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夏の18きっぷ東北一人旅(その8)

目が覚めるともう8時を過ぎている。昨晩は1時ぐらいまでは話していただろうか?いや~よく寝た。
丁度起きてきた方と連絡先を交換したりもしつつ、さてボチボチ出発の時だ。今日は夕方に仙台での予定があるまではフリー。
最初はこのまま石巻方面にBRTを乗りついでいこうか?と思っていたが、 気仙沼は、第一回ウルトラシャルソンのゴールの時以来の再訪。昨日は通り過ぎただけだったし、もう少しゆっくりと見てみたい。
それに、架け橋のスタッフさんから色々とおススメを聞いたし、Facebookでもここに行け!とおススメが。
半日ほどだけど、気仙沼を楽しむことにする。


チェックアウトして、まずは 徒歩圏内にある気仙沼パン工房で、映画の主人公・すずめになったつもり?でクリームパンを求める。(実際の映画内では、道の駅大谷海岸で買っている)


パクつきながら、海岸線へ。真新しい防波堤に、昆布が干してあるのがなんかシュール。
ちょうど架け橋に泊まっていたゲストさんの女の子二人も景色を眺めていた。
彼女らは陸前高田方面へ行ってみるとのこと。ふと時間を見るともうすぐBRTが来る時間なので、慌ててバス停へ走る。
なんとかギリギリで間に合った。まあ僕は1本あとでも問題はなかったが、つられて乗り込んだ。
僕は彼女らと別れ、途中の南気仙沼で降りる。
港周辺エリアへ行くにはここの方が近い。


朝昼兼用という感じで、鶴亀食堂へ。ここはゲストハウスでおすすめされたところ。


食券売り場はなんと併設の銭湯と併用。
就漁の相談0円というボタンに危うく手が伸び掛けるが、冷やかしは申し訳ないので自重。


チョイスしたのは、メカジキのカマ煮とカツオの刺身のよくばり定食。
さらに、後から来た地元の漁師さん?と定員さんの話から、今日の日替わりはホヤ刺しというのを耳にしてそれも追加。
こんなに豪華なのに1600円と、これはお得でしょう。

観光向けというよりは、地元の漁師さんが集う場。方言での会話が飛び交う中、美味しくぺろりと頂く。

港湾地区を歩くと、丁度漁に出ていた船が着岸するところに出くわす。
この辺りはなんとなく見覚えがある風景。3日間連続でフルマラソンの距離を走り、フラフラでゴールした記憶が蘇る。

お勧めのコロッケ屋さんに立ち寄り。カキフライが4個で400円の文字につられ、もうお腹一杯なのに注文。待つこと暫し。揚げたてのカキフライはめっちゃ絶品。2個は揚げたてを頂き、あとはBRTのなかででも食べることにしよう。

少し歩きくたびれたので、これもお勧めされたコーヒー屋さんで一服。味があるマスターと、純喫茶な店内の雰囲気がとてもマッチして、ついついノンビリしてしまいそうになる。
しかし、ここで街巡りを切り上げてもいいのだが、もう一カ所行きたいところがある。
乾物屋さんの山長・小野寺商店だ。昨日、Facebookに気仙沼に来ていることを投稿すると、GPSランナーから「三陸の母!絶対行くべし!」とお告げがあったのだ。

しかしここ、市街地からは少し離れていて、BRTの東新城駅の近く。BRTの本数も限られているので歩いていくしかなさそうだ。

一昔前のデパート?と思いきや気仙沼市役所庁舎。建て替えが決まっているらしい。あの地震も乗り越えたのだろう。

暑い…と思いながら道を歩いていると、ふと振り返ったらコミュニティーバスっぽい車体が。
すぐ目の前にはバス停。
もしかしたら?と思いバスを止めて聞くと、東新城まで行くとのこと。
これはありがたや!と乗り込む。
着いた場所はお店のすぐ目の前。


あれ?開いていない…と思いきや、ピンポンを鳴らして入れてもらうシステム。
GPSランナーに紹介してもらって…というと、めっちゃ喜んでくれる。
丁度先日、GPSランナーの台湾一周プロジェクトの報告会をここで行ったらしい。
話していたら、もうすぐ所用で出発しなければいけないのだとか。バスに乗れなかったらニアミスしているところだった。お土産&髭アンテナショップの商品を買い求め、それではまた!とお別れだ。


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