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2023/9/16晴れ。関東リーグ1部 後期第8節「南葛SC vs 東邦チタニウム」

はじめに

いよいよ、今季も残り2試合。結果的には、残留を争うシーズンとなってしまいました。

今節の相手は東邦チタニウム、アウェーでの戦いとなります。

この日の試合情報が公式にアップされているので、リンクを貼っておきます。


キックオフは14:00となり、残暑がまだまだ厳しい時間帯なのではないでしょうか。

特筆すべきは、鳴り物、声援、手拍子が全て禁止されているということでしょうか。

さて、前節までの順位表を貼っておきます。

順位を見れば分かりますが、南葛は9位、降格圏内に居ます。

自力での残留は難しくなっていますが、可能性はゼロではないですし、なんとしても勝ちたいところですね。


当日を迎えて

前日の午後から雨が降りだしたので、多少は過ごしやすい気候になるかな、と思ってたのですが、当日は、ありえないぐらいの快晴でした。

試合会場である柳島スポーツ公園は茅ケ崎にあるのですが、海沿いのせいか湿度も高く、気温以上に暑さを感じましたね。

ただ暑いだけなら多少は耐えられるのですが、服がまとわりついてくるような蒸し暑さだったので、何もしなくても体力が削られていく感じでした。


さて、今回の試合会場である柳島スポーツ公園は、神奈川県にある茅ケ崎駅が最寄り駅になります。

最寄りと言っても3キロぐらい離れているので、駅からバスに乗り、終点の「浜見平団地」から歩いていくことにします。

バスがだいたい10分ぐらいで、そこから5分ぐらい歩くと柳島スポーツ公園に到着するようです。

3連休の初日ということもあり、少し早めに向かうことにしました。


茅ケ崎駅到着(10:30~)

開場が13:00から(キックオフは14:00から)なので、そこまで急ぐ必要はなかったのですが、10時過ぎには駅に到着します。

この日は、茅ヶ崎駅北口にある第一カッターきいろ公園で「水曜どうでしょうキャラバン」が開催されるとのことで、そこに寄ってから行くことにしました。

後で聞くと、どうやら電車遅延が発生していたようで、偶然ではありますが、早く到着しといて良かったようです。

さて、駅を降りて、北口に出るとキャラバンの「のぼり」が立っています。

「のぼり」の写真を撮っている人も多かったです

そのまま500メートルほど歩くと公園が見えてきます。

イベント開始は10時からなので、まだ始まったばかりなのですが、既に大勢の人で賑わっていました。

入り口付近にある看板

団扇を無料で配布しているようで、記念に貰っておきます。

実に役立ってくれました

さて、ざっと公園を見渡すと、ステージイベントや物販ブース、キッチンカーがあるのが見えます。

ステージ

公式の物販ブースは整理券を配布していたようで、南葛の試合に行くことを考えると間に合わないため諦めます。

キッチンカーもたくさん来ているようでした。せっかくなので腹ごしらえをすることにします。

とは言え、どこも長蛇の列。この暑さの下、何回も並ぶのは辛い。

悩んだ末、牛すじカレーを購入することにします。どうやら茅ヶ崎駅南口にあるお店のキッチンカーのようでした。

お店の看板

牛すじカレーが出来上がるまでベルギービールを飲むことにします。

ベルギービールのユーロホップ

ビールを飲み干す頃に牛すじカレーが出来上がりました。具沢山で美味しかったですね。

700円


それにしても、この日は午前中から本当に暑かったですね。

海沿いだからか、暑さの質が違った気がします。


12時を過ぎた頃、南葛のユニに着替えて茅ヶ崎駅からバスに乗ります。

ふと上を見上げると、湘南ベルマーレのポスターが貼ってあるのが見えました。

刻め!

そういえば、ここらへんは湘南ベルマーレの勢力圏内だったのですね。

東邦チタニウムは、Jリーグを目指しているチームではないのですが、もし目指していたら湘南ベルマーレと対立することになったのだろうか、なんてことを妄想しながらバスに揺られます。


柳島スポーツ公園到着(13:00~)

バスに乗ること約10分。そこから5分ほど歩くと柳島スポーツ公園に到着します。

着いた!

途中、真っ黒に日焼けした半裸の老人がベンチで寝転がっている横を通ったりします。

今さら驚きはしませんが、半裸でウロウロしている人が多いんですよね。あと、サーフボード付きの自転車に乗っている人とかも。

あまりにも暑かったので、試合会場の手前にある「柳島キッチン」でアイスコーヒーを購入します。

食事も美味しそうでした

コーヒーが出来るのを待っていると、着ている南葛のユニを見て「ちょっと前にも来ました?」と店員さんに声を掛けられました。

ひょっとしたら、他の南葛サポーターも、この店で何か買ったのかな、なんて思いましたね。


会場に着くと、既に横断幕を掲出しているとのことだったので、自分もピッチの横に入って掲出の手伝いをします。

今回は、声出し応援も手拍子も何も出来ないので、せめて横断幕だけでも、と、ありったけ掲出することにしたようです。

選手の背中を押せるように


スタメン発表(13:30~)

その後、会場に入り、空いている席に座ります。

去年は事前予約をしたり、入り口で消毒したりしてたような気がしますが、今年は誰でも自由に出入り出来るようになってましたね。

キックオフの30分前には、スタメンの発表があります。

どうやら、前節で負傷してしまった梶塚選手(背番号5)に変わり、加藤威吹樹選手(背番号24)がセンターバックに入るようです。

また、今回は下平選手(背番号29)が累積で出場停止だからか、新井選手(背番号16)が左のサイドバックとして出場しています。

嬉しいニュースとして、長いこと怪我で出遅れていた長谷川選手(背番号32)がベンチに居ます。

観客席には屋根があるので多少はマシですが、ピッチの上は影になるところもなく暑かったのでしょう。

試合開始前に、南葛側のベンチに置いてあった屋根付きの囲い(?)を撤去したようです。

試合前には、確かにそこにあった


試合開始(14:00)

試合は南葛のキックオフで始まりました。東邦チタニウムは風上のエンドを選択します。

この日は気温も高かったのですが、風も非常に強かったので、前半は風上で優位に進めようという算段があったのかと思われます。

しかし、前半5分、相手のゴール付近でデイビッソン選手(背番号3)が縦のクロスを入れると、それが風で少し戻されたように見えました。

落下地点には大前選手が待ち構えており、そのボールをヘディングで上手く合わせると、それは東邦チタニウムのゴールに吸い込まれていきました。

早い時間に南葛は先制することに成功します。これで1-0となります。

その後も南葛ペースで試合が進んでいきますが、追加点を奪うことは出来ませんでした。

東邦チタニウムも反撃を試みますが、佐々木竜太選手(背番号20)の体を張ったディフェンスや、デイビッソン選手の安定した守備で、相手の攻撃を弾き返します。

体を張ると言えば、前半終了間際、東邦チタニウムの19番、播磨来樹選手が右サイドから切り崩してからのシュートを、今野選手(背番号15)が顔面ブロックで止めるシーンがありましたね。

これには観客席も湧いてました。

それにしても、このグラウンドは面白い。ボールの跳ね方が不規則で、思ったより前方に跳ねる時もあれば、やや失速して手前に戻るように跳ねる時もある。

そのため、高いボールはノーバウンドでトラップするか、低いボールを中心に組み立てるのが有効な気がします。


さて、ハーフタイムでは、佐々木竜太選手に代わって奥原選手(背番号22)が、楠神選手(背番号11)に代わって関口選手(背番号7)が入ります。

佐々木竜太選手は、前半で足をちょっと痛めてたように見えたのが心配ですね。大きな怪我とかで無ければ良いのですが。

後半は、どちらかと言えば東邦チタニウムのペースで試合は進んでいきました。

南葛の最終ラインのミスもあり、あわや得点か?と思うシーンもありましたが、なんとか無失点で持ちこたえます。

そして後半28分、南葛に待望の追加点が入ります。

この追加点の凄いところは、自陣から相手陣地めがけて投げたスローインを、奥原選手と佐々木達也選手(背番号17)の2人で運んでゴールを決めたところですね。

ハイライト等を見れば分かるのですが、新井選手のスローインを奥原選手が相手選手と競り合い、こぼれ球にし、それを佐々木達也選手が前方に頭で押し出し、そのボールを奥原選手が右に蹴り出し、そこに走り込んでいた佐々木達也選手がドリブルで前へ運び、同時に右サイドに走り出していた奥原選手にラストパスを送り、それを見事にゴールします。

と、文章に書いてみましたが、実際に自分が現地で見ていた時は、あれよあれよとボールが繋がっていき、なんだかよく分からないうちにゴールが決まってしまった、という感じでした。

アーカイブやハイライトでじっくり見ると、改めて「凄いな」と思いましたね。何度も見てしまいます。

漫画「キャプテン翼」でも、コンビプレイは数多く出てきますが、この2人のコンビプレイには、今後も期待したいですね。

そして、栃木シティ戦でも思ったのですが、奥原選手はゴールを決めると、コーナーフラッグの方に駆けてく習性があるようですね。

これで奥原選手は今季2ゴール目、佐々木達也選手は2アシスト目となります。


この直後、相手選手が奥原選手のプレッシャーに耐え切れず、後ろに戻したボールを佐々木達也選手が猛ダッシュで追いかけていき、あわや3点目か、というシュートを放った時は、観客席でも大興奮でしたね。

次こそは得点を決めてくれるんじゃないかと期待してしまいますね。

結局、そのままスコアは動かず、2-0で試合は終わります。


この試合は、アーカイブが残っている(2023年9月時点)ので、是非ご覧ください。

ハイライトはこちらになります。


試合が終わって

久々の勝利でした。

選手たちの表情も明るかったですね。

なお、葛飾ラプソディーは唄いませんでした。

客席に向かって挨拶を終えた後は、そのまま選手とスタッフでミーティングを行っていたようです。

試合後のミーティング

ミーティングが終わる頃を見計らって、グラウンドに降り、横断幕を回収します。

公式戦のアウェーで横断幕を掲出したり回収するのは、今季はこれで最後だと思うと、ちょっと寂しいですね。


振り返って

後期になって初めての勝利となります。実に8試合ぶりですね。

とても理想的な試合運びだったのではないでしょうか。

久々にベンチに入った長谷川選手も、試合終盤に試合に出ることが出来たのは大きかったんじゃないかと思います。

前節の東京国際大学戦から、デイビッソン選手が絶好調のようで、南葛がゼロに抑えられたのもデイビッソン選手の存在が大きかったのではないでしょうか。


さて、その他の試合結果は以下のとおりです。

東京23FC        3-5   栃木シティ
VONDS市原     1-2   東京ユナイテッド
つくばFC           2-2   東京国際大学
流経大ドラゴンズ  0-1   桐蔭横浜大学

VONDS市原は、優勝が確定したことで手を抜いてるわけではないでしょうが、東京ユナイテッドに負けています。

東京23FCは、1-3の状況から後半残り10分で3-3に追いつくものの、その後、2点を取られるという悔しい敗戦を喫しています。

つくばと東京国際大学は引き分けに終わりました。

桐蔭横浜大学は流経大ドラゴンズに勝利し、残留が確定します。


さて、今節の結果により、降格ラインである9位になる可能性を残すチームが、南葛SC、東京23FC、東京国際大学の3チームとなりました。

次の最終節で全てが決まってしまいます。


南葛は、勝てば残留確定ですが、負けたり引き分けた場合は、東京23FCと東京国際大学の試合結果に左右されることになります。

出来れば勝利で終わらせたいところですね。


そんな次の対戦相手は流経大ドラゴンズ。今季1勝もしてないチームとなります。勝てる可能性は高いかもしれません。

しかし、スポーツに絶対はありません。

最後まで油断することなく、チャンレンジャーの気持ちで勇敢に戦ってほしいですね。

がんばれ!南葛SC!


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