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第2回 患者さんの笑顔のために。渡邉院長が大切にしていること

1ヶ月ぶりの”こんにちは”ですね。長崎県・西彼杵郡・長与町「渡邊歯科医院」で受付を担当している出田(いでた)と申します。

初めてとなる前回の記事では、渡辺歯科医院の院長である渡邉 威文(わたなべ たけふみ)先生のバックグラウンドの話を中心にお聞きしました。

当院が長く長与に住む人々に親しまれてきたこと、そして二代目である渡邊院長がどんな想いをもって長与に戻ってきたのかについて、知っていただけたのではないかと思っております。

さて今回は、「渡辺歯科医院」がどんな風に患者さんと向き合っているのか。治療方針や具体的な内容についてお伝えしていきます。

長与に暮らすみなさまに、「渡辺歯科医院に行ってみたい!」と思っていただけるよう、今回も張り切ってまいります。

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一本の虫歯ではなく、その人自身を見る

ーー それでは院長、今回もよろしくお願いします。前回は「木を見て森も見るような、全体的な治療を大切にしている」というお話をお聞きしましたが、当院ではどのような治療が受けられるのでしょうか?

本当にその人に合った治療をするために、初診では骨格や歯並び、治療歴といった患者さんのデータを丁寧に把握しながら、時間をかけてカルテをつくることからスタートしていきます。

ーー 診察で歯の状態を診て、レントゲンを撮影したりしますよね。でも骨格ってどのように調べるのですか?

顔や口の中をカメラで撮影して調べていきます。歯医者さんなのに「顔の写真を撮られるなんて!」と抵抗感を持つ患者さんも多いかなと心配していましたが、みなさんにご理解いただけているようです。

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でも、目的や必要性がハッキリしないまま、顔の写真を撮られたらみなさん不安を感じますよね。だから、検査や治療の目的はしっかりと丁寧にお伝えするようにしています。

ーー 病院で検査をする時も、患者側は何も理解できていないのに、お医者さんや看護師さんに促されるままどんどん進んでいくことありますもんね。患者さんにとって、治療の目的を明確にしてもらえるのは安心しますね。

患者さんが僕のやり方に耳を傾けてくれるのは、父をよく知るみなさんだからというのもあります。僕が長与に帰ってくる前、「新しく息子が医院長になり、スタッフも変わるけれど、しっかり言うことをきいてやってくれ」と、父から患者さんに話をしていてくれていたようです(笑)。

治療の進め方も方針も親子で全然違うのに、一度もやりにくさを感じたことはありません。その点に関しては、本当にありがたいことだと思っているんです。

ーー 「渡辺歯科医院」が、この街で長年愛されていることが伝わってくるエピソードですね。お父様と患者さんとの間に信頼関係があったんですね。

息子先生(私)が「なにやら新しいことを始めようとしているぞ」と感じ、受け入れていただいているこの状況は、なかなか無いことですよね。だからこそ「患者さんのQOLを絶対に上げていきたい!」という強い熱量が、私の中に生まれてきたんです。

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「虫歯を治療して、はい!終わり」という治療はしません。健やかな歯が長持ちする環境作りが僕の仕事なんです。だから「目の前の患者さんが笑顔になれる治療ってなんだろう?」っていつも想いを馳せるようにしています。

ーー そうか、だから一人ひとりに合った治療のゴールを設定して、時間をかけて状態を調べるのですね。

少し大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、歯がきれいになると、人生が変わるんですよ。以前、私が師として慕う先生が「歯が良くなると、自分に似合うメイクや髪型に変えて洋服も変わる。歯がきれいになるだけで、性格が前向きになるんだよ」と仰っていたんです。

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実際に私も長与で診療を始めてから、そのことは実感しているんですよ。歯がボロボロだった高齢者の患者さんが、治療期間が終わった後にお会いしたときに口紅を塗って、いつもより素敵な笑顔になられていたんですよ。

ーー 笑うときに遠慮がちに口元を隠していたけれど、治療を終えて笑顔になって帰られる方っていらっしゃいますよね。

自分の歯でおいしい食事を楽しんだり、楽しいときに歯を気にせず思いっきり笑顔になれる。気づかぬうちにその人の日々の暮らしが明るくなっていくんですよね。心が前向きになって、自己肯定感が上がるというか。

日々アップデートされる治療法。だからこそ、外に出て、学び続ける

ーー 先代の院長に続き、これからも「渡辺歯科医院」が長与の人々の健康を守っていくんですね。

そうなれればいいなと(笑)。ただ、実施の治療の部分に関しては、地域密着になりすぎてはいけないと考えているんですよ。

ーーどういうことですか?

ここ数年で歯科医療の技術は急速に進化しています。東京や福岡など都心に暮らしていれば当たり前に受けられる最新の治療を、この街に住んでいるからといって知ることもできないなんて、そんなのあんまりじゃないですか。だからこそ私自身が外に出て知見を広げる必要があるのかなと。

ーー 医療の地域格差は、気づかぬうちに広がってしまいますし、なんとも歯がゆい問題ですね。先生は若手時代にも勉強会によく参加されていましたよね。同じ会でしょうか?

それとは別の会です。若手時代に参加していた勉強会で、僕と同世代で高い技術をもった先生が関西にいるという話を聞いたんです。いてもたってもいられなくなり、後先考えずにその先生がいる病院に電話をかけて、会いにいきました。当時は山口県に住んでいたのですが、大阪や神戸で開講されている勉強会に毎回、参加していました。

ーー 前回のお話でも思ったのですが、先生の行動力ってすごいですよね。その原動力って何なのでしょうか?

もちろん「患者さんのために!」という思いが1番ですけれど、単純に私自身、好奇心が強いんだと思うんです。。こんな考え方で治療をしている先生がいるのかと思うと、ワクワクしてもう我慢できない(笑)。すぐに会いに行っちゃいますね(笑)。

ーー 純粋に歯科医療が好きなんですね。

そうかもしれません(笑)。こんな治療をしているこの先生に会いたい!と思うと、いつでもどこでも飛んでいきます。だから好きなんでしょうね(笑)。自分ではこれが普通なのですが、「わざわざ長崎から来たの!?」と驚かれることも多々ありますね(笑)。

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最近では、インプラントに関する勉強会で、教える立場として若手の指導も行っています。同世代の仲間や、高い技術をもった若手の先生たちには、本当に刺激をもらっていますよ。経営者としても、臨床の現場でも、自分とキャリアや世代が近い方達がどんどん新しいことにチャレンジしている。そんな最新の歯科技術にふれるたび、僕も長与でがんばろうと背筋が伸びますね。

得た刺激を、長与という街に還元したい。こころはいつも長与にあります。でも、技術まで地域密着にならないように、僕が積極的に外へ出て、学び続けていかなければと思っているんです。

【後記】

今回は「渡辺歯科医院」の渡邊院長の治療方針についてお聞きしました。

丁寧にカウンセリングを行うのは、その人の状態に合わせた治療の先にしか、最適な答えがないと考えているからだったんですね。なんだか、オーダーメイドでスーツやシャツを仕立てる感覚に近いかもしれません。

それにしても、先生のフットワークの軽さにはびっくりです!歯のことになると、目の色が変わっちゃうんですよ(笑)。最近も、新しい知見を得るためにクリニックを飛び出していましたよ(笑)。

さて次回は、当院の新たな治療スタイルや地域のみなさまとの関わりについてご紹介していきます。きっとまた驚きをお届けできるはず!それでは来月、お会いしましょう。お楽しみに!


◎ 長崎県 西彼杵郡 長与町にある“街の歯医者さん” 渡辺歯科院のHPはこちら。歯のこと、健康のこと、お気軽にご相談ください!

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