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ア・スピリチュアル・グリーティング/ホワイト・ウィッチ (‘74)

A Spiritual Greeting / White Witch (‘74)
今回はキャプリコーン・レコードの迷盤シリーズ、’74年リリースの「ア・スピリチュアル・グリーティング/ホワイト・ウィッチ」を紹介させていただこう。ホワイト・ウィッチはフロリダ州タンパ出身のバンドで、’60年代末に地元タンパを中心にザ・トロピックスという名前で活動していた。その後、バンドはキャプリコーン・レコードと契約し、’72年にセルフタイトルのファーストアルバム、’74年に本作をリリースした。

本作での編成はボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムス、パーカッションという6人編成で、サウンドはサイケデリックやプログレ要素のあるハードロックといったところであるが、近年では曲名や歌詞の内容により、クリスチャンロックの先駆者という評価もされている。

キャプリコーン US盤
裏ジャケット
レーベル

演奏よりもボーカルの声質が賛否の分かれる部分であろう。’70年代初期のキャプリコーン・レコードは、まだサザンロックの代名詞というほどの肩書きもなく、オールマンズやマーシャル・タッカー・バンドらに続くアーティストを模索していた時期である。

「アウンティ・クリスティ・ハーロウ」

「クラス・オブ・2000」

「ショウダウン」

マイナー故にサブスクにもリストアップされていない。それでも紛れもないキャプリコーン・レコードのレガシーである。

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