♪　８曲目　♪
【　ナイトdeライト / ポラリス　】　

数年前に使っていた外付けハードディスクを久しぶりにPCに繋いでみました。大体のデータについては新しい外付けハードディスクにコピーしているのですが、音楽や動画ファイルについてはかなりの容量になるため、新しい方にはほとんどコピーしていません。

そのためこうして以前のハードディスクをPCに繋ぐと、しばらく本棚にしまったままだった卒業アルバムを見るような感覚で、当時保存していた音楽や動画を一つひとつ見てしまい、気づくとかなり時間が経っていますね。

そんな懐かしい音楽の一つに『ポラリス』という曲がありました。これは「ナイトdeライト」というロックバンドの曲です。「ナイトdeライト」は2006年に北海道で結成されたバンドで、「希望を歌うロックバンド」をキャッチコピーにしています。メンバー4人のうち3人がキリスト教会の牧師の息子ということもあり、彼らの曲からはキリスト教的なメッセージが滲み出ているように感じます。

私がこのバンドの存在を知るきっかけは、早稲渋時代の2014年に遡ります。海外ツアーがシンガポールで行われることになり、以前からバンドを応援していた早稲渋の同僚から、いくつかの曲を教えてもらい、曲の中に込められているキリスト教的なメッセージに魅せられたのでした。そしてシンガポールツアーの会場が、教会で行われるということで、小さな頃からキリスト教や教会の影響を受けて育った私としては、このライブに行かない手はありませんでした。

そのため「ナイトdeライト」の曲の多くは、シンガポールとの思い出と繋がっているのですが、先日聴いた『ポラリス』という曲は早稲渋時代にはリリースされていません。この曲は『SHIFT』というアルバムに収録されている曲でアルバムの発売は2017年3月でした。

ただ発売当時にこの曲を積極的に聴いた記憶はありません。私がこの『ポラリス』を繰り返し聴くようになったのは、発売から数年経ったラオス第1期でした。私は現在と同じように色々なカフェで予習をしたり、コラムを書いたりしていましたが、そのとき「ナイトdeライト」を含め、色んな曲を聴きながら作業をしていました。

そのうち夏を過ぎた頃から、家庭教師もするようになるのですが、家庭教師が終わった後に外務省の近くにあったPizza Mangoというお店に寄るのがルーティンになっていました。ピザのお店ではありますが、カフェのような雰囲気もあったので、いつも長い時間この店に留まって作業をしたのでした。またピザ屋さんにいるにも関わらず、注文するのはいつも決まってペプシコーラとラオサラダだったので、店員さんからすると謎な客だったと思います。

そしてこの頃には『ポラリス』だけをリピートで聴くようになっていたので、この曲とPizza Mangoやラオサラダの記憶が強く結びついています。先日久しぶりに『ポラリス』を聴いて、またラオサラダを食べたくなったのですが、思い出のPizza Mangoは1年前のAPECの時期にラオスを訪れたとき、既に取り壊されていたため、思いは成就せず宙ぶらりん状態で寂しい気持ちになりました。

そういえば『ポラリス』を繰り返し聴いていた頃は、予習やコラムだけでなく、日本の予備校や出版社からの依頼で大学入学共通テストの模擬試験や対策テキスト向けの問題を作成して提供する活動もしていました。そのため、『ポラリス』という曲は、精力的に活動していた当時の自分を思い出させてくれるものでもあります。当時と比べると、今の自分は怠けがちなので、『ポラリス』を聴く機会を増やして、気を引き締めた方がいいかなと感じています。

#つれづれ 　 #コラム 　 #思い出ソング
#ポラリス 　 #ナイトdeライト