「芸術は必然か偶然か、私が手掛けるのは何なのか、我が生き様はどうなのか」

芸術作品って必然なのか
それとも偶然から始まって
それを何とか束ねながら
何らかの意味を持たせたり
何らかの意味に近づけたりしているのだろうか

自分は芸術家気取りで
写真を撮ったり
コラージュを作ったり
ペイントで絵を描いたりするが
その偶然と必然の関係性がいつも気になる

姑息な意図で創作するから
悩みが生まれてブレーキとなる

無意識のセンス
努力に裏打ちされて磨かれてきた技術
その融合が、芸術作品の正しき姿か
そうだとすれば
私はどちらも有していない

奇策だらけで意図まみれ
ゼロイチどころか二番煎じ
粘りがなくて即興的
適当作業の偶然頼み

でも趣味だから許される
好きでやってることだから
誰かに迷惑かからない

だけどいつも憧れる
アーティストの生き様に
彼らが創る作品に

凡庸・凡才・凡人の
分不相応の背伸びの叫び

偶然頼みでごまかす限り
背伸び程度じゃ届かない
叫んだくらいじゃ伝わらない

偶然頼みで戯言止まり
誇大妄想甚だしい
未練たらたら全能感

それでもどこかで信じてる
自分の何かを信じてる
作品のための粘りじゃなくて
自尊のための粘りだけ
必然なのは自尊だけ
自身の土台は危うくて
ごまかし・言い訳・先送り

それでもひたすら創ってる
それでもひたすら綴ってる
生き様自体が変わるまで
作品みたいに変わるまで

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