39週 愛育病院 計画麻酔分娩 当日③出産!!その後の胎盤観察など。

18:15
またなんともなくなって、今度は右むいたり左むいたりしながら旦那とのんびり過ごす。まだまだ時間かかるのかなぁー…
と思ってると、なんとなくウンチしたい感覚が。
あれ?これがお尻押される感覚?うーん。痛くは全くなくて、なんともいえない、やっぱりウンチ出そうな。これは赤ちゃんが下りてるのか、ただほんとにウンチが出そうなのか…(そういえば麻酔してから何回か静かな部屋でオナラが出てとても恥ずかしかった…。たぶん麻酔のせいで止められないんだよね。幸いに旦那と2人だけのとき。)
かすかなので迷ったけれど、「スグ!」と強調してたし、一応ナースコール。
マリちゃんが来てくれて、診察。
「もう髪の毛見えてますよー!♪」って
「えぇぇえええ!?」超びっくりの私と旦那。
「あ、でもこれはちょっと旦那さんには見せられないです~♪ 犯罪になっちゃうからー!家族だから犯罪ではないかー♪」
とのんきなマリちゃんの様子に、まだ時間かかるのかな?
と思ってると、先生と思わしき人と他のスタッフさんんも何人か入ってきて、なんだかすごいスピードでバタバタ機材の準備を整える。
え?とぽかーんとしてると、
ベッドの形状が買えられ分娩体制へ!
「じゃ、いきみましょう!」と先生。
わぁいよいよ!!気合を入れる!このときって、前回も思ったけどなんだかジェットコースターに乗るような気分。
「陣痛の波がきたら!(←あまりわからない)」
「はい、すってーーー 止めて! いきんでー! 上手ですー!!」
麻酔も効いてるし、いまいちちゃんとできてるのか当人はわからない。
「じゃ、今度はここ持っていきましょう!」
横じゃなくて、下のほうに取っ手がついていて、たしかにそこを握るといきみやすい!
「はい!すってー!!とめて! いきんで!ストップ!ちょっとずつ!いきんで」

え!?どっちどっち!?いきむの!?え?
うまく聞こえなくてどっちかわからなくて上手くできなかったよ!
でもちょっといきむ感覚わかってきた、次は先生の言うとうりにうまく・・・

「出ました~~~~~~~~~!!!」

え!?え?もう?え?
ズルンっとした感覚がして、
足の間から青白い、頭に血がタラタラついた赤ちゃんが…
えっ怖い!!
「おぎゃーおぎゃーおぎゃー」

あぁ、産まれた…
納得する上手ないきみをする暇もなく産まれたよ・・・!
隣で涙ぐむ夫。
私も状況を理解すると涙があふれてくる。感動、というかは心の底からホッとして、というかんじ。前回もそうでした。
すぐに看護師さんに綺麗にしてもらって、
次見たときは、ちゃんと赤い色で血が通ってる赤ちゃんでした。
小さい。可愛い。泣いてる。。

「頭の形とっても綺麗ですよ~~!!」
と助産師さん。最初に注目するところそこなんだ!

18:51出産。陣痛から約5時間。
2800gほどの元気な女の子が産まれました。
長女が3400くらいあったから、よけいちっちゃく感じました…

さわるとお腹がへこんでて、パンパンのおなかで、お腹の中から動いてたのを感じてた日々が、なんだか夢だったみたいです。つい昨日のことなのに、なんとなくリアルな感覚として思い出せなくなる、、 表現しにくいけれど、長女のときも同じような感覚でとてもさみしい喪失感?がありました。すぐ隣にお腹の中の子がいるのに不思議。

さて、なんやかんやお腹の中身を取り出し、会陰の縫合。
なんと今回は切らなかったのです!!やったー!!
でもちょっと中の方が切れたから、少し縫っておくとのこと。おしっこのそばに細かい傷入ってるから、しみるかもとのこと。そんなことがあるのね。

経産婦でのびてたからなのか、この子の頭が小さかったからなのか、毎日ぬってた自分のカンに頼って作った特製オイルが効いたのか(マッサージはめんどくさくて結局3・4回しかしてない。)
…わからないけど、とりあえずザクっとやられなくてよかった(;▽;)

先生が、前回の会陰切開の傷を見て、「これは前回相当痛かったですね~ 今回は全然楽だと思います!」とのこと。
そうだったのか。人と比べられないからわからなかったけど、やっぱりあの産後の悲鳴を上げそうな会陰の痛みがずっと続いたのは、会陰切開妊婦の中でもかなり痛い方だったのね。
切った位置もどう座っても痛いかわいそうな場所だったとのこと。
あの東大の医者の腕が悪かったのか、長女の頭がでか過ぎたのか…

今回は出血も少なく、お腹にぶすっと子宮収縮のための注射を刺すこともなく、とてもとても安産でした。
ただ、産まれるときに胎盤が先に剝がれてしまう症状が起きていて、それはかなり危ない症状だったらしいです。すぐに産まれたので問題なかったけれど、これで出てこないと危険らしい。よかった…


いろいろと処置が終わり、カンガルーケアも行い、赤ちゃんも先生たちも出て行き、旦那さんと2人に。
いろいろ話したいと思ったけど…
スーと魂がぬけましたzzz
あぁ死ぬときってこんな感覚なんだろな…って朧げに思いつつ。
前回も同じ感覚だったな。前回は出血多量の貧血で魂ぬけたけど、今回もおなじとは!
ぜんぜん痛くなくて気持ち的には全く疲弊してなかったけど、体はちゃんとあの拷問のような陣痛を受けたわけで、疲労困憊していたのでしょう。
チョッパーが痛みは体の不調を教えてくれる大事なバロメーターなんだっていつか言っていたけど、本当にその通りだなぁなんてぼんやり思い出したり。

30分くらい寝てたかな?せっかく入院前の最後に旦那さんとゆっくり話す時間があったのに 
起きたらすぐマリちゃんが戻ってきました。
「胎盤見たかったんですよねー?」と持ってきてくれました。
そうそう!そうなの!楽しみにしていました!貴重な自分の内臓を観察できる機会!!もういろりろ全部片づけられてたから忘れられてるかと思いました!
「けっこう見た目アレですけど…大丈夫ですか? とくに旦那さん!男の人は気持ちわるくなったりしちゃう人いるんで苦手だったら うんたかんたら」
と、すごい前置きのマリちゃん。
旦那は職業柄グロいの大丈夫ですー…
と説明する暇もなくしゃべり続けてるので、大丈夫!とだけ伝えて、オープン!
東大では胎盤だけだったのですが、なんと今回はへその緒も一緒に見せてくれました。
うん、前回と同じ。臓物!ってかんじ。両手にのっけられるくらいの大きさで。細切れにしたら焼肉屋さんで出てきそうなかんじ。
「触っていいですか?」と言ったら手袋までかしてくれました。
遠慮なくずぶずぶ好奇心のまま押して観察させていただきました。胎盤はムニムニ、へその緒はコリコリなかんじ。へその緒は想像以上に大きくてかたっかた!
写真撮るのはNGだそう。撮るつもりなかったけど、思わず「えっどうして?」と聞いてしまいました。
だって自分の体の一部じゃない?著作権?撮影許可権?はどちらかといえばこちらにあるような…
マリちゃんもいまいち理由はわかってない様子でした笑

そのあとは赤ちゃんがまた入室し、撮影タイム。
マリちゃん1ポーズにつき30枚くらいとってくれるサービスっぷり笑
そのおかげで今回は人に見せられる記念の写真ができました♡(長女のときの産後直後写真は顔ひどすぎてお蔵入りさせた)

そして病室へ。パパはここでお別れです。会えるのは1週間後、さみしい;;

21:00
病室で担当の助産師さんにバトンタッチ。
「赤ちゃん連れてきますか?今日はあずかりましょうか?」との申し出に
「お願いします‼ 朝まで今日は寝かせてください!ミルクあげていただいて大丈夫です‼」と食い気味にこたえる。
すんなりOKでよかった…

そしてやっとごはんです。おなかすいた!
22:00
旦那から連絡がはいってなかったので、
「まさか私の超安産の代償に交通事故に…!」といきなり心配になりましたが、
ちゃんと家に着いたと返信がありホッとしました。

こうして次女の出産が無事終了しました。
なんだか何のトラブルもなく、びっくりするほどの超安産&痛みなしで超らくちん♪なお産でした。
妊娠中も(私は辛かったですが)赤ちゃんには何の問題もなく、水天宮様のお力なのか、もともと子宮が健康なタチだったのか、ただ経産婦だったからなのか、妊娠中に大金をはたいて通った整体のおかげだったのか、理由はわかりませんが、
友達にもいろいろと妊娠出産時トラブルがあったママも多いので、本当にラッキーだったと思います。

もしかしたら人生最後のお産、とっても良い思い出になる一日が過ごせて幸せです。

計画&麻酔分娩、経産婦さんにはとてもおススメかと。もちろんこんなモデルケースのようにはいかないことも多々あるんだとは思いますが、ほぼ痛みなく産めるのは体も楽だし、上の子を預けることもあるので、出産日が計画できるのもとても助かりました。
何より良い思い出の一日に。給料3か月分の出産費用かかっても、私にとってはやる価値ありました。

長い出産記録、人生の中でも特別な1日なので備忘録として綴りましたが、読んでいただいてありがとうございます。少しでもこれから子供を迎えるかもしれないどなたかの参考になったならば幸いです。


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