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2024/3/10晴れ(強風)。東京カップ2次戦、1回戦「南葛SC vs 東京蹴球団」

東京都社会人サッカーチャンピオンシップ(以降、東京カップ)の2次戦、1回戦として、南葛SCと東京蹴球団の試合が行われました。

この大会は、勝ち進んでいくと、東京都代表として天皇杯に出場することが出来ます。

東京カップとは

天皇杯に繋がるカップ戦なのですが、簡単な流れは以下のとおりです。

東京カップ1次戦
   ⇩
東京カップ2次戦 ⇦ 今ココ
   ⇩
社会人代表決定戦
   ⇩
東京都代表決定戦
   ⇩
  天皇杯

それぞれの概要について、簡単にまとめてみます。


東京カップ1次戦

東京都リーグ1部~4部に所属している上位チームと、自治体のチームでA
、B、Cの3ブロックに分かれて試合をします。

各ブロックで優勝したチームの計3チームが、次の2次戦へ出場することが出来ます。

東京カップ2次戦

1次戦を勝ち抜いた3チームと、関東リーグに所属している東京都の5チームでトーナメントを行います。

上位2チームが、次の社会人代表決定戦に進むことが出来ます。

社会人代表決定戦

2次戦で優勝、準優勝したチームと、JFLに所属する東京都の2チームが試合をします。

勝った方が次の東京都代表決定戦に進むことが出来ます。

東京都代表決定戦

社会人代表の2チームと、大学生代表の2チームでトーナメントを行い、優勝したチームが東京都代表として天皇杯に出場することが出来ます。

天皇杯

毎年5月に行われているカップ戦です。

各都道府県代表チームと、Jリーグのチームで行われるトーナメントになります。

非常に注目度の高い大会です。

余談ですが、漫画「フットボールネーション」では、主人公の所属する社会人チームが天皇杯に出場し、Jリーグのチームと戦うといった内容になります。

東京カップ2次戦について

1次戦を勝ち抜いた3チームと合わせて、以下のような組み合わせとなりました。

試合会場は全て駒沢補助競技場になり、以下の日程で1回戦が行われます。

【10:00~】
東京ユナイテッド (関東1部)
   vs
R.F.C.Tokyo(東京2部)

【12:30~】
エリース東京(関東1部)
   vs
日立ビルシステム(関東2部)

【15:00~】
南葛SC(関東1部)
   vs
東京蹴球団(東京1部)

【17:30~】
東京23FC(関東1部)
   vs
SHIBUYA CITY FC(東京1部)


当日を迎えて

風間八宏監督を迎えて最初の試合、ということもあって、非常に注目度の高い試合だったような気もします。

そして、新体制ということもあり、誰がスタメンで出るのか、まったく予想も出来ない感じでしたね。

そんなこともあり、スタメン発表の瞬間は、とてもドキドキしましたね。

当日のスタメンは以下のとおりです。

スタメン
GK 外山 佳大
DF 横須賀 郁哉
DF 柳 裕元
DF 田中 大生
MF 長島 武
MF 森永 耀晟
MF 下平 匠
MF 神田 洸樹
FW 加藤 政哉
FW 金田 奎人
FW 大前 元紀

ベンチ
GK 中林 洋次
DF 新井 博人
MF 今野 泰幸
MF 佐々木 達也
MF 玉城 峻吾
FW 金城 アンドレ 泰樹
FW エリキ

蓋を開けてみれば、11人中5人が大学生というスタメンでした。

この時点では、まだ卒業式を迎えていない選手も多かったのではないかと思います。

なにより驚いたのが、センターバックの選手が少ないことと、サイドバックの選手が多いことでしたね。

名前を見ただけでは、どのような布陣になるのかさっぱり分かりませんでした。


試合開始

キックオフの笛が鳴り、試合が始まります。

まずはポジションを確認してみましたが、特に深く考えることもなく、スタメン発表通りの布陣でした。

下平選手が中央でガツガツやっているのは新鮮でしたね。

去年とは明らかに違うサッカーをしており、かなり攻めてはいたのですが、前半27分にセットプレーから失点してしまいます。

その後も、攻めてはいるのですが、ポジションが重なってしまったり、ボールを最後まで運ぶことが出来ない展開が続きました。

前半38分、風間八宏監督が動きます。

金田選手に代わって佐々木達也選手が入りました。

それに伴い、右に居た加藤選手が中央に、佐々木達也選手が右にポジションを取ったようです。

この交代が功を奏し、前半終了間際の45分、佐々木達也選手が右サイドを突破するような動きからボールを中央に戻し、フリーになった神田選手が見事にゴールを決めました。

これで試合は振り出しに戻ります。

ハーフタイムには、森永選手に代わって玉城選手が、下平選手に代わって今野選手が出場します。

この交代により、下平選手が着けていたキャプテンマークは大前選手が着けていました。

後半は南葛が優位に試合を進める展開となり、後半14分には大前選手が、37分には加藤選手が、48分には入ったばかりの金城アンドレ選手が得点を決め、終わってみれば4-1の快勝となりました。


試合のアーカイブは無いのですが、ハイライトはアップされていたので、リンクを貼っておきます。


他の試合の結果

その他の試合結果は以下のとおりです。

東京ユナイテッド 6-0 R.F.C. Tokyo
エリース東京   3-1 日立ビルシステム
東京23FC   1-1(PK 6-7) SHIBUYA CITY FC

東京ユナイテッドとエリース東京は、順当に勝利を収めました、

東京23FCは後半10分にPKから失点し、さらに10人となってしまいました。

そこから追いついたものの、残念ながらPK戦で負けてしまいます。

PK戦も、序盤は東京23FCのキーパーが相手のシュートを止めるだの、心理的にも優位に進んでいたように思えるのですが、やはり終わってみないと何が起こるか分かりませんね。

そして、トーナメント表は、以下のようになりました。


次の試合日程

次は1週間後の3月17日、清瀬内山運動公園サッカー場にて、以下の日程で試合が行われます。

【11:00~】
東京ユナイテッド (関東1部)
   vs
エリース東京(関東1部)

【13:30~】
南葛SC(関東1部)
   vs
SHIBUYA CITY FC(東京1部)


振り返って

風間八宏監督になってから、2か月といったところでしょうか。

そのサッカーは新しいものであり、現行踏襲のようでもありました。

以前、森さんがやりたかったのはこういうことだったのかな、といった気もしています。

特に驚いたのが、みんなボールを蹴るのが上手くなっている。

去年までは、ボールを蹴る時は、蹴りやすい場所にボールを持ってきて蹴っている、といったような感じだったのですが、この日は全然違って見えました。

どこにボールがあっても、鋭く蹴ることが出来ている、ように見えます。

それにより、ボールを蹴るまでの時間が短縮しているため、より素早いコンビネーションを可能にしている、ような気がします。

チャレンジも多いので、ボールロストも多いのですが、観てて面白いサッカーだな、とも思いますね。


さて、次の試合に勝てば、決勝の結果がどうであろうと社会人代表決定戦に出場することが決まります。

相手は、元南葛戦士の布施選手が所属するSHIBUYA CITY FCになります。

カテゴリは下のチームとは言え、スポーツは何が起こるか分かりません。

勝利を期待して次も応援します。

がんばれ!南葛SC!


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