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<本音・宜・吐露 & 弱音・宜・吐露>【六】 ~本音や弱音を宜しく程よく吐露します~

「教員の専門性って何だろう」

家庭教師や塾講師
免許がなくてもできるもの
最近、免許は後付け感
取得のプロセス軽視では

どこかの県の学校で
塾の講師が授業をしてた
そんなニュースを見たけれど
免許の有無は分からない
しかし好評だったらしい
もし免許無しだったとしたら
授業と免許の関係性って何だろう

授業を分かりやすく教えること
教員としてはもちろん大切
でもそれが教員の専門性だとしたら
免許が無くてもできるかも

子どもの興味に火をつけること
教員としてこれも大切
でもこれも免許無しでもできそうだ

こうしたものさえあればいい
高を括っていた自分
院出てすぐの傲慢さ
専門性とは知識だと
思い込んでた初期の自分

そうして入った学校現場
すぐさま鼻はへし折られ
知識はあくまで必要条件
それを思い知らされた

知識だけでは授業にならず
子どもの心は離れてた
砕いて伝える工夫が必要
興味を持たせる工夫も必要
焦ってそれを磨いてた

そうして見かけは整った
だけど授業はあくまで一部
学校現場のあくまで一部

授業をするだけじゃなく
色んな場面で接してる
子どもが見せるわずかな変化
子どもが発するわずかなサイン
それを拾えるアンテナも
教員ならば欠かせない

子どもの心と行動と
その両面のサポートが
教員ならば欠かせない

初期の自分は無関心
授業ばかりに向かってた
副担までは何とかなった

担任になり苦しんだ
授業のエゴがクラスに及ぶ
自分のクラス、そんなエゴ
自分の理想に合う生徒
どこかでそれを求めてた

その独善に気づかずに
理想に合わぬと敵視した
生徒を異端と決めつけた

私の理想が主ではなく
主は彼らの可能性
それを広げる仕掛けの用意
教員ならば欠かせない

分かったように語っているが
法学部出の似非教員
教職課程は経験したが
省エネみたいにすり抜けた

自分の免許はちゃっかり免許
ちゃっかり免許の専門性
だから歪な専門性
そもそも怪しい専門性

しっかり免許に劣等感
しっかり免許の専門性
私に足りない専門性

だから自分は苦戦する
授業の綻び、
指導の迷い、
クラスの悩み、
あらゆる対処がズレている

経験かもと期待はしたが
劣化こそすれ解決しない
免許の有無が全てじゃないが
免許の本質欠かせない
専門性こそ本質だ

本質あって免許なし
そんな人もいるとは思う
私の場合はその逆か
免許あれども本質なし

これじゃいかんと思うなら
免許の本質つかむため
謙虚に自分を見直そう

#つれづれ   #コラム

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