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ファンタスティック・フェドーラ/デューク・ウィリアムズ・アンド・ザ・エクストリームス (‘74)

Fantastic Fedora / Duke Williams and the Extremes (‘74)
今回はキャプリコーン・レコードのマイナーなアルバムを紹介させていただこう。本作はデューク・ウィリアムズ・アンド・ザ・エクストリームスの’74年リリースのセカンドアルバムで、彼らはそのキャリアにおいて、2枚のアルバムしか残していない。さらに’73年リリースのファーストアルバムは「A Monkey in the Silk Suit is still a Monkey」〜「シルクのスーツを着てもサルは所詮サル」という強烈なタイトルであり、本作にも「テーマ・フロム・ザ・プラネット・エロス」という曲も収録されていたりと、タイトルはふざけているが、ムーグにクラヴィネット、ドラムにパーカッションという豪華なアンサンブルによって、サウンドはいたって真面目である。

そんな彼らのバイオグラフィーについては、記載されている文献がなく、ボン・ジョヴィに参加する前のリッチー・サンボラが、デューク・ウィリアムズと演奏をしていたという記録くらいである。

サウンドはファンキーなロックで、ピアノやキーボードのみならず、ムーグやクラヴィネットがフューチャーされているので、よりファンキーなグルーヴを感じることができる。キャプリコーン・レコードからリリースされているが、サザンロックとは一線を画している。それでも田舎風味は十分にある。

キャプリコーン US盤
裏ジャケット

YouTubeの音源をどうぞ。

Spotifyのプレビューはこちらから。

今回もマイナーなアルバムであるが、サブスクにリストアップされているのは需要があるからなのだろうか?個人的にはこういった雑多なサウンドのバンドは大好きである。

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