僕が大手企業を目指したワケ④～転職編～
で3社受けて2社最終面接に進みましたが

1社だけ1次面接で不採用になった会社がありました。

父が勤めてた会社です。

当時売り手市場。

父の勤務先が中途入社の求人を出す事は
滅多になかったので

1度きりの人生、受けようと思いました。

ワンデー選考会と言う事だったので
一日で一次〜最終まで行うといったもの。

短期決戦で勝負が決まります。

何日もそわそわして
待つ事が出来ない僕には最高の条件。

定時後にエージェントと何回も
綿密な面接対策をしました。

いざ当日になり
会社説明会もその時にあり

説明のあと採用担当がきて

今日は一次面接のみになります。

えっ！？
当日に言わなあかん事なん？
説明会の前に言うてよ！

空振りした気持ちになりました。

しばらく待って、面接開始。
職務経歴や志望理由を一通り話しました。

その後に面接官が
「うーん、あなたはちょっといいかなぁ。
募集してる職種と違うんですよね」

ズバッと言うのね！

さすが大手社員の
自信とプライドってやつなのか！？

いやいや経験してる職種なのだが。
業種も同じよ。

その後に「ご近所やご親族で弊社に勤めている方はおられませんか？」

やっぱりバレてる！？

結果は不採用。
諦めがつきました。


これで終わったと。

帰りの電車の中で泣いたのを覚えています。

中学時代にお父さんの会社見学で
父の仕事場を見たこと。

進路で工学部を選んだこと。
研究室で関連するものを選んだこと。

ここで全く別の業種で探していく事を決意し
今の職場で働く事になりました。

奥さんの実家へ行く途中に
父の会社の工場を通るのですが

その度に
俺は「いらない人」だったんだなと

しばらく思い詰める事もありました。

僕の年齢でのモデル基本給が75万。
かなり魅力的でしたが

今思えば行かなくて良かったなと思います。

お金以上に失うものが
多くなるかもしれない。

幼馴染や父と引き合いにされるような人生が
待ち受けていたかもしれません。

何か自分の経験を残そうと思い始めたnote。

過去は変えられません。
しかし未来は変えられる！

これからどんな楽しい事が
待ってるやろなー！