【個人編】第一回!ブザービーター選手権【Bリーグ(B1)】

 ○はじめに

 皆さまこんばんは。たけいです。今回は前回「【チーム編】第一回!ブザービーター選手権【Bリーグ(B1)】」に引き続き、ブザービーター選手権の【個人編】です。前回のチーム編では、北海道が見事な2Pブザービーターで優勝に輝きました。今回はどのような結果になるのでしょうか。


 さて、今回の選手権開催に当たり、どの選手が出場するか、基準を発表します。2019-20シーズンのB1リーグで、ブザービーターを45人の選手が成功させました。
 出場基準を設定する際に、TOP10選手を候補として、その中から決定したいと考えました。その結果、本選手権の参加資格は「ブザービーター6本以上成功」としました。その結果、ブザービーター王の候補選手は以下の11人となりました。B1選手が約200人いる中でのTOP11人です。その中での優勝であれば、結果にも妥当性が出るのではないでしょうか。

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 今回は複数の選手を紹介する為、選手のお名前を記載する際は、○○、××記載いたします。ご了承下さい。同率順位の場合は、50音順にて記載いたします。

 なお杉浦(サンロッカーズ渋谷)については過去の記事「【Bリーグ】ブザービーター 杉浦佑成【サンロッカーズ渋谷】」にて述べましたので、ここでは深く言及しません。


○ルール説明

 選手権のルールは、前回同様です。以下の通りですので、ご確認下さい。

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<その他のルール>
 ・第一種目から第六種目、それぞれの順位を競います
 ・各種目の上位3人は、順位に応じて得点を獲得します (変更点)
 ・最終的に最も得点を獲得したチームが優勝となります


【成功数編】

○第一種目 【成功数】 2P編

 まずは2Pブザービーター成功数で見ていきます。結果は以下の通りです。ガードナー・ベクトンが同率1位、多嶋・冨樫・ライオンズが同率三位となりました。

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リーグ得点王のガードナー選手が1位なのはさすがの所ですね。ちなみに、同率1位のベクトン選手は、今シーズン一本も3Pを打っていませんでした。2Pブザービーターのみで今回の選手権の参加資格を得ました。徹底してインサイドで攻めているようですね(勉強不足)。

○第二種目 【成功数】 3P編

 さて、続いて3P編に入ります。結果は杉浦、富樫が同率1位、岸本、サザランドが同率3位となりました。

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 B1リーグでの全3P成功数ランキング4位の岸本・8位の富樫がそれぞれランクインしました。サザランドも横浜のチーム内で最も3Pを成功させた選手ですね。
 ちなみに今回TOP3に入賞はしませんでしたが、カーター(島根)が全3Pにおいて、今シーズンの試投数・成功数ともに1位の選手のようですね。


○第三種目 【成功数】 2P+3P編

 成功数編の最終戦、第三種目の2P+3P編です。順位は1位富樫、同率2位でガードナー、岸本でした。

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 1位の富樫は、成功数12本(2P:5本、3P:7本)と唯一の2ケタ達成選手でした。また、試投数においても11選手中、ダントツ1位でした。千葉のブザービーターのおよそ半分を富樫が打っているので、千葉のエースとしても評価されている事がうかがえますね。


以上で成功数編は終わりで、後半の成功率編に入ります。


【成功率編】


○第四種目 【成功率】 2P編
 ここからは成功率編です。最初の2Pブザービーターの結果ですが、杉浦、ベクトン、多嶋でした。

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 杉浦ファンである私も、1本中1本の成功で1位というのは、少し考えましたが、そこだけ順位を操作するのも、逆におかしな話かと思い、そのまま載せさせていただきました。
 第一種目1位だったベクトン選手は、2Pブザービーター7本中6本成功の85.7%と安定した高確率で成功させました。3位の多嶋選手も7本中5本成功の71.4%と見事な成功率でした。


○第五種目 【成功率】 3P編
 
 続いて、3Pブザービーターの成功率編です。順位は杉浦、サイモン、岸本でした。

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 サイモン・岸本、両選手のブザービーター成功率は、どちらもシーズンの全3P成功率よりも高いのです。両選手の全3P成功率は、サイモン38.4%、岸本36.7%と、リーグ平均33.7%よりも高水準ですが、ブザービーターになると更に確率が上がるのですから、チームとしても非常に信頼がおける選手と言えそうですね。
 今回の11選手の中では、杉浦・サイモン・岸本・ガードナーの4名が、全3Pの成功率よりもブザービーター成功率の方が高いという結果になりました。

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○第六種目 【成功率】 2P+3P編

 最後に2P+3P合計のブザービーター成功率編です。最終種目の順位はベクトン、杉浦、サイモンでした。

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 第四・第五種目で共に一位を獲った杉浦ではなく、ベクトンの2P、驚異の85.7%成功が1位に導きました。杉浦の3P(70.0%)も非常に高確率ですね。
 1位・2位は、2P・3Pにそれぞれ特徴が目立つ両選手が獲りましたが、3位のサイモンは2P・3Pともに50%越えと非常にオールラウンドな活躍が見られました。そんなサイモンが終盤にボールを持った時のマークマンの気持ちを考えると恐ろしいですね。


○結果発表

 
 以上で全種目の発表を終えました。順位を今回は第5位まで紹介させていただきます。結果は以下の通りです。サンロッカーズ渋谷の杉浦が優勝となりました。おめでとうございます。

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杉浦の勝因は、2Pのブザービーターを1/1で成功させた事です。実はこの一本がなければ、優勝はベクトンになっていたので、ぎりぎりの勝負だったわけです。


また、選手権に選出された11名のスタッツを載せておきます。ご興味のある方はぜひご覧ください。もし順位等に誤りがあった際は、ご連絡をお願いします。

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○まとめ

 ・富樫(千葉)がB1リーグで最もブザービーターを打ち、成功
 ・ブザービーター王は杉浦(渋谷)
 ・勝因:2Pブザービーターの1/1


○あとがき
 
 はじめに、ここまでご覧になられた皆さま、本当にありがとうございました。ここまで読まれた皆さまのご感想はきっと以下のようなものかと思います。

1. 結局、杉浦選手を持ち上げる記事だ
2. 数字を書いているだけで、他選手の解説が少ない、勉強不足だ

 このような所ではないでしょうか。私が書く中で感じた事ですが。これには言い訳は一切有りません。結果ですら、調査方法次第で大きく変わった可能性もあります。そこについては、「こういった見方もある」と広い心で受け止めて頂ければ幸いです。

 杉浦選手がブザービターであるという事実を数字で証明出来ましたので、当初の目標は達成できました。ぜひ来シーズンのブザービーターが現れた時、その選手のファンの方が、ぜひ証明して下さる事を楽しみに待ちたいと思います。

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