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ラパンのヘッドライト修理

我が家のスズキ アルト ラパンの片側のヘッドライトが点灯しなくなった。近所のスーパーからの帰り、なんか外が見えにくいなと思ったら、片側のヘッドライトが点灯していない。逆に反対側は、ロービーム+ハイビームが点灯している状況である。

まあ、最初はヘッドライトバルブの球切れだと思っていたが、日の出ているうちに積んであるスペアのバルブに交換したが点灯しない。点灯しないバルブを反対側に接続すると、キチンと点灯する。となれば、バルブは問題がないことになる。

次に疑わしいのはヒューズである。ヘッドライトの回路は左右独立しているので、右側と左側の別々のヒューズがある。テスターで導通をチェックしたが問題なし。

左下の青色(15A)が右側ヘッドライトのヒューズ

となれば、次に怪しいのはヘッドライトスイッチ(ディマースイッチ)である。ステアリングの右側にある、ウィンカーと一体化したレバースイッチである。純正の新品は10,000円ほどするので、程度の良い中古パーツを探す。ラパンの形式はHE21S (‘04年式)だが、パーツナンバーを調べると、次のモデルHE22Sも共通であることが判明。できるだけ新しいパーツにしたいので、HE22Sのスイッチを1,000円で購入した。

1,000円のヘッドライトスイッチ

ディマースイッチを交換するには、ステアリング周りの分解が必要である。ステアリング周りのカバー類はネジで固定してある箇所は少なく、ほとんどがハメ込みである。マニュアルはないが、大体の勘でバラしていく。15分ほどで分解し、購入したスイッチを仮組みしてみるが症状は改善しない。となると、スイッチも問題がないことになる。

仮組みで動作確認

一旦、頭を整理して、別の視点からヒューズ自体の不良を疑ってみた。要するに導通はあるが、接触不良であるという仮説である。答えはビンゴであった。該当のヒューズの端子への刺さりが甘く、接触不良を起こしたようであった。ストックの別のヒューズと交換したところ、問題は解決した。

こういった消耗品はAmazonとかでまとめ買いをしているが、やはり品質面で問題があるのは事実である。交換したヒューズの刺さり具合が明らかに違うのである。

結果的にスイッチは新たに購入した中古パーツの方が良さげだったので、こちらに交換し、元からついていたものはストックとしてパーツ箱へ保管となった。

無事に修理完了

最初からキチンとヒューズの確認をすれば、1,000円の出費がなかったわけだが、勉強代として考えれば安いものである。電気系の故障は困難なものも多い。理由は電気は目に見えないからである。そのため、導通と電圧を測れるだけでも良いので、テスターは必要となる。

汎用性の高いK6Aエンジン

クルマのボディはキズや凹みはあるが、エンジンルームはキレイにしている。実はエンジンルームもワックスをかけ、ラバー部分はラバープロテクタントを塗布している。

問題が解決したので、少し離れたスーパーまで買い物へ。BGMはヴィッキー・アンダーソン。ジェームス・ブラウンの歌姫の一人である。

問題のヒューズと一緒に

YouTubeでタイトル曲をどうぞ。

クルマいじりの楽しみは、作業完了後の試運転で好きな音楽を聴きながら走ることである。クルマと音楽がセットになる至福の瞬間である。

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