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野生の牙/ブラックフット (‘80)

Tomcattin’ / Blackfoot (‘80)
国内アーティストの紹介が続いたので、この辺りでサザンロックのアルバムを紹介させていただこう。本作はフロリダ州ジャクソンヴィル出身のサザンロックバンド、ブラックフットの通算4作目のアルバムで、’80年アトコからリリースされた。前作「真紅の砦〜Strikes」同様、ハードなサザンブギーが今回も満載である。しかしながら、よく聴いてみると、ハードロック一辺倒ではなく、前作にも語りとバンジョーで参加していたリッキー・メドロックの祖父、ショーティー・メドロックが今回も語りで参加するなど、南部らしい雰囲気の一枚である。

ライブの定番曲「ギミー・ギミー・ギミー」も収録されており、次作「略奪者〜Marauder」までは必聴盤である。個人的には不思議な暑さを感じる「スペンディング・キャベッジ」とショーティー・メドロックの語りからスタートする「フォックス・チェイス」がオススメである。

アトコ US盤
裏ジャケット
カンパニースリーブ&レーベル

YouTubeの音源をどうぞ。

Spotifyのプレビューはこちら。

たまにはこういった正統派のアメリカンロックも爽快である。個人的には前作「真紅の砦」、次作「略奪者」、そして本作に、ブラックフットの魅力が集約されていると考える。さらにライブ盤「ハイウェイ・ソング・ライヴ」も合わせて聴いて欲しい一枚である。

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