見出し画像

サイコロ切符DE出雲旅(番外編・サイコロ切符におもうこと)

<ネット予約の柔軟性を>
今回、サイコロ切符の利用ルールが、前回と変わり、窓口での変更取り扱いは一切できなくなった。とんでもない格安きっぷだし、まあ制約があるのも仕方がないと思う。前回のルールは、発券後も一回だけ変更可能と、結構ゆるかった。
しかし、もしかしたらそれによって山陽新幹線で一部の列車にサイコロ切符を使った客が固まるという現象も出ているのではないだろうか?
ネット予約では、在来線から(へ)の新幹線接続列車は直近のもの(又は1列車あと)しか予約できず、なおかつ途中で追い越されるこだまなどは出てこない。
それによって、やはり速達タイプ(さくら・みずほ)にサイコロ切符利用者がかなり集中していたと思う。
そシステムの工夫によって、こだま号を予約できるようにすれば、一定層はそちらに流れることも期待できる。もしくはネット予約では対応できない列車に限り、窓口での変更を対応してもいいのでは?
これによって、空いている列車の有効活用にもなると思う。

<完全に列車指定にしてもいいのでは?>
サイコロ切符効果もあってか?かなり、特急やくもの指定席が混雑している状況だった。恐らく、元々の指定席数が少ないためだと思う。
その反面、平日だったので曜日にもよるかもしれないが、自由席は基本的に空いている。すれ違う各列車を観察していても、全体的にその傾向は変わらなかった。
その状況を見て、思ったことがある。
この切符の現在のルールだと、乗り遅れ自由席のルールを使えば、後の列車に乗れてしまう。そうするとどうなるか?元々その人が確保していた席は、空席のまま誰も使うことができないのだ。
これは非常に勿体ない。一般の利用客でも指定を取ろうとして取れていない人は一定数いるだろう。折角の売上のチャンスを、その空いた席の分、逃していることになる。
それならば、サイコロ切符の利用制限として、必ず指定の列車に乗ってもらう。但し、予約時に満席の列車を希望する場合は、乗車列車のみ指定で自由席に乗車可能(これも席数は限定させる)ということは出来ないか?

<大当たりもあれば、ハズレがあってもいいんじゃない?>

大当たりだと博多まで行けるという大阪発のサイコロ切符だが、うわ!残念だ~という、ハズレを用意してみるのも面白いと思う。
今回、加賀温泉はともかく、他の選択肢なら最低でも片道1万円~と、お得度に拍車が掛かっていた。
しかし例えば関西から近い「岡山」として、その代わりにグリーン車に乗れる!などすれば、空いているのぞみのグリーン車などの有効活用にも繋がるような気がする。


サイコロ切符は、旅行需要を生み出すという意味でもとても面白い取り組みだと思う。恐らくこの切符がキッカケで旅に出ている人も一定数いるのではないか。
今回、恐らく色々な問題点も出て、まだまだ発展途上のきっぷであるのかなと感じた。ぜひ、これで終わってしまうのではなく、今後もよりよい形となって、続けていけばいいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?