見出し画像

どうせ誰も見ていないのなら。③




8月31日。


「MAYONAKA CLASSIC LP.Vol5」を行い無事終えた。



今まで作ったネタを直し、完パケにした状態で臨むライブだ。

それに加えてゲストを一組呼び、ネタを一本やってもらい

長めにトークを行うライブである。



自分のライブの詳細を自分で書くなんて粋じゃないから書くまいと思っていたけど、
友人が「書いたらいいのに」と言ったので、

どうせ見る人もそんなにいないから、それを言い訳にLPでやったネタの事なんかを書いてみようと思う。



おそらくLPにわざわざ来てくれた人は少し僕らを気に掛けていてくれてるだろうから、
そういう人はLPの記憶と一緒に楽しみながら読んでみて欲しいと思う。



来れなかった人はLPに想いを馳せて読んで欲しい。
そして次回来てほしい。



*「」はアンケート用タイトル。()は本当のタイトル。





「上京前夜(夢)」




このネタを作ったのは2017年の12月の後半だったみたい。


月日が経つのは早い。
そのくらいだろうなぁと思っても、改めて思い返すと2年前かぁと思ってしまう。




作ってライブでやった時は全然ウケなかったイメージがある。
まあ他のネタで凄いウケてるイメージのネタがあるのかと問われればそんな事無いんだけど。




ネタばらしの時に

「ウケるぞ~これはウケるぞ~」

と思ったらそんなこと全然なくって、
その後もなんかフワフワとした感じだったから、何度かやってそのままやらなくなった。




LPをやることになって何か直せるネタはあるかとパソコンのフォルダを漁っていたらコレが見つかって。

それでもう一度直してみようと思い向き合った。


自分だけではどこが悪いのか分からず、
仲の良い「駆け抜けて軽トラ」というコンビを組んでいる小野島に相談をし直した。



ネタの大枠も、中身もほぼ変わらず、
結構直したはずなのだが何を直したのか覚えていない不思議なネタだ。





と書いて、一番初めくらいに書いたネタの台本を読んでみると、
極端に短かった。


考えてみたらこの時はたしか事務所ライブのネタ見せに追われている時期で、
3分以内で笑いどころしっかり見せてウケるネタを…!!!
って、精神的に追い込まれている時期だった。


一番下の事務所ライブに出れていないのが情けなかったし、
高橋にも申し訳なかった。



だからこの時期のネタを読んでみると、あまりにもボケや展開が雑過ぎて
それじゃあウケねぇよなぁと思ってしまった。




コントで大切なことは、そのコントの中の人物がその言葉を本当に言うかってところだと思っている。


勿論色んな芸風があって、色んな笑いがあるから一概にそうは言えないんだけど、

少なくとも僕の作るコントはそれがとても大切で、
それが無くなると途端ウケなくなるし、
何よりそのネタに愛着が湧かない。



だからLPをやる際いくつかこれどんなネタだっけ、使えるかな?
と思ってみたネタのいくつかはそういうズレた作り方をしていて
見れたもんじゃなかった。


今思うとそれほどに前の事務所のネタ見せと自分らの置かれた状況が悪かったんだなぁと思った。


勿論その中でも結果を残している人たちはいるし、
なんならそれさえも力に変えてやるようじゃないとダメだと思う。

だからこれは完全に僕の力不足に過ぎない。




そうやって結構セリフやボケを継ぎ足し、
ネタばらしの所も前は僕からだったのを高橋に変えた。

そうやって少しずつマイナーチェンジを施してやってみたら、
まあまあいい感じになったので良かった。



小道具で僕のギターを高橋が使うのだが、
高橋はギターなんか弾けないし、持ったこともほとんどないから
凄く丁寧に扱う。


「そんなにゆっくり置くと笑い逃げちゃうから、もっとこういう感じで置いていいよ」

と見せると

「そんな雑に使うの怖い。それなら持ってでもできるから持ってやるよ」

と言った。

良い奴だなと思った。


まあそれなら小道具用に自分で買って欲しいなとも思ったけど。







そして一息つく間もなく、次回のLPがもう決まっている。


前々回のから比べて前回のは1年半ほど間があったからこのペースは速すぎる。


ゲストは仲良しランジャタイ。


やはり人気があるから発表と同時に取り置きが入った。

関係者なんかも呼ぶとなると、劇場が狭い事もあり断る可能性もあるから
気になっている人は是非。



10月22日

「MAYONAKA CLASSIC LP.Vol.6」

場所 新宿ブリーカー(新宿区歌舞伎町1-28-3 武井ビルB1)

前売り1500円 当日1800円

開場19時10分

開演19時30分

ゲスト ランジャタイ

ネタ5本と、ゲストネタ1本。
ゲストとのトークを行うライブです。


画像1





この記事が参加している募集

イベントレポ

夢の一つに自分の書く文章でお金を稼げたら、 自分の書く文章がお金になったらというのがあります。