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『ワンダー 君は太陽』を観た

明けましておめでとうございます。旧年中はこのnoteを読んでいただきありがとうございました。本年も書きたくなったタイミングで書きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

『ワンダー 君は太陽』という映画を観ました。

人から見たら「気にせずやったらいいのに」と思われることでも本人にとったら死ぬほど勇気を振り絞らなければできないこともある。

この映画ではオギー(主人公の男の子)の勇気に胸を打たれた。オギーだけじゃなく、友達のジャックや姉のヴィアのストーリーにも胸が熱くなる。

ここ最近、年末からほぼ毎日というか毎朝映画を一本観ている。午前3時過ぎなので、僕にとっては朝だけど、人によっては深夜かもしれない。

3時に起きて、電気ケトルで湯を沸かしている間に水を一杯飲み干し、湯が沸いたらコーヒーをドリップで淹れる。3:15にはコーヒーが出来上がり、テーブルに置かれたiPadの前で今日の映画を決める。

午前3時は寒いのでガスヒーターをガンガン効かせたいところだけど、そうなると送風の音が気になって映画に集中出来ないので、椅子に座ったまま、ふた折りした薄い毛布を膝にかけ、羽毛布団を体に巻き付けて暖をとる。

今日は久々に洋画を選んだ。

映画の中ではハッキリと症状の名前は出てこないけど、おそらくトリーチャー・コリンズ症候群の男の子が主人公で、彼が自宅学習から普通の小学校に通い始めるところから物語はスタートする。

病気のため顔に障害のあるオギーは生徒たちから好奇の目で見られ、仲間はずれやいじめに遭う。そんな中でも勇気を振り絞り学校に通い続けているといつの間にか周りの反応が変わり、友達もでき始める。

映画的にはとても分かりやすい展開で、予想通りにストーリーは進むのだけど、障害のある主人公の視点だけではなく、親友や姉の視点でも物語が進むのがとてもよかった。久しぶりに映画で泣いた。

整形手術が出来るとはいえ、基本的に人間は持って生まれた顔のまま歳をとり、人生を歩むことになる。もし自分がトリーチャー・コリンズ症候群を持って生まれてきたとしたらオギーのように強く生きていく自信はない。きっと大人になって死ぬまで家に引きこもっているだろう。

小さな男の子の勇気に触れると自分の悩みがいかにちっぽけでしょうもない物だと思わずにいられない。とても前向きな気持ちになれる映画でした。

監督
スティーブン・チョボウスキー

主演
ジェイコブ・トレンブレイ
ジュリア・ロバーツ
オーウェン・ウィルソン



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