシーズンのアルティーリ千葉はディフェンスを明確に意識したチーム構築をされていました。


 そして、シーズンの約半分が過ぎた今、アルティーリ千葉のスタッツを見てみると、現段階では成功していると言えるでしょう。


 もちろん、今後のシーズン終了までには若干変化もあると思いますが、今の時点ではアルティーリ千葉の首脳陣は的確な補強を行い、強力なチームを作り上げていると言えるでしょう。



〇得点力の高いアルティーリ千葉


 最後はさんざん、いつも書いている平均得点からアルティーリ千葉について見ていきたいと思います。



 ぼくは過去記事でB1昇格にはレギュラーシーズン平均得点8点以上の選手が6名必要になるという分析を行っております。


 ちなみに、シーズンの平均得点からプレーオフとの関係について調べてみたのがこちらの記事になります。

リーグ公式より(2024/2/2時点)


 こうやって平均得点を見てみるだけでも、アルティーリ千葉の選手に平均得点8点を超える選手が6名います。


 それに加えて、黒川虎徹選手(PG)、杉本慶選手(PG)、熊谷尚也選手(SF)と得点力のある選手を数えだしたらキリがありません。つよい。


 現状のアルティーリ千葉の得点力は、B1昇格を目指すにふさわしいレベルにあると言えそうですね。


 れ、レイクスの得点力だって負けてはいません。平均得点はアルティーリ千葉以上です、本当です。な、なぐり勝つバスケを千葉のみなさまにお見せしましょう・・・。



〇まとめ



・アルティーリ千葉は攻守ともにすばらしい成績
・ケガも少なくプレータイムを分散できている
・選手の平均得点から考慮しても、B1昇格チームレベルの攻撃力
・レイクスは殴り合いを挑むのか、ディフェンスで仕掛けるのか注目



 先行研究によってスタッツ分析がされていたので、今回は非常に好き勝手に、楽しく記事を書くことが出来ました。どうしても数字を並べることに終始なりがちな記事が多いので、個人的にはこういうのもいいですね。



 アルティーリ千葉は本当に強敵です。現状ではB1昇格の最有力候補のチームであることは間違いありません。プレーオフで戦う可能性も十分にある相手です。


 ここでレイクスが勝つことが出来れば、プレーオフに向けてアルティーリ千葉に苦手意識も持たず、いい形で臨むことが出来ると思います。


 間違いなくハードな試合になるかと思いますが、なんとか最後まで戦い抜いてもらえればと思います。


 今週もがんばれ、レイクス。


 おわりです!

 

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