見出し画像

訪問看護の医療保険、介護保険ってわからん😕

こんばんは、訪問看護師の大豆です。
私が訪問看護を始めたとき「この訪問は医療保険?介護保険??やることは変わらないしまあいいか」とよくわからないまま訪問をしていました。
いい加減ですね💦

訪問診療は医療保険ですし、訪問介護は介護保険でサービス提供していますが、なぜか看護師だけ医療保険と介護保険両方の訪問があります。

訪問看護を始めると混乱しがちなところなので、訪問看護の医療保険と介護保険の違いについて簡単にお伝えします。

医療保険で訪問するのはどんな人?

  1. 精神科訪問看護

  2. 特別訪問看護指示書(いわゆる特指示)が出ている人

  3. 40歳未満の人

  4. 40〜64歳で別表7、8に該当している人

  5. 65歳以上でも介護認定を受けていない人

精神疾患の人や重症者、介護保険対象でない人が医療保険になるイメージですね。

※別表7、8ってなんだよ💢って感じですよね。
別表7は「厚生労働大臣が定める疾病等」のことで、末期癌や難病、人工呼吸器が必要な方など、手厚い看護が必要な方達です。
別表8は「厚生労働大臣が定める状態等」のことで、人工肛門がある方や真皮を超える褥瘡がある方など、特別な管理が必要な方達です。

※特別訪問看護指示書は??
これは退院直後で状態が安定していない方や、褥瘡で頻回な処置が必要な方に連日訪問することができるように医師の判断で出す指示書です。

介護保険で訪問するのはどんな人?

  1. 65歳以上で介護認定済みの人

  2. 40〜64歳で特定疾病で介護認定済みの人

介護保険対象者で介護認定済みの人が介護保険になるイメージですね。
ただし、特指示が出ている人や別表7に該当する人は医療保険での訪問になります。

医療保険と介護保険、それぞれの特徴

医療保険と介護保険は報酬の出所が違いますが、違いはそれだけではありません。
医療保険での訪問看護は原則3日までしか訪問できませんが、介護保険は単位数の中でしたら毎日でも訪問可能です。
ただし、医療保険でも別表7、8該当の人や特指示の人は連日訪問可能です。

まとめ

ざっくり言うと高齢者は介護保険での訪問になり、若者や精神疾患の方、重症者は医療保険になります。

特指示など特例はありますが、医療保険での訪問看護は原則3日までしか訪問できません。一方で介護保険は単位数の中でしたら毎日でも訪問可能です。

簡単ではありますが、訪問看護の医療保険と介護保険の違いについて簡単にまとめてみました。
わかりにくところやもっと詳しく説明してほしいところがありましたらコメントいただけるとありがたいです。

保険制度って複雑で理解しにくいですよね💦
ただ、保険によって訪問の制限の違いがあるので、訪問看護をプランニングするためにも保険の違いについてある程度把握することが必要だと最近は考えるようになりました。
わからなくても調べてれば自然と覚えますしね(笑)
ボチボチ勉強していきます。


つぶやき

今日は4月1日新年度です。
新しい場所で働き始めた方が多いと思います。
私も今日から別のステーションに異動になりました。
新しい環境になりますが、色々な刺激を受けながら頑張っていこうと思います。
皆さんの今年度が良い年度になるようお祈りしています。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

令和6年4月1日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?