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2023年10月30日(月) ぼくの微力と音楽と。そしてゲンロンカフェに行った話。

定休日ということで午前中は音楽作業日。
今月録音した音源に打ち込みで音を重ねる作業。こういうのはやり始めると永遠に直してしまうから、今日やれたことで一応締切り。

GarageBandを基礎的な制作環境にしている。
使い込んでくるとやれることが案外多い。
僕のような兼業スタンスには丁度よいね。

来月またスタジオワークする予定があるので、生音の追加レコーディングを少ししたらミックスして書き出し、発表していくという段取り。
今日は次に録音する曲の基本的なリズムトラックの打ち込みもやりはじめた。
この一連の作業が自分のライフワークの一部として定番化させいくことが、継続と発展につながる実感がある。

夜は五反田のゲンロンカフェでトークショーを観てきた。現地参加は久しぶり。

ぼくは月曜日か火曜日しか参加できないので、今日は張り切って参加。

とにかくうまく説明出来ないのでイベント見てほしいんだけど、鈴木寛さん、乙武洋匡さんの教育に対する熱い思いが溢れる感動的なイベントだった。

未来を担う子供たちの教育環境の話ではあるのだが、大人である我々の教育(または学び)の問題でもある。

鈴木寛氏は民主党時代に教育改革に尽力し、安倍政権時に給付型奨学金の制度を実現した人なんだけど、恥ずかしながらそういった実績も知らず、いつかの選挙で落選した人という情報しかなかった。
政治家時代に粘り強く頑張っていたということなんだろうけど、そういう情報は本当に伝わってこない。
乙武さんの熱い思いもテレビやTwitterではわからなかった。
こうして4時間のイベントでじっくり語るなかではじめて彼らの真意の一部を掴めた気がする。
最後に政治参加の話になったが、このトークショーのようにじっくり時間をかけて演説や対話を楽しむ文化が生まれると良いと思った。
トクヴィル言うところの「喧騒」てこういう事なんだろうな。

ZEN大学についてのプレゼン。
2025年開学予定との事だが、認可が下りるかどうかはこれから。ぜひ実現して欲しい。

イベントのラスト、乙武さんのメッセージが余りにも胸熱で本当に泣きそうになった。乙武さんの挨拶を受けて鈴木寛さんのメッセージもすばらしく、当然東浩紀さんのまとめもお見事。その模様はぜひシラスのアーカイブで観てください。
ぼくは普段余り言わない一言ですが、これぞ「神回」というものでした。

乙武さんと記念撮影。気さくな人でした。
それにしてもおれの顔、丸いな…。

今日はゲンロンカフェで何人かに声をかけてもらった。ひとりは男性で、ゲンロンに足しげく通った結果先日行われた非公式総会でマジックショーを披露することになったあいつ。もう一人は女性で、ぼくのTwitterやnoteを読んでくれていて共感した事を伝えに来てくれた。思わぬ形で僕にも「読者」がいるんだなと思えたのは本当に嬉しかった。

鈴木寛さんが最後におっしゃった「微力だが無力ではない」という言葉が響きつづけてる。
ぼくのお店も言葉も音楽も、どれも微力で伝わってるか、役に立っているのかわからない。だから世界を大きくは変えられないのはわかってる。
だけど今日、ぼくが書いたものに共感してくれた人がいることがわかって、伝わるところには伝わっているし、役に立ててるのかもしれないと思えた。まさにぼくの微力は無力ではなかった。

明日からまた頑張っていく活力をもらえました。

僕の下手な説明ではなく、とにかく番組観てください。

あと、ゲンロン友の会に入ろう!
こんな素敵なコンテンツを提供してくれる企業を応援しようぜ。


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