何の影響かは分からないが壮大な物が好きな２０代。
これから漕ぎ出していく人生という大海を思ってか、演奏技術もそんなに無い中、SY７７というシンセで寝食忘れて作った事を思い出す。


ちょうどこの曲を打ち込んでいたとき停電になった。狭山の方でセスナが送電線を切って墜落したのだ。パイロットは亡くなった。
１／３まで作ったところで全てのデータを失ったが、生命と人生を歌う人間賛歌を作り上げることで躊躇は無かった。電力が復帰した後すぐに打ち込み作業を再開して一気に作り上げた。
当音源のボーカル録音は５年ほど前のものである。自宅で周囲の環境を気にしながらすべて一人で録音に臨んだ。
技術面などでは至らぬ点はあるが、当時の私を見つめる上で、そしてこれからも歌い続ける上で必要な楽曲である事から、公開することにした。
最近では弾き語りバージョンでライブ演奏をしている。