NPBへの要望を送ってみた。

https://npb.jp/form/opinionbox/

NPBの[ご意見箱]というサイトがあったので、先週の横浜スタジアムにおける誤審について意見を送ってみた。

4月14日(土)横浜スタジアムで開催されたDeNA×ヤクルト戦2回の裏DeNAの攻撃の際、桑原選手の打球を村上選手がダイレクトキャッチしたという判定で帰塁できず1塁アウトで併殺打成立となりましたが、映像を見ると明らかにワンバウンドキャッチであり村上選手もその実感があるから二塁送球をしたのだと見えるものでした。

しかし規定により下された判定が認定され、ツーアウト3塁でのゲーム再開でした。

私は審判の権威を守るべきという立場です。なので審判の判定を貶めるつもりなありません。しかし映像で確認すると明らかな誤審であることがわかる判定を訂正できない仕組みに問題があるのではないでしょうか。

間違った判定によりゲームの流れが止まってしまったかもしれない。野球は流れのスポーツと言われるように、攻勢だった流れを判定のミスで切られてしまうことは避けるべきである事に疑う余地はありません。

あのプレー判定以降ベイスターズは明らかに低迷しています。
チームの低迷はチームの問題ではありますが、流れのスポーツと言われる野球において誤審によってその流れを断ち切られたとしたら、まったく無関係とは言えないのではないでしょうか。
ベイスターズファンの戯言のように思われるかもしれませんが、相手チームのファンだって審判によるワンプレーの判断ミスが勝ちにつながったというのは不名誉な事です。
現代は映像によって細かく判断する事が可能な時代です。そんな中でも審判団の判定はほぼ完璧と言っても良いくらい正しく判断されています。が、やはりどうしても微妙な判断を要する時、疑義が出た時に昔の不鮮明な映像ならいざしらず、クリアな動画が必ず撮られている時代において希に起こるケースを審判の判断で映像確認する事になんの障害があるというのでしょうか。
東浩紀さんの新書に「訂正する力」というものがあります。
訂正すべきを訂正して前に進もうという思想が書かれている本書は、ここで示したケースにも当てはまります。
昨今、審判に対する罵詈雑言がSNSを中心に溢れ、審判の権威を脅かしていることについてはまったくの間違いだというのが僕の基本的立場です。
しかし本件のように明らかな誤審であることが映像によってわかってしまうものを突っぱねるように判断してしまうことこそが、審判の権威を貶める材料になってしまいます。
だからこそそのあたりを踏まえてルールを改訂していくことは、ポジティブな改革になるはずです。
昨年、DeNA京田選手の守備に対して阪神岡田監督が長時間にわたって抗議をし、それによってブロッキングのルールが即座に改訂されました。
つまりルール変更は出来るのです。
このプレーについて野球界の反応は鈍いように思います。問題視している評論家も殆どいません。あれだけ「京田ルール」で盛り上がっていたのにどうして今回は静かなのでしょうか。

と、このくらいの分量を送りつけたかったのですが、文字数が限られていたので引用形式で表示した部分だけを送ったのでした。

一週間経った今もあの判定に怒りを覚えている。

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