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2023/10/1くもり。関東リーグ1部 後期第9節「南葛SC vs 流経大ドラゴンズ」

はじめに

9月後半には暑さも和らぎ、過ごしやすい気候になってきたかな、というところですが、関東サッカーリーグは早くも最終節となります。

今季は昇格の可能性は既になく、むしろ降格の可能性を残したまま最終節を迎える形となってしまいました。

最後の対戦相手は流通経済大学ドラゴンズ龍ヶ崎、ホームの奥戸総合スポーツセンターで試合を行います。


この日は今季最後ということもあって、キャプテン翼の主人公「大空翼くん」が来場したり、試合後にはセレモニーがあったり、ピッチを開放して選手と交流出来たり、なにやら色々とあるようです。

この日の試合情報が公式にアップされているので、リンクを貼っておきます。


さて、前節までの順位表を貼っておきます。

前節まで

南葛は8位になりますが、5位から9位までがゲーム差3の中に居るという大混戦。

つまり、この試合の結果によっては、5位になる可能性もあれば、9位になる可能性も残しているという状況です。

最終節は全ての試合が同じキックオフ時刻となっているため、非常に緊迫した雰囲気になることは間違いありません。

いずれにせよ、勝たなくてはならない試合ですね。


当日を迎えて

週末は曇りらしい、という天気予報だったので安心してましたが、当日あらためて天気予報をチェックすると、午後ぐらいから雨予報になっていました。

しかし、雨雲レーダーで雨雲の流れをチェックしてみると、どうやら葛飾区全体が雨というわけでもなさそうです。

ただ、夕方以降は気温も下がるだろうし、雨に濡れたら風邪をひいてしまうかもしれないので、念のため雨具を持っていくことにします。


会場到着(12:00)

キックオフの2時間前には横断幕の事前掲出が出来るので、それに間に合うように会場に到着します。

ホーム奥戸で横断幕を掲げるのも、今季はこれで最後だと思うと、なんだか寂しいですね。

ふと、グラウンドに目を転じてみると、水を撒いているのが見えました。

また、ハーフタイムでショーをやる予定のチアの子たちが、本番前の最終調整?をしているみたいです。

水撒きとチア

その光景を横目に横断幕の掲出を終わらせます。

写真を撮るのを忘れてしまったのですが、相澤選手(背番号44)の横断幕が増えてましたね。

開幕戦と比べて、個人の横断幕も増え、賑やかになってます。


さて、事前掲出が終わったので、スタグルや物販等があるエリアに向かいます。

途中には、たくさんの「のぼり」が立ち並んでいます。

のぼり

この景色も、今年はこれで見納めだと思うと、なんだか寂しいですね。


物販など

この日は、南葛SCのロゴと一緒に写真を撮れるフォトスポットがありました。

結びだるまと南葛SC

スタッフの人?が居たので、さっそく写真を撮ってもらうと、どうやら、その画像データを元にカードを作ってくれるとのこと。

なるほど、観光地ではよくある話で、カードの作成にはお金がかかるんだろうな、と思ったのですが、なんと無料で作成してくれました。

プリコレ、というらしい

カードを作成する手順ですが、まず、撮った写真のデータをスタッフの人が持っている端末に転送する必要があります。

自分はiPhoneだったので、Airdropで画像を転送しました。

それ以外の機種でも対応出来るように、画像の転送手順がたくさん置いてありました。

さまざまな転送方法

撮った写真が、すぐにカードとして出てくるのは、なんだか凄かったですね。


南葛ブースに行くと、翼くんの「のぼり」が角に立ってました。

目新しい南葛のグッズは無かったのですが、受注生産グッズの先行受付が出来たようです。

南葛ブース


その横には、deleteC(略してデリシー)という、グラフィコさんが関わっているプロジェクトのブースがありました。

紹介文

オキシクリーン等の商品が、お得な値段で買えるのですが、それ以外に、500円を寄付することで、デリシーガチャというものが引けるそうです。

当たりが出たら、南葛選手のサイン入りグッズが当たるとのことでした。

左がガチャの景品、右が売り物(たぶん)

せっかくなので、1回やってみることにしました。

デリシーガチャ
コロコロコロ・・・

残念ながらサイン入りグッズは当たりませんでした。

ただ、わずかな金額ではありますが、がんが治せる病気になる未来、それに少しでも貢献出来たなら嬉しいですね。


献血ブースもありましたが、ちょっと時間的余裕があまり無くて、今回は見送らせていただきました(40~50分ぐらいかかるとのこと)。

献血


そうそう、翼くんも会場内を歩いてました。さすがにボールは蹴っていませんでしたね。

ちょっとあれみなエースが通る


Bゲートには、今季最後のウェルカムボードがありました。

今季最後のウェルカムボード

このボードも見納めだと思うと、なんだか寂しいですね(寂しがってばかりですね)。


スタグル

さて、恒例のスタグルですが、今回は新しいキッチンカーが3つあったような気がします。

1つ目はフチューバサンドなるものを売っていましたが、店の名前がよく分かりません。

フチューバサンドとは、どうやらローストポーク、ピクルス、ハム、チーズなどを挟んだホットサンドとのことだそうです。

フチューバサンドのキッチンカー

店員さんの愛想が良くて、好感の持てるお店でしたね。


2つ目は、Be2というホットドッグのお店。

牛カルビとか美味しそうです。ここは早い時間帯から行列が出来てましたね

Be2さんのメニュー


そして3つ目がPaPa crepeというクレープ屋さん。

この店は、ずっと混んでいて、試合が終わった後も、最後まで行列が途切れませんでしたね。

パパクレープ


何を買うか悩んだのですが、前回食べたシューアイスが本当に美味しかったので、ついついHOWZIT(ハウジー)さんで、またもやシューアイスを買ってしまいました。

今回は安納芋のシューアイスにしてみました。

クロワッサンも美味しい
安納芋のシューアイス

チョコほどでは無かったですが、こちらも美味しかったですね。

そのうち他のフレーバーも食べてみようと思います。


最近、ホームの試合では常連となっているDRINK OF BRASILさんも出店していましたが、なんと最終節ということもあり、試合中は南葛を応援するため販売を停止するそうです。

全力応援の貼り紙

せっかくなので、グレープジュースを1杯いただきました。

勝利を祈って乾杯


公式のイベント情報には、BUTCHER’S CANTINA(ブッチャズキャンティナー)さんの名前も載っていたのですが、会場には見かけませんでしたね。

試合が終わってから現れたというキッチンカーもあったらしいので(時間を間違えたらしい)、ひょっとしたら、それかもしれませんね。


ナンカツバーガーのキッチンカーもあったのですが、早々に売り切れたのか、閉まってたのが残念でした。


スタメン発表(13:30~)

キックオフの30分前にはスタメンの発表があります。

今回は、どんなスタメンなんだろうと思って見てみると、なんと前節の東邦チタニウム戦と、ベンチも含めまったく同じメンバーでした。

現時点でのベストメンバーなのかもしれませんね。

ちなみに、下平選手(背番号29)は怪我だそうです。

ゴール裏には、南葛飾高校の皆さんや、南葛のジュニアユースの選手も居て、一緒に応援してくれました。

また、スタンドにも、チャントをコールする子供たちが居たらしいです。

こういった応援の声が、選手たちの背中を押し、限界を超える一歩を踏み出せるような力になれれば、と思いますね。


試合開始(14:00~)

さて、ドラゴンズのキックオフで試合が始まります。

南葛はエンドを変えたので、前半は相手のゴールが目の前にあります。

陽射しも強いわけではないし、風も気になるほどでもないので、どうしてエンドを変えたのかは、よく分かりません。


さて、試合は南葛ペースで始まりました。

相手のゴールに迫るシーンが続きますが、なんと前半4分、早くも南葛は先制に成功します。

右サイドから熊川選手(背番号52)が鋭いクロスを送り、それを佐々木竜太選手(背番号20)が鮮やかにゴールに流し込みます。

まさに電光石火の早業でした。開始早々の得点ということもあり、場内はかなり盛り上がってましたね。

佐々木竜太選手の右腕に巻かれているキャプテンマークが、いつもより輝いてた気がします。

喜びを分かち合う選手たち


さらに前半19分、コーナーキックからの、こぼれ球を相澤選手(背番号44)が拾い、そのまま直接、強烈なミドルシュートを叩き込みます。

ゴール裏からだと、距離も近いこともあって、めちゃくちゃ迫力がありましたね。

周りで見ていた小学生なんかは、忘れられない思い出の一つになるのではないでしょうか。

そのまま相澤選手はゴール裏まで走ってきて、観客席の前を駆け抜けてくれました。

近くまで来たのでハイタッチしてもらいました


その後は、徐々にドラゴンズの攻撃する時間帯も増えてきましたが、得点には至らず、前半を2-0で折り返します。

ハーフタイムになり、他の試合をチェックしていると、なんと翼くんがグラウンドの周りを歩いてきてくれました。

ファンサービス


ピッチの中央ではチアによるダンスが行われており、音楽も賑やかで、かなり盛り上がってましたね。

ただ、ゴール裏からだと、あまりよく見えないんですよね。

後半に備えてグラウンドに水を撒いているのも見えました。

ハーフタイム中にも水撒き

少しでも良い環境で試合をしてほしい、という強い想いが感じられます。


チアダンスが終わった後は、南葛SC推しメンアンケートの結果発表がありました。

このアンケート、投票したかったのですが、気付いたら既に締め切っていたようで、投票出来なかったんですよね。

結果は以下のとおりです。
1位・・・稲本選手(背番号8)
2位・・・中林選手(背番号1)
3位・・・玉城選手(背番号19)
4位・・・今野選手(背番号15)
5位・・・関口選手(背番号7)


後半開始(15:00~)

後半は楠神選手(背番号11)に代わり関口選手が入ります。

前半でキャプテンマークを着けてた佐々木竜太選手は後半も出るようですが、どうやらキャプテンマークは関口選手が着けるようです。

前半に佐々木竜太選手が着けてたのとは色違いのキャプテンマークを着けてました。


さて、後半はドラゴンズのペースで試合が進みます。

ゴール裏からは、目の前に味方のゴールがあるのですが、しばらくはゴール前まで届きそうな相手のロングスローや、中林選手のゴールキックを何度も見てた印象があります。

しかし、中盤を過ぎる頃になると、徐々に南葛が攻撃する時間帯も増えてきました。

そしてついに後半43分、待望の追加点が生まれます。

自陣ゴール前から佐々木達也選手(背番号17)が相手のパスを見事にカットし、そこから、すぐさまカウンターを仕掛け、前方を走る玉城選手に渡します。

オフサイドにならない、ぎりぎりのタイミングだったんじゃないでしょうか。

相手も急いで戻ってはいますが、追いつかず、キーパーと1対1になった玉城選手はループシュートを選択し、ボールはキーパーの頭上を越えてゴールネットに吸い込まれていきました。

ゴール裏からは遠い場所での出来事であり、現地では、あまり細かく見えなかったのですが、後で映像を見ると完璧なループシュートでしたね。


こうやって見ると、1点目は素早いパスからのスピードを生かした佐々木竜太選手のシュート、2点目はパワー溢れる豪快な相澤選手のシュート、そして3点目は芸術的なテクニカルなシュートと、ベクトルの異なる素晴らしいシュートを90分で3つも見れるなんて、とても贅沢な試合でしたね。


このまま試合は終わり、3-0で南葛の勝利となりました。


この試合は、アーカイブが残っている(2023年9月時点)ので、興味がある方は是非ご覧ください。

ハイライトはこちらになります。なお、ハイライトだと、試合後の様子や、ゴール裏の様子など、アーカイブでは見られない映像も追加されてます。


試合が終わって

試合が終わると、いつもは選手たちが挨拶のため会場を回るのですが、この日はセレモニーの準備のため、ひとまず中央に選手たちは集まっていきました。

その間に、流経大ドラゴンズの選手たちが、ゴール裏も含め、会場内に挨拶をして回りました。

挨拶に来てくれたドラゴンズの選手たち

ゴール裏では、やってきた選手たちに対して、まずは南葛飾高校の皆さんがコールで迎え、その後、去っていく選手たちを南葛サポーターによるコールで見送りました。

ドラゴンズの選手たちは、みんなまだ大学生です。この中から将来Jリーグに行く選手や、南葛に加入する選手だって居るかもしれないな、なんてことを思います。


ドラゴンズの選手たちが挨拶を終える頃、セレモニーが始まりました。

まずはキャプテンである関口選手、次に高木監督、最後に高橋陽一先生の挨拶がありました。

この時に高橋陽一先生が「奥戸を天然芝にしたい、そうすればスタジアムが出来る前にJFLに上がっても奥戸で試合を観れる」的なことを、おっしゃってました。

ただ、特に天然芝になるという話が進んでいるわけでもなく、これから葛飾区に頼んでみるようなことを言ってました。

でも、これを聞いた時、JFLに昇格しても奥戸で試合が出来る日常を想像してしまい、不覚にも少し涙が出そうになりましたね。


ちなみに、後半30分頃、担架で運ばれていった大前選手(背番号88)を心配していたのですが、セレモニーでは(足を気にしてるそぶりはありましたが)自力で歩いていたので少し安心しました。


セレモニーの後は、Bゲート、Cゲート、Dゲート(ゴール裏)、スタンドで集合写真を撮って、選手たちはいったん帰っていきました。

ゴール裏では葛飾ラプソディーでお出迎え


いつもであれば、ここで終わりなのですが、この日は特別企画として、ピッチ開放&ファンサービスがあります。

実際に経験してみましたが、これは凄い試みでしたね。ピッチに入れるというだけでも、スペシャルな体験でした。

選手たちがグラウンドのあちこちに居て、サインを貰ったり写真を撮ったりすることが出来ますが、さすがに稲本選手や今野選手は行列が出来てましたね。

結局、5人ぐらいしか選手とは遭遇出来ませんでした。

そういえば、ボールを使って遊んでいる子供たちも大勢居ましたね。


ちなみに、去年まで南葛SCに所属していた村越選手(現:ブリオベッカ浦安)も会場内をうろうろしてましたね。

色んな人に写真をお願いされていて、未だに人気衰えず、といったところでした。

ある意味レジェンド枠


また、同じく去年まで南葛SCの選手だった能登正人(元)選手ですが、今季は運営として尽力されてました。

こういった初めての試みを、大きな問題なく遂行出来ているのも、こういった運営の方が居てくれてこそ、だと思いますね。

相変わらず爽やかでした


振り返って

まず、その他の試合結果は以下のとおりです。

栃木シティ   3-3 東京ユナイテッド
東京国際大学  3-1 東京23
VONDS市原 4-0 桐蔭横浜大学
東邦チタニウム 1-0 つくばFC

VONDS市原と東邦チタニウムは、どちらも無失点で最終節を終えており、守備力の高さを最後まで発揮してました。

この2チームは、短期決戦となる全社や地域CLでも安定した戦いをするので、良いところまで残るのではないかと想像しています。


さて、この結果より、最終順位が確定しました。

2023年度リーグ最終順位

4位から9位までは本当に僅差でした。つくばFCは、勝ち点マイナスが無ければ順位を一つ上げてましたね。

この結果より、基本的には、9位と10位が2部に自動降格し、2部の1位、2位が上がってくることになります。


ただ、関東リーグ1部よりJFLに昇格するチームがあると、チーム数が10未満になってしまいます。

また、JFLから関東リーグに降格してくるチームがあると、チーム数が10を超えてしまう可能性もあります。

関東リーグはチーム数を10にすると決まっているので、過不足があった場合はチーム数が10になるよう調整することになります。

ですので、全社~地域CL、JFLの結果が全て揃わないと、何チームが降格になるかは分からないことになります。


我らが南葛SCは、安全圏である6位でフィニッシュすることが出来たので、これで来季も関東リーグ1部で戦うことは確定しました。

振り返ると、監督交代もあったせいか、今季はチームをゼロから育てていったシーズンだったような気がします。

最後の2試合では、やっとその成果が見えてきたのかな、とも思います。

今季、蒔いた種を、来季には咲かせることが出来るのでしょうか。

がんばれ!南葛SC!

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