読者(リスナー)に届けるキモチ

朝みつけたこの記事に膝を打った。

シラスチャンネル「さわやかのカルチャーお白洲」のお便りコーナーへの回答で、これは全ての創作者に向けてのメッセージだと思ったのですね。

さやわかさんはとにかくコメントに対して真摯に答えてくれる方で、都度課金で時々シラス見てコメントするんだけど、かならず拾ってコメントし返しててくれる。この記事はその1つの質問に対する回答の文字起こしです。

ぼくも創作者の1人としてかなり響いた。引用するとこんな感じ。

このあいだのひらめき☆マンガ教室の講義で使ったスライドの一部をお見せします。

1.マンガを描く

2.時間内に完成

3.読者のことを考える

下に行くほど難易度が高いのです。(…)でも、重要度から言うと下から順に321の順で重要なのね。漫画を描くことは条件じゃん。普通のしゃべりましょうみたいなことだから。自分一人しか読者がいなければ簡単なことなんですよ。どれだけでもかけます。途中でやめてもいいし一年間かけて8ページとか16ページでもいいわけです。でもそうではなくって、「確実に締め切りまでに誰かの元に届けたいみたいなキモチを大事にしてくださいね、そういうものがマンガです。」というお話なんですね。

玄関先の言葉置き場(2021-01-01)

ここで大事なのはどんなに難易度は高くても読者のことを考える事を前提にしないと始まらないということ。

僕が参加していた創作サークル(作品を書いて合評会を開きつつ酒を飲む会)はこの辺りの意識の共有がなかったから止まってしまったのだと思う。サークル内で「参加者は作者であり読者である」ということを、さやわかさんが提示するような意識に持っていけていたらより創作の意識の持ち方も変わっただろうし高度な合評になったかもしれない。

そんなことを考えた。

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