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ベースアンプについて

狭い我が家にはベースアンプが5台ある。実はもっとあったのだが、引っ越しを機にスリム化した。それでも5台。
以前、所有しているベースの紹介記事で、サウンドはアンプによるものが大きいと書いたが、まさに、それぞれのアンプにそれぞれのキャラクターが存在する。

‘76? Ampeg V4-B
東海楽器が輸入元だった頃の正規品。10年ほど前にヘッドはフルオーバーホールをした。パワー管は当時モノのGE、プリ管、整流管も交換し、劣化したジャックも交換。
音は最高だが、重量も最高。ヘッドが28kg、キャビネットが108kgなので、移動は困難を極め、部屋で鳴らすことは不可能である。

‘76? Ampeg V4-B レーナード風の南軍旗

‘82 Peavey MK IV
かつてはスタジオでよく見かけたピーヴィーのアンプだが、めっきり見なくなっで久しい。トランジスタアンプの立ち上がりの良さと、輪郭のハッキリした音が特徴。アメリカのアンプらしい音。
キャビネットも当時のセットだったものを組み合わせているが、ボトム側の15インチのスピーカーは破れていたので、ピーヴィーのBlack Widowに交換した。

リッケンバッカーをピック弾き+Peaveyのアンプは相性良し

‘78 Roland RB-60
15才の時に叔父さんが買ってくれたアンプ。もちろん初めてのベースアンプである。
当時、自転車の後ろにくくり付けて、ヘッドは前カゴに入れ、ハードケースを持って、あちこちへ演奏に出かけた。
際立った音ではないが、大切な一台。やはりスピーカーのコーンが破れたので、ピーヴィーのShefield 15インチのスピーカーに交換した。

‘78 Roland RB-60 スタック

‘80s Acoustic 122 Combo
アコースティック・コントロール・コーポレーション(ACC)時代のコンボ。こちらもソリッドステート(トランジスタ)である。ACC以降のアコースティックとはまったく違うハッキリしたトーン。しかし重い。

‘80s Acoustic 122 Combo

‘80s? Peavey Minx 110
パール楽器が代理店だった頃のピーヴィー・ミンクス。10インチのスピーカー一発のプラクティス用アンプ。当然ながらアメリカ製。
実用性重視ならこれ一択。

‘80s? Peavey Minx 110

‘90s? Albit B-150 Combo
アルビットB−150コンボ、日本製。手放してしまったけど、もう一度手に入れたい。アルビットはプリアンプのペダルで有名だが、当時のベースアンプは後年になって再評価され、同時に入手困難になってしまった。やっぱりプリアンプ部はよく出来ていた。

‘90s Albit B-150 Combo

‘72 Kustom Charger
‘70年代の映像でしばしば見かけるアンプ。ブルーのメタルフレーク・ビニールのタック&ロールの外装。まさに’70年代のルックス。
しかし、音はまったく好みではなかったので、手放してしまった。

‘72 Kustom Charger

スタジオではハートキーやトレース・エリオットなどのアンプが多かったが、どうしても好きになれず、2時間のスタジオでさえ、自分のアンプを持ち込んでいた。
小径スピーカーによる立ち上がりの良さと、大径スピーカーによる音圧がバランス良くミックスされた音が好きなので、ピーヴィーのキャビネットのようなのが好みの音になる。
それとは別に真空管アンプ+大径スピーカーというアンペグのスタックも魅力である。

個人的には、ベースを買うより、当時モノのアンプが欲しいと思う。SUNNのコンサート・ベースかコロシアム・ベースは欲しい。’70年代のヤマハやグヤトーンのアンプもいいかも。

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