フォトグラフィック・スマイル/ミスター・ビッグ (‘77)
Photographic Smile / Mr. Big (‘77)
今回はビリー・シーンやエリック・マーティンのミスター・ビッグではなく、’70年代中期にイギリスから登場したミスター・ビッグの’77年リリース作品を紹介させていただこう。本作は彼らのセカンドアルバムで、全英4位のヒット曲「恋するロミオ〜Romeo」が収録されている。
ファーストアルバムではギター、ベース、ドラムが2名という4人編成であったが、本作ではキーボードが加入し5人編成となっている。ただし、常にツインドラムの編成ではなく、ギターが2名の場合もある。サウンドはハードポップという言葉がしっくりくる感じで、非常にバラエティに富んだ楽曲の連続である。アルバムを通して聴くと「恋するロメオ」は、ヒット曲狙いではなく、単なるアルバムの収録曲という位置付けになっているように感じる。
YouTubeの音源をどうぞ。
「恋するロミオ」
4人編成のツインドラムでのステージ
意外に評価の高いバンドであり、’70年代に3枚、’00年前後に2枚のアルバムをリリースしている。’70年代中期は、キッスやエアロスミスが人気を博していた時代でもあり、彼らに対するイギリスからのアプローチとも考えられる。
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