見出し画像

デザイン系学生からの質問に答えていきます

このエントリは、前回の続きです。

今回の授業にあたり、ひとつ工夫をしました。Googleフォームでリアルタイムに質問を受け付けることにしたのです。その結果、100件以上の質問が学生から寄せられました。

QRコードでURLを共有

盛り上がりました🔥

このエントリでは、当日答えられなかったことも含めて、いくつかの質問と回答を紹介します。

やっておくべきことについて

👩‍🎨 大学時代にやっておくべきことはありますか?

👨🏻せっかく美大に通っているのであれば、小手先の技術よりも「モノの見方」「考える力」を鍛えたほうがお得かなと思います。小手先の技術は働きながらでも教えやすいので。もっと言うと学びそのものよりも、学ぶ技術や学ぶ習慣を身につけることのほうが、その後の成長のためにはより大事かなと思います。

👩‍🎨 プログラミングを学ぶにあたっておすすめの本とかありますか?

👨🏻本じゃなくてWebサービスですが、今だとProgateが一番おすすめです。合わなかったらドットインストールとかもいいと思います。それらを活用しながら、なにか一つ小さくてもいいので完成させてみてください。

👩‍🎨 30代までにしておいたほうがいいことは何ですか

👨🏻まず、楽しいことじゃないと頑張れないので、いくらやっても苦痛じゃない楽しいことを見つけること。あとは(体調に気をつけつつ)死ぬほど働くこと。若くて体力があるうちに時間で殴っておくと、歳とった時に時間以外で殴れるようになると思います(個人の意見です)

サービスデザインについて

👩‍🎨プロセスのうちどの段階に1番時間をかけますか

👨🏻ケースバイケースですが、往々にして手を動かす時間が増えがちなので、考える時間と手を動かす時間を少なくとも5:5くらいにしたほうがいいかなと思っています。

👩‍🎨 給料をもらってインタビューを受ける仕事があると聞いた事があります。そこまでしてでもユーザーの声というものは大事なのですか?

👨🏻これはフェイズによるんですが、初期のデータがないタイミングだと定性的な意見に頼るしか無いので重要ですね。

起業について

👩‍🎨デザイン的思考が起業に影響することがありましたか。

👨🏻わりと全てに関して影響を与えていますね。プロダクトもそうですし、社内でなにかメッセージを発するときに、伝え方ひとつ取ってもデザイナー目線は入ってると思います。

👩‍🎨起業しようと思った理由、やっていけると思ったから起業したのでしょうか。

👨🏻いえ、やりたかったから起業しました。

仕事全般について

👩‍🎨 やりたいことが明確に見つかりません。いつから将来を決めてましたか。

👨🏻Webサービスもビジネスも、元々やりたいと思ってたわけではなく、やってるうちに好きになりました。ただデジタル作品をつくることは元々好きでした。ある程度のところまでは才能関係なく、費やした時間に応じてレベルアップできるので、膨大な時間を費やしても苦に思わないようなことをやると良いと思います。

👩‍🎨仕事してて楽しいと思う瞬間はいつですか?

👨🏻個人としては良いものを作れた手応えがあった時、作ったものにユーザーから良い評価が届いた時。チームでは目標の数字を達成できたりビジネス上の成果をあげられたときでしょうか。

👩‍🎨同業者との繋がりはどうやったら出来ますか?

👨🏻インターネット業界は勉強会文化があり、同業他社のデザイナーと繋がるのはわりとかんたんです。あとはTwitterですね。

世の中の変化について

👩‍🎨自分がやりたいことがソフトウェアを利用することでより効率よく出来るとなったとき、アプリなどを作りたいと思ったとき、何から取り掛かることがマストですか?

👨🏻一度落ち着いて、自分以外にもそれを欲しがる人が本当にいるか確かめることですかね。幻想をぶち壊していきましょう。

👩‍🎨 次にスマホが取り込むと思われる情報やプロダクトはどう予想されますか?

👨🏻割ともう取り込みきってるので、技術の発展や法改正などでこれまで何らかの理由で進出が難しかった分野に踏み込めるようにならないと難しそうですが...

このあたりは間違いなくあるかなと
・店舗 (ウィンドーショッピングのAR/VR化)
・病院 (遠隔診療の規制緩和 / 健康診断のオンライン化)
・銀行 (キャッシュレス化推進に伴う資金決済法/銀行法改正)
・学校 (次じゃないけど将来的に)

Twitterでも質問を受け付けます

授業を受けていただいた以外にも、学生の方に読んでいただけているようなので、もし質問があればTwitterでも受け付けたいと思います。以下のツイートにメンションいただければ回答させていただきます。


学生からのレポート

授業終了後に、学生たちの授業ノートデータをいただきました。200人以上がグラフィックレコーディングしてくれたようなもので、僕にとって何よりの報酬になりました。(似顔絵嬉しい)

リアルタイムQ&A以外にも、授業を改善できそうなアイデアがいくつか見つかったので、またどこかで授業してみたいなと思っています。講義依頼お待ちしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?