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TOKYO TAKEI CLUB vol.2


2022年11月19日


この日はコンビでやっている新ネタ5本を行うライブ「楽園」の日だった。

毎月欠かさずやっているライブは諸事情で急遽中止になった。本番3日前の出来事である。楽園には辿り着けなかった。

劇場は押さえているからやらないとなればキャンセル料を支払わなければならない。
それでも良いかと思ったが良くも悪くも何もしないと言うのが出来ない性分であり「何とかする!分からん!出来る!と、思う‼︎」と鼻息荒くアイホーンの画面をビシバシ叩いた。


こうして急遽TOKYO TKAEI CLUB vol.2(以下トータケライブと記す)が決まった。


先に決まっていたゲストのヒガ2000さんは変わらず出てくれるとの優しいお言葉。
じゃあ1回目やった時に出てくれた面々だよねって事でその時の演者に声を掛けた。

ギぎギの榊原は二つ返事でOKしてくれ、
門田さんも「君に似合う花があるんだ」と言ったかどうか忘れたがわざわざ俺用のネタを持って出てくれることが決まった。

じゃあ前回も出てくれたロビンソンズさんはと思い連絡すると事務所ライブと被っていると泣く泣く出演は見送りとなった。
電話越しで分からなかったが、恐らく悔しくて北澤さんは泣いていたのではないだろうか。

絶対無理だよねと思ったがダメ元でランジャタイの伊藤さんに言うとやはり仕事でスケジュールは埋まっていたが、全くメリットのないライブ。わざわざ予定を見てくれるあたりが本当に優しい方だなと思った。


荒波タテオさんに電話すると
「今肉労(肉体労働=バイトの意)中ですよタケイさん!何なんですか全く!何⁈ちょっと待って下さい!スケジュールを確認しますね!ああそうだ!今出来ないなぁ!ちょっと肉労終わりで連絡しますよ!これはコッテリだなぁ!」
と絶対にバイト中にこっそり確認したろと思う速さで「出れます!」と出演が決定した。


元相方の高橋に連絡を取ると「その日は会食だ!」と断られた。
もうアイツのは飲み会ではなくしっかりとした金銭が発生する会食になっているのだと時間の経過を感じた。


そうして仲のいい人、呼びたい人と募っているとそこそこ良いメンツになってしまい「俺別に出なくて良くね?」と思ってしまった。


ライブは前半と後半で分けて行った。
前半に俺のピンネタとユニットネタを詰め込み、着替えの為、間に本多スイミングスクールを入れた。
正直もっと散らせば良かったと思った。


ピン「家庭教師」
ゴリゴリに好きなものを詰め込んだネタ。
とても気に入っているネタの一つ。
今回やるにあたって少し足したりした。


カドタのタケイ「ドデカミン」
カドタ、の、タケイ。である。「と」ではない。
以前に門田さんが他のユニットでやったネタらしく、今回俺に合いそうだということでやらせてもらった。

台本を見た瞬間文字数の多さに気を失いそうになった。

「以前やった時はどうでしたか?」
「ユニットの相方さんの力もあって反応良かったよ」
と言われてプレッシャーで首を吊るかと思った。
ネタは笑いどころでしっかり笑いが起きて、改めて門田さんはすごいなと思った。


ギぎギ榊原×タケイユウスケ「担任」
以前出てくれた時も俺の作ったネタをやってくれたのだけれど、今回も真夜中クラシック時代のネタをやりたいと言ってくれてやってもらった。

稽古時間などない。にも関わらず完璧に台本を頭に入れてて本当に凄かった。完璧にやってくれた。

今回のために少し台本も変えた。
前コンビ時代にもあまりやらなかったら緊張して吐きそうだった。


タケイユウスケ×荒波タテオ「訪問」
タテオさんが作ってくれたネタである。
台本にしたらペラペラで1枚で終わるようなネタだったと思う。
本番、タテオさんは舞台に呼ばれて役者としてやっている理由が分かった。まさに怪演。圧倒された。
それに合わせて自分の熱量が上がるのが分かった。

前日に高円寺の公園で稽古をした時は声も出せない環境で本当にネタ合わせという感じだったのだが、とにかく舞台で演じるタテオさんは凄かった。あの空気を体感出来て良かったと思えた。
出てもらって良かった。


他出演者のネタもとても面白かった。
良いライブになった。
そんな頻繁に出来るライブではないと思っている。
出来たらたくさんの人に見てもらいたい。

ライブのアーカイブは12月3日23時59分まで公開されています。

普通に見る分には1000円ですが応援チケット1500円もあり、それを買ってもらい誰が目当てか書くとその方に500円ギャランティとして入ります。

是非見て下さい。


また。


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