【滋賀レイクス】ライジングゼファー福岡戦に向けて予習・復習をする話②【プレーオフへの大一番】



〇はじめに



 2週間で7試合を行う、非常にハードな時期を5勝2敗で乗り越えた滋賀レイクス。ひとつひとつの試合を振り返れば、山あり谷あり様々ありましたが、いよいよレギュラーシーズン最後の大一番と言っても過言ではない試合がやってきます。



 次節のライジングゼファー福岡との対戦では、約半年もの期間、争い続けてきた西地区の首位を決められる試合となります。ついにここまでやってきましたね。長いようで短いようで、本当に長かったです・・・。



 今回はそんな非常に重要な試合、ライジングゼファー福岡戦について予習をしたいと思います。




〇過去記事の紹介



 まずは、過去記事をご紹介させていただきます。



 特に2つ目の予習・復習をする話の方は2024年の3月中旬に作成したものですので、割と新しい記事となります。その記事を踏まえた内容になっておりますので、お時間があれば、そちらからご覧ください。





〇今シーズンの福岡




 まずは、今シーズンのライジングゼファー福岡について振り返りを行いましょう。現在、ライジングゼファー福岡は35勝4敗で西地区2位に位置するチームです。レイクスとの現在のゲーム差は4となります。



リーグ公式HPより


 直近の対戦は3月11日~12日、アウェー福岡の地での試合となり、1勝1敗の引き分けという成績になりました。



リーグ公式HPより



 前回の福岡戦の振り返りについては、チームが公式noteにて作成頂いていますので、ぜひご覧ください!公式発表は偉大です。




 前回のレイクス戦以降の勝敗にしぼって見てみると、3勝4敗と勝ち負けが交互に続いている状態にあります。




 さて、そんなライジングゼファー福岡の今シーズンのスタッツについて改めて簡単に確認をしておきましょう。今シーズンの平均スタッツを福岡と対戦相手それぞれの目線でまとめるとこうなりました。



 そして、過去記事からの追加データとして2~3月の時期で抽出したデータもまとめてみましたので、併せて添付しておきます。過去記事にそれ以前の月ごとにまとめたデータもありますので、ご興味があればぜひ。




  こうやって、ライジングゼファー福岡のスタッツを改めて見てみると、ディフェンスに力を入れているチームだとわかりますね。



 シーズン平均74.7失点はB2リーグ1位の成績。相手チームのFG試投数、オフェンスリバウンド、アシストの少なさからも、堅いディフェンスが構築されていると考えられそうですね。



 事実、レイクスもシーズン平均得点が86.8点(B2リーグ2位)と高い攻撃力を誇るチームですが、ライジングゼファー福岡戦での平均得点は74.3点と大きく抑えられてしまっています。



 また、3Pのディフェンスにシーズンを通して力を入れていて、今シーズンの対戦相手の平均3P試投数は21.5本、2~3月に限れば20.9本となります。



 この数値よりも3Pシュートを打たないのはアルティーリ千葉(シーズン平均3P試投数:20.8)のみですので、ほとんどのチームがライジングゼファー福岡との試合では3Pを打つことから苦労していると考えられそうですね。




〇前回対戦以降の福岡



 ここからは、前回の対戦以降に注目してライジングゼファー福岡について見ていきましょう。


 まずは、前回対戦以前と前回対戦以降のスタッツをまとめた表を作ってみました。


 そうすると、福岡の最近の試合は攻守ともに今までよりも少しハイスコアな試合展開になっている傾向がわかります。


 福岡のFG試投数が増えていることから、攻撃回数を多くしてスコアを伸ばしていると考えられそうですね。

 また、福岡のターンオーバー、対戦相手のスティールが少ないことから、しっかりとシュートを打ってオフェンスを終えることが出来ていると言えそうですね。



 そして、福岡の平均得点が高い7選手のみではありますが、平均得点、シュート成功率について調べてみました。


 表ではシーズン平均、前回対戦以前、前回対戦以降の3つに分けて比較をしています。



 こうやって見てみると、以下の特徴があると考えられそうですね。

【前回対戦以降、最近の福岡の選手の状況を考える】
①ブライス・ワシントン選手のシュートが高確率
②パブロ・アギラール選手が3Pの確率、得点で苦戦
③谷口光貴選手が3P確率で苦戦も、他の選手がカバー
④平均得点の高い選手は、最近得点面の爆発は少なそう?


 本当はシュート本数も含めて考える方が、よりよい考察になるのでしょうが、そこまでは手が回りませんでした。


 ただ、B2は同じチームとの対戦がB1よりも多いので、対策がしやすい/されやすい面もあるかもしれないですね。



〇次節の重要性について



 次節の重要性についてはチーム公式のnoteからも投稿されておりますので、ぜひご確認ください。


 ゲーム差のことなどについても、しっかりとご説明頂いておりますので、ぜひ!まだ読まれていらっしゃらない方はご一読を!ぜひ!




 一部だけ、次節の試合に関わる部分を引用させていただきます。


西地区優勝へのマジックナンバーは「3」となり、次節は2位のライジングゼファー福岡戦。マジック対象チームとの2連戦ですので、1勝すればマジックは一気に2ずつ減ります。つまり、2連勝することができれば、その時点で地区優勝とセミファイナルまでのホーム開催を決めることができます。

みなさま記事へ飛んで、全文読んでくださいね!



 チームからも発表いただいているように、今度の試合に2連勝すれば西地区優勝・プレーオフセミファイナルまでのホーム開催が決定いたします。



 レイクスは現状、ホームの試合では22勝6敗で勝率78.5%、アウェーの試合では17勝9敗で勝率65.4%とホームでの勝率の高さが目立つチームです。



 その理由には、ブースターのみなさまの応援による所も大きいはずです。



 レイクスのプレーオフをホームで全力で後押しするためにも、残りの試合もみんなで応援していきましょう!



〇個人的な次節の注目点



 最後に個人的な次節の注目点について簡単にご紹介させていただきます。



〇 谷口光貴選手(SG/SF)



 まずは、SG/SFの谷口光貴選手です。



 レイクスOBでもある谷口選手は今シーズンここまで平均10.7得点(日本人選手ではリーグ6位)、3P成功率39.1%とすばらしい成績を残しています。


 3P試投数はここまで1試合平均6.1本でリーグ個人5位、日本人選手では個人1位の多さとなります。


 特にすばらしいのがコーナースリーの成功率で、左右両サイドからの成功率が50%を超えています。コーナースリーの本数も非常に多い中で高確率で決めてきているので、要注意ですね。


リーグ公式HPより




〇 重冨周希選手、中田嵩基選手(PG)



 次に注目したいのが、重冨周希選手と中田嵩基選手のPGの2選手です(重冨選手はPG/SG登録ですが・・・)。





 先述の通り、前回対戦以降ライジングゼファー福岡は平均得点の高い7選手での得点が少し伸び悩んでいる傾向があるようです。


先述の表です



 ですが、ライジングゼファー福岡の自体の平均得点は上がっている傾向にあり、その理由の1つはこの2選手の得点にあります。



 両選手の前回のレイクス戦以降の得点をまとめてみると、試合ごとに若干波はあれど、重冨選手・中田選手の得点面での貢献が大きくなっています



前回対戦以降の得点をまとめています



 2選手合計で2ケタ得点を取る試合も多くあるので、チームの得点を支えていると言えそうですね。


 また、地元福岡県にゆかりの深い選手でもあります。ホームでの活躍には会場の盛り上がりにも非常に大きな力となるでしょうから、しっかりと守りたいですね。




〇まとめ



・今節の結果次第で西地区優勝も決まる重要な1節
・ディフェンスが強い福岡は間違いなく強敵
・現状負け越している福岡に勝ってプレーオフに挑みたい



 チームの公式noteでもお知らせされているように、次節は非常に大きな試合となります。


 アウェー福岡の地での試合となりますが、ここでなんとか勝利を手にして、西地区優勝を決めたいところですね。


 プレーオフのホーム開催権の獲得はもちろん大事ですが、現状の勝率から考えてみると、B1昇格をかけた大一番の対戦相手がライジングゼファー福岡になる可能性も十分にあります


 その時、ホームでブースターのみなさまの後押しを得られるという事はもちろん重要ですが、プレーオフ直前の対戦で勝つことは、福岡相手にいいイメージを持つためにも同じくらい重要なのではないでしょうか。


 タフな戦いになるけど、今週もがんばれレイクス。


 おわりです!


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