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第3回目『マンガでわかる外国人との働き方』講座~ITエンジニア編~に参加して感じたこと

『マンガでわかる外国人との働き方』の著者であるちょまどさん(@chomado)、ロッシェル・カップさん(@JICRochelle)のイベントに参加してきたので、そこで気がついたことや共感したことの覚書です。
たくさんのトピックがあったので全部は紹介しきれませんので、印象に残ったものをつらつらと書いていきます。

全体を通して感じたこと

「あれっ、私の考え方って日本人的ではない?もしかして私は外国人なのか?」と思いました。
でも、そうではなくて、「外国人との働き方」と言っているけど、実は日本人だけのチームで働いている場合にもかなり多くのことが当てはまる内容だということに最終的に気がつきました。

空気を読まない

それぞれの国の文化によって空気は違う。だから、日本人の感覚の空気なんて、外国人にはわからない。当然、日本人も米国人やその他の国の空気なんて読めるはずがない。

このエピソードの派生としては「会議の終了時ににはNext Actionを明確にして」ということも言っていました。
日本の会議だと、なんとなく会議が終了して、結局次のアクションが明確でないことが多いと感じてるそうです。それは日本人は阿吽の呼吸でなんとなく理解できるけど、外国人の方々はそんなのわからないとのこと。

絶対に発言する

会議に出席したら絶対に発言すること。ちょまどさん曰く「Microsoftでは会議で発言しなかったら次の会議には呼ばれない」そうです。
それは、発言しない -> 会議にいる意味がない -> その人の時間がもったいない ということで、その人の時間を有効活用してもらうための措置だそうです。

なるほど、確かに日本の会議では10名くらい出席者がいても、喋ってるのは2,3人なんて結構経験してきました。たしかに無駄ですね。

強引にでもインターラプトする

英語でまくしたてるように会話が進むと、なかなか割り込むことができずに、自分の意見を言えないことがあります。でも、そんなときには、話の途中でもどんどん割り込んで良いそうです。
たとえば、Hey!Hey!Hey!と言って割り込むとか、両手でタイムアウトを示すTの字を作ったり、相手の話に乗っかって話に割り込むとかするとよいとことです。

なるほど、よく考えると、日本人だけの会議だと、同じような手段を使ってうまく割り込めている気がします。英語の会議だからといって遠慮せずにというか、特に英語だと理解力がさがるでしょうから思い切って割り込む勇気が必要ですね。

日本語で話しかけられたら日本語で返す

外国人が頑張って日本語でコミュニケーションを取ろうとしているのに、それに対して英語で返されるとがっかりするそうです。せっかくの日本語の学習チャンスをそいでいることになるので、やめてほしいそうです。

これは、ハッとしました!なるほど、逆の立場で考えれば嫌ですよね。過去の経験でいうと、私はこの過ちを結構していました。今後は気をつけたいと心にとめました。

結論から話す


日本人は起承転結で話したがる人が多いので、結論に至るまでに集中力がきれて、結局なにを言いたいのか理解できなくなるそうです。
まず最初に、結論を言うのが大切で、できれば最後にも結論を繰り返す、結論サンドイッチがよいとのことでした。

これは日本人同士でも同じだと思います。多分、理路整然と論理建てて説明したいのでしょうが、結論がわからないとずーっと、「こいつなにを言いたいんだ?」と思いながら聞いて、イライラすることが多々あります。
なので、日本人同士の会話でも結論サンドイッチ推奨だと考えています。

英語(他国語)上達の方法について

以下の今回のイベントで聞いた具体例に共通することは、英語がわからないとどうにもならない環境に自分を置いて追い込むということだと理解しました。
その状況を如何に楽しめるようにするかというところが大事なのかもしれません。

 恥ずかしがらずに拙い英語でも勇気を持ってコミュニケーションをとること
これは、ちょまどさんの実例がすごく面白かった。
I want you to check my report.と上司に言いたかったんだけど、話しかけたところで頭が真っ白になってしまいI want you...I want you...と繰り返してしまい上司にドン引きされたという逸話。その後、上司から、優しく英語を指導されたそうです。
それに比べて恥ずかしい失敗なんてない。だから遠慮せずにどんどん英語で話してみるべきだとのことです。

これは私の経験も重なります。インドへ頻繁に出張しはじめたころ、インドの会社(発注先)との1対1でのミーティングで勇気を振り絞って、ほんとうに拙い英語で一生懸命話しました。最初は「通訳つれてくる?」なんて言われてしまったのですがお断りして、一生懸命話していたら内容を理解してくれました。
そんな経験をしながら頑張って英語でコミュニケーションをとりつづけたら、ある日、エンジニアの方から「お前の英語は丁寧で、とてもわかり易い」とお褒めの言葉をいただけえるまでになりました。

私は最近、「外国人が日本でつたない日本語で質問してきたら、あなたは一生懸命聞きますよね?それの逆です。あなたの拙い英語も外国人は一生懸命聞き取ろうとしてくれるので、遠慮せずに喋りましょう」って結構いろんな人に話していたのにも共通しますね。

ゲームを英語設定でプレイする
ゲーム中の説明や台詞が読めないとプレイできない。嫌がおうでも英語を理解できるようになるとのことです。

これは、わからないでもないです。スマホのゲームで時々日本語に対応していないものは英語でプレイしますが、最初わからなくても、プレイしながら、英語の意味に気がつくこともしばしばあります。

Netflixの英語字幕を活用する
英語のドラマや映画を英語の字幕で見て、聞き取れなかったら、字幕を読むとよいとのことでした。
大抵のケースは字幕は文字数制限で要約されていたりするのですが、Netfilxの場合は台詞のままなのが良いとのことです。
(これを書いている時点でNetflixに加入していないので真偽はわかりません)
なお、ちょまどさんは友人からフレンズというドラマを進められたそうですが、リア充っぷりが辛くて無理だったので他のドラマで実践したそうです(ちょまどさんおすすめのタイトルはメモってなかった…)。

そういえば、数年前にThe walking deadというドラマを見たときに、主人公がTrust me(私を信用して、私を信じて)と言っていたのを聞いて、あー私だったらBelieve meって言っちゃうな、そうかTrustを使うのかと心に留めたことを思い出しました。

辞書をひいて、メモを取る
これはロッシェルが日本語(?)をマスターした際の経験です。わからなかったら辞書をひいて理解する。そして、それをノートに書き留める。
言語(単語)を覚えるには一度ではなく何度も遭遇することが大事だそうです。

これもインド出張の際の私の経験ですが、ホテルからオフィスまで片道一時間の車の中で、常に電子辞書で英単語を調べていました。
出社時にはその日言うつもりのことをどう言おうか考えながら必要に応じて辞書を引いていました。
帰宅時にはその日、言おうとおもったけどうまく言えなかったことをどう言えばよかったのかを和英辞典や例文辞典で引きまくっていました。そして、単語がわかったら、今度は英和辞典でひいてみて、どういう日本語になるのかを調べて違和感がないか確認していました。
これを重ねているうちに、結構スムーズに単語がでてくるようになりました。

最後に

今回のイベントはとても有意義した。自分の感じ、考えてていることは、外国人も同じことを感じているということを知れたのが一番よかったです。

そして、なにより、こんなイベントを参加費無料で開催してくれた、ちょまどさん、ロッシェルさんとその仲間たちに感謝したいと思います。


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