News Picks off会②~小料理屋~

17日夕方、メガネスーパーにて注文品を受け取った後、ホテルの最寄り駅である浅草橋駅近くの料理屋さんに行きました。

しっとりとした小料理屋さん。大将と奥さん2人でやってる小さなお店。
(4人掛け用のテーブル×2、座敷×1、7人が座れるカウンター)

僕は1人なのでカウンター。テーブル&座敷は埋まっている。
大将は「俺は寡黙な人間だからね」なオーラを全身から発しているし、奥さんは忙しそう。
1人でビール飲みながら刺身なんかを食べてると、奥さんが気を遣ってくれて、新聞を持ってきてくれた「コレでも読みます?」断ったら、「では、コチラは?」週刊セブン数冊。多分、私物。
大衆中華料理店なら いざ知らず、この佇まいの小料理屋のカウンターで、それも夜、女性週刊誌を読みながら料理を啄む人っているのだろうか? と思いつつ、テレビの野球中継を観ていると、食べるものが無くなった。

“すみません、何かオススメはありますか?” 
奥さんが「そ~ねぇ… わらびの煮浸しは?それか…」
その時、小さな声で、「タラの芽の天ぷら」 エッ? 大将の方を見ると忙しく何か作ってて、大将の発言とは思えない。それか1人ゴト? 
“関西にはコハダとか無いからな~コハダに…”
『タラの芽の天ぷら!』 “!!!” 大将の方から、さっきより大きな声で聞こえた!
“すみません。。僕、田舎者なんでタラの芽って結構、食べるんです。コハダください”

と、その後スグに、バン!バン! 大きな音は、目の前でアナゴを断ち切る音。
ムチャ、不機嫌になってる…。 奥さんが突然、大将に気を遣いだした。。 
僕の思い過ごしか? それとも、あれくらいでホントに不機嫌になったのか??
と、思ってたら大将自ら、カウンター越しにコハダをくれた。 ホッと一安心。
“美味しそうですね”  「タラの芽が旬で、もっと美味いけどね」
やっぱ、根に持ってるんだ。。

と、そこに1人ご来店。60~70歳くらいの男性。
ドアを開けながら、「お久しぶりー」と大きな声で挨拶。
奥さんが“いらっしゃいませ” 大将はチラ見だけ。

僕から3席空けて座り、「いつものヤツにしようかな?」
奥さんが、「いつものヤツってなんでしたっけ?」
男性は「あーここんトコ来てないからな~ ビールちょうだい、ビール」
常連さんの好みを忘れた奥さんが失礼なのか、ビールをわざわざ“いつもの”と言う男性が
違うのか? ま、どっちでもイイや。大将の機嫌の方が気になる…

その後も、男性客は「この前、食べたヤツある?」「前に飲んだ焼酎、まだある?」
その度に奥さんは、「なんでしたっけ?」「何、飲まれましたっけ?」
  なんだ、このやり取り。。
モヤモヤしてると、奥さんが切り出した。「前に来られたのって、いつでしたっけ?」
男性客は言いました。「エ? 今回は5年くらい空いたけど、その前は2~3年に1回は来てたよ。ゴメンね~ 5年も空いちゃって」

“それ…。” 変わった人もいるもんだ。
同時に、後ろのテーブル席でも「そら、判らんわ」の声。皆、気になってたんだね。

その後スグに、店を出ました。また来月でも寄って、今度は大将のオススメ食べよう。
帰りに水とボトルコーヒー、ゴルゴ13を買ってホテルに戻りました。

明日のこの時間はoff会だー! ③に続く

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