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Robert Glasper Billboard Live 2024

2024/04/11(木)(1st set)Billboard Live Yokohama
2024/04/18(水)(1st&2nd set)Billboard Live Tokyo
今回は3set見ましたが、いや〜、素晴らしかったですね。本当に。

ここでメンバー紹介
Robert Glasper / (Keyboards)
Burniss TravisⅡ / (Bass)
Justin Tyson / (Drums)
DJ Jahi Sundance / (DJ)

まずはグラスパーですが、相変わらず見た目とは全く逆のエレガントなフレーズがギャップ萌えで素晴らしかったです(笑)。ドラムセットの不具合があって途中スタッフがセッティングし直す場面(3分くらいかな)あったのですが、その間にサラッとアドリブで弾いて場を繋いだりするのも自然な感じで良いです。ヘタウマな(味のある)ボーカルもそれなりに慣れてくると(笑)良いものですし、演奏に乗っけてAfro Blueなどの歌をDJするのも良いです。ラップもあったりするのですが、やはり、じっくりと優しいフレーズがグッときましたね。自分の音楽やスタイルに自信を持って表現してる感じで余裕があります。

それで、誰もが驚くジャスティンタイソンのドラムですが、彼を昨年初めて見た時は衝撃的だったのですが、今回も衝撃的でした(笑)。しっとりエレガントなピアノのフレーズにドラムがフィルインしてくると、より一層ピアノが引き立ちます。ただ、リズムが途中で変化したり拍子が難しくてとりづらいので、のりにくいという欠点はありますね(笑)。東京の1stセット目の席が一番前でジャスティンタイソンの真ん前だったので余計にドラムを堪能することが出来ました。音もでかいし手数も多いですが、すごく繊細なドラミングだなと思いました。あとHip-Hopとかで出る「カチッ」って音もひん曲がったシンバルで人力で出してました。表情が淡々としているのですが凄いフレーズを連発してました。

そして実はなくてはならいのはベースのバーニートラビス。ブーミーな音で一見ボヤッとしてる音像なのですが、よくよく聞いていると病みつきなくらい気持ち良い。時折アルペイジオみたいにして弾いていて、なんだか不思議なプレイですが、このベースが実はこの音楽の根っこを支えているという、これまたいやらしいプレイヤーですね。終盤ベースソロがあってセットによってだいぶ変えて演奏していましたが、弾きながらサンプリングして重ねて弾いたりとかしてました。体がデカくて座って弾いているので目立たないですがプレイは目立ってました。

そんなこんなで、1set 14000円+1ドリンク=42000円+3ドリンクは安いです。「凄い」とか「素晴らしい」とかしか表現できない自分が腹立たしいですが、本当に素晴らしいステージをこの目で見られて感激でした。本来ならNYにでも行って、本場のブルーノートとかヴィレッジバンガードなどにも行ってみたいところですが、グラスパーやカマシなどは毎年のように来てるのでまた見られることでしょう(ロックのレジェンドたちはだいぶ天国に近づいていますが、こちらは現役バリバリ)。それをまた楽しみに待ちたいと思います。
そういえば、グラスパーを見に行った日にヴェガスにいる夢を見たのよね。あの丸いプラネタリウムな会場にも行ってみたいものです。


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