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令和直前の買い物から改めて学んだ、中小企業診断士として大事にしたい事

先日、母の代理で買い物に行った際、中小企業診断士として大事にしたいことを改めて学べたと感じた出来事がありました。

そんな話をきっかけに、中小企業診断士6年目となった私の実活動も少し踏まえ、令和最初のネタを書いていきます。

◆買い物での出来事

今回探していたものは、縁があり母が入手したコイン型ネックレスヘッドに合わせて使うネックレスです。

条件はヘッドに合う18金のイエローゴールドであるということだけ。ネックレスの金額・長さは不問としました。

そんな条件下、とあるブランドの店員さんが出したネックレスは、当初2パターン。

1つはベーシックな物。もう1つはデザインこそ珍しいもののリーズナブルなもの。

その後、店員さんは、電話で私と母が話している様子を見ていたからか、3パターン目を出してきました(許可をいただき店内で電話していました)。

3パターン目は、金額こそ想定予算を超えるものでしたが、さらに特徴的なデザインで、ペンダントヘッドとの相性も期待できるもの。

これら3パターンのうち、みなさんならどのネックレスを選びますか?

(私たち母娘の結論は最後に)

私は、今回の買い物を通じて次のことを改めて学べたと感じました。

◆学び1:良質な提案力

良質な提案力は、PDCAサイクルに則ってインプット・アウトプットをらせん状に回していくことで磨かれるものだと考えています。

インプットばかりでは頭でっかちになる。アウトプットばかりではネタが古くなるし枯渇する。

中小企業診断士ってインプット過多・アウトプット過多という両極端な方々を見かける機会が少なくありません。

そこで、私自身はインプットとアウトプットのバランス、そして武器としての定着化にはいろいろと工夫しています。

そのうちの1つは、インプットしたことのアウトプット実験先として、所属先の部門を有効利用するというもの。

PDCAサイクルに則ってインプット・アウトプットをらせん状に回せますし、そこで結果が出れば、支援先にも安心して成功へのヒントとして提示できます。結果の出た所属先にも喜ばれているはずです。Win-Win(古っ!)

◆学び2:乗っかる力

私自身、スペシャリストとの交流は楽しみにしています。

スペシャリストによる良質な提案力を体験することは、日々どのようなことを考えてPDCAサイクルを回しいているのだろうと想像するだけで楽しいですし、インプットの一環になるからです。

そして、同時に、好機を自分で掴み取る嗅覚のチューニングにもなります。

中小企業診断士として活動している中で「こういう案件あるけれどやってみない?」と声を掛けていただいた際には、私の中での郷ひろみと林修がNGを出さない限りは乗っかる。

そうるすことで、自分だけでは知り得なかった風景を見れますし、体験できます。

中小企業診断士6年目となった2019年シーズンは、今まで積み重ねてきたご縁・人脈・乗っかりの相乗効果によって生まれた、現場で多くの人と触れ合うことができる活動ばかり。

本当に有り難いことです。

自分という個人だけではなく、育ててきた人脈も含めた環境も含めて自分。そんな考えを芯の1本に据えて、日々活動しています。

我の強さが悪さをすると、乗っかる力が弱くなりますし、意外性を受け入れられる懐も浅くなる……。注意したいものです。

◆購入したものは……

店員さんが最後に出した3パターン目のネックレスを購入しました。

ネックレス1本だけでも使える個性的なデザインで、かつ、ペンダントヘッドのデザイン・色がネックレスにピッタリだったからです。

値段は一番高かったですが、お金は母から預かっていたので、私の懐は痛みません(笑)。

ちなみに。
購入後、店員さんに「3本目のネックレスをチョイスした理由は?」と尋ねたところ、こう教えてくれました。

「完全に私の趣味なんですが……敢えて言うと、お客様の顔のイメージから想像するお母様のイメージと、華やかなデザインのペンダントヘッドを見て、ある程度存在感のあるネックレスがいいかと思いまして……」

なるほど。
私と母は見た目が似ていないのですが(そこは残念!)、背は低くともキャラの濃い母には、存在感があるネックレスがピッタリです。

さらに。
実は、母がインターネット検索をしながら「こんなネックレスなら相性がいいかな……」とピックアップしていた2本のうちの1本が、今回選んだようなデザインでした。母の好みを読み切ったこの店員さん、やはりプロです。

私たちは、中小企業診断士試験勉強を通じて様々な理論・テクニックを学びます。

理論は、知らないより知っているほうがいい。だけど、それだけでは顧客の心を掴めない。

立てた仮説を現場でぶつけてみて、反応を見る。また仮説を立て……。

この繰り返しによって、少しずつ形を変化させながら、柔と剛を併せ持った自分なりの必勝パターンが確立できるのではないでしょうか。

年々、現場で多くの支援に携わる機会が増えているおかげか、自分なりの必勝パターンがぼんやりと見えかけている今、中小企業診断士としても一人の人間としても、私は毎日が楽しいです。

そうそう。最近このブログでは、活動を広げるのか狭めるのかといった論点がいくつかありましたが……

私の場合は取捨選択しているというより、自然とそちらの方向にシフトしていっているという感じでしょうか。

飲んでるだけじゃないんです(笑)

頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。