皆さん こんにちは。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社Raise the Flag. 中村です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　日頃 NewsPicks にて、僕が主な話題にしている開発中製品 “みずいろクリップ” の 最終？プロトを公開させていただきます。　　　　　　　　　　　

この素敵な製品名称は 西アズナブル大先生に命名していただきました。　　名前に恥じないような製品にせねば！と、皆で言い合って 今日まで来ました

水の量（注量、液面検知）が 判る機能の「みず」　　　　　　　　　　　　色の判別ができる機能の「いろ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、子供たちが お絵描きで1番多く描くという青空の「みずいろ」　　本当に 素晴らしい名前がついたと思います。先生、ありがとうございます！

その “みずいろクリップ” の概要をご紹介いたします。　　　　　　　　　　視覚に障がいがある方々は、目が不自由なコト以外、晴眼者（目の見える者）である私たちと何も変わりません。　　　　　　　　　　　　　　　　自身で お茶や コーヒーを淹れますし、料理だって作っちゃいます。　　　が、淹れる お湯の量や、調味料の量は 判りません。　　　　　　　　　　なので、そんな時は 指や 手を使います。

カップの内側に指を置いといて、お湯が当たったら OK。指センサーです。調味料も手の甲に垂らしたり、手のひらに溜めてから お鍋に入れます。　　なんですが、、、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「他人に お茶を淹れる時に 指センサーはマズいよなぁ…」　　　　　　　　「年頃の子供から お母さん、ソレ、やめてくれる？ って言われた時は泣いたわ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「そばつゆの量を確かめようと指 入れたら、皆の視線を感じた」　　　　　「カップスープを よく食べるけど濃かったり 薄かったり、上手くできん」「毎回、毎回、熱っついんだよな！」　　　　　　　　　　　　　　　　　などなど、液体の注量が判らないが為に 皆さん 苦労されてるとのコト。

後、視覚に障がいがある方々の 80%は後天性。　　　　　　　　　　　　　つまりは 以前は 目が見えていた。というワケで、環境を認知するのに「色」の情報が欲しい。頭の中で環境を想像できた方が 認知し易いから。　（あくまで、僕の加入している団体の皆さんの意見です）

「でも、何から何まで、人に コレ何色？ コレ何色？って聞けないよ」　　「私は服の色が判らないのが困る…だいたい 手触りで覚えているけど、つい勘違いした。って時があるのよね…」　　　　　　　　　　　　　　　　「ピンクだと思って着ていたセーター、緑だった。ショック。。」

色を判別する為のグッズは幾つか販売されています。　色が判るだけのグッズね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　が、あまり普及していない理由は また今度。　　　　　　　　　　　　　　価格も 4万円～12万円オーバーと 高価格なものばかり。

これらの問題を 解決する為に、僕たちが開発したのが “みずいろクリップ”　販売予定価格は 3千円前後！（やっていけるか否かは 不明…）

様々な容器に簡単に取付けができる クリップ型デバイス。　　　　　　　　液面検知機能 ＋ タイマー機能 & 色判別機能(14色）を 備えます。

下側のクリアケースが 最終？プロト。　　　　　　　　　　　　　　　　　上の白ケースはモック。プロトの方が 大きく見えるのは 本体凸に クリップの片側を 付けているから。部品の配置上、仕方なかったんです。　　　　　本当は モック並みにスマートにしたかったんですが…

今回は プロトなのでクリアケースですが、販売品は 発色の良いキレイな 　水色になります。ケースは全て ポリプロピレン（PP）で成型。　　　　　　生活防水仕様となります。

あ、このプロト、もちろんチャンと動きますよ。　　　　　　　　　　　　⇩ の動画を ご覧くださいませ。

で、ここで 今回、記事を掲載させていただいた理由を お話させていただきます。金型作成まで来たこの最終段階で、僕たちが気づかない、「ココを もっと こうすればイイんじゃないの？」って ご意見をいただきたいのです。

その他、どんな意見でも結構です。

ご協力いただいている方々からは、「完璧でなくてイイから 早く売ってよ！」と せっつかれますが、僕は どうしても最後の1歩が あると思えてならないんです。コストは もう これ以上かけられません。でも、何か あるんじゃないかと…。

僕はロクでもない人間ですが、この小さな製品には、皆で泣いたり、笑ったり、夜なべしてプログラムしたり、本当に たくさんの方々の 想いが詰まっています。この記事をかいてるだけで色々と思い出してきて 泣きそうになってきます…。この製品が 2代目、3代目と進化していく初号機として 完璧じゃなくて良いのは理解しています。でも、どうせ出すなら、完璧なモノを届けてあげたいです。

何か 思いつかれた方は教えて欲しいです。採用いただいた方への お礼は みずいろクリップ初回生産品を お届けするくらいしか僕にはできません。　　厚かましい お願いだと解かっていますが、何卒、お願いいたします。

動画も さっき撮って編集したのでヨレヨレですが、ご勘弁くださいませ。

以上、よろしく お願いいたします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　最後まで 読んでいただきまして 本当に ありがとうございます。