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生きてるだけで儲けもの、オートリジェネ投資の実際

 皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
 突然ですが、私は年間約200万円程度の配当金/分配金がチョコチョコ入って来ております。何もしないでもインカムゲインが得られる状態です。そんな「オートリジェネ投資」について今回は紹介します。

オートリジェネ投資とは?

 私のポートフォリオの多くは国内株式、J-REIT、インフラファンドなどで構成されています。国内株式は3月決算の銘柄が多いため、配当金到着が6月に集中します。
 一方、J-REITやインフラファンドは決算月が分散しているため、年間を通して分配金が得られる時期が平準化しています。

2018年からのインカムゲイン推移
(青いバーが2023年)

 年間を通じて配当金と分配金が得られている状態です。「オートモード」と表現する投資家さんもいるようですが、インカムゲインがちょこちょこ入ってくる様子から、FF好きな私は「オートリジェネ投資」と名付けました。

 FFとはスクエア・エニクスの王道RPGであるファイナルファンタジーのことで、リジェネとはFFに出てくる回復魔法のことです。通常使われる回復魔法のケアルなどは体力回復が1度なのに対し、リジェネについては回復量は少ないのですが一定期間効果が持続します。リジェネをキャラクターにかけておくと、敵からダメージを受けても自動的に体力が回復します。自動なのでいちいち回復する手間が省け、戦闘を有利に進めることができます。

 私も日々の生活において、週に2、3回の頻度で 2,000~5,000円程度のインカムゲインがちょこちょこと入ってくるので、感覚としてはリジェネに近いと考え「オートリジェネ投資」と名付けました。

2023年6月のキャピタルゲイン実績の一部

オートリジェネ投資のメリット、デメリット

 オートリジェネ投資で得られたインカムゲインは全て再投資に回します。したがって、生活が豊かになると感じたことはありません。しかしながら、サラリーマン稼業以外にちょこちょことと収入が得られるのは、なんとも言えない安心感があります。
 
「分配金や配当金は課税されるので、損である」という考えがありますが、やはり現金でインカムゲインを得られる安心感は大きいです。再投資する銘柄も都度変えられるので、市場の状況に合わせて再投資が可能です。
 一方のデメリットは、分配金や配当金には 20.315% の税金がかかるので、そこが一番のデメリットです。また、銘柄数が多くなるので、投資信託などに比べると手間がかかるのもデメリットです。

オートリジェネ投資のリスク

 毎月のインカムゲインが傷を癒してくれるオートリジェネ投資ですが、投資なので必ずリスクは存在します。例えば、高配当株は潜在的なリスクがあるために、株価が下がって高利回りになっています。一般的に高利回りの銘柄であればある程リスクは高くなります。
 例えば、一時期、日本郵船、商船三井などの海運銘柄の利回りが10%を超えたことがありましたが、これは一時的に配当額が跳ね上がっただけでした。現在は3.5~5%程度になっているようです。
 また、インフラファンドは6%程度の利回りがあります。しかし、利回りの源泉であるFIT制度が今後縮小していく見通しとなっているため、今後、いつまでこの高い利回りを維持できるのか、分かりません。リスクは吟味する必要があります。

まとめ

 いかがだったでしょうか?オートリジェネ投資は、高配当株、J-REIT、インフラファンドでポートフォリを作り、インカムゲインを平準化し、現金で不労所得を得られる方法です。しかし、高配当の銘柄の中には高いリスクを抱えるものもあるので、リスクコントロールについてはしっかりと考える必要があります。


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