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初めての組織デザイン:出戻りして3ヶ月時点

僕はオプトからキャリアがスタートしていまして、2004年から約10年ほど在籍していました。
それから2年半の間、いろいろ経験させて頂き、今年の2016年9月にオプトに戻ってきました。サービスをつくる組織に所属しています。
ちょうど試用期間が終わったので3ヶ月間を振り返ってみようと思います。

入社前の話

外からオプトを見ていて、いろいろ思う事があり、石原さん(所属する組織の担当役員)と面接した時に、いろんなことを言わせてもらいました。そうしたら「いいね。やろうよ」と即答頂いたのを覚えています。実はその前に、石橋さん(ホールディングス役員)と1対1で飲む機会があり「やってくれよ」と後押し頂いていました。
僕には人事経験はありませんが、前職グッドパッチで、チームの大切さ、成功・失敗といろいろ経験しました。その知識と経験をベースに、デザイナー0名からデザイン組織をつくろう。という(無謀な?)ことを、話した勢いのまま自分のミッションに追加しました。Product Managerとして採用されたけど。
なにからやるべきか。と熟考しようとしていましたが、まずはやってみよう。と思いました。

とりあえず、Wantedlyに求人を出してみる

デザイナーやプロデューサーの募集を出したらどんな反応があるのか。と思い、僕がWantedlyで成功経験があったのもあり、すぐに使えたWantedlyで、求人を出してました。使われていないスカウトチケットも使いきってメッセージを送ってみました。残念ながら、今日時点で採用にはつながっていません。。。それよりも「これは苦戦するぞ」と思いました。

役員と社長に「ビジョンがイケてない」と言う

入社前からビジョンが長くて覚えられない。と思っていました。これで本当にみんな理解できているのかな。浸透しているのかな。と疑問があったので、ストレートに「長くてイケていないので、見直しましょう」と石原さんと社長に伝えました。ちょうど良いタイミングで見直しプロジェクトが進んでいましたので、「ミーティングに参加してほしい」と返答を頂きました。これはチャンス!ということで、今進行中ですが、会社の一番上にあるビジョンの見直しから関わっています。ここから自分の中で「採用」から「組織デザイン」に意識が変わりました。

社内のエンジニアがいるミーティングに参加する

出戻り前は約10年在籍していましたが、その時はほとんどエンジニアさんはいませんでした。今在籍のエンジニアのみなさんはほとんどが僕のいない間(ここ1,2年)に参画しているので、知らない方ばかり。なので、エンジニアのみなさんがどんな方たちなのかな。と知りたくていろんなミーティングにお邪魔しました。中には僕から自己紹介させて頂く時間もらったりしました。今でも参加していますが「エモい会議」というのをやっていて、「なぜエンジニアになったのか。」という背景・経緯を共有しています。エンジニアみなさんの個性、いろんな過去、想いが聞けて、グッと距離が縮まるのを感じているので、僕は好きなミーティングのひとつです。

アウトプットしながらインプットする

冒頭にも書きましたが、ゼロからデザイン組織をつくった経験がありません。まずは、もともと持っているものを総動員してアウトプットしました。すると「自分に足りてないな」という部分が見えてきて「インプットせねば!」となり、いろんなところにお邪魔して話を聞きました。

.design surf seminar
https://www.too.com/dsurf/

プロダクトマネージャーカンファレンス2016
http://pmconf.jp/

記事も組織づくり、チームづくりを中心に読む量を増やしました。下記がその一部で参考にさせて頂いています。

余談ですが、上記のような記事を社内に共有していたら、高部さん(人事部長)から人間RSSと言われましたw
それに、いろんな方から声をかけてもらえるので、巻き込まれやすく流れに身を任せています。
本は「ピクサー流 創造するちから」と自分でまとめた「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」のサマリーを読み返しました。

あとは、yentaで経営者の方にも会って話を聞いて頂きました。経験者の生の話はグッと入ってきますね。

日々インプットしながら、色々な方の発信した情報を組み合わせて、アウトプットをアップデートし続けています。
まだまだ途中なので、お披露目できるタイミングになったら、ここでアウトプットしたいと考えています。

・・・

この3ヶ月の学び・気づき

やっぱり近道はない経験がないので、Try and Errorしながらというのもありますし、1人で進めることでもないので、関係者とコンテクストを共有しながらというのもあります。「ビジョン・ミッション・バリューを浸透させ、文化を築く」という点では始まってすらいないので、未来をみながら足元を進める。だなと。

バのデザインって大事
前職グッドパッチでは「偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる」という言葉があります。
その「偉大なチーム」をオプトでつくらないと!というところから、デザイナーいない→採用だ、という話をしていたのですが、そもそもチームに入りたいと思う「場」をつくらないといけない。と実感しました。
そこから「コトづくりをするためのバをデザインしないといけない」という話をイベントで聞いて確証を得ました。
(「バ」の中心にはブレない「ビジョン」が必要という話を次回あたりに書こうかな。Advent calendarあるし)

まだ始まったばかり

まだまだ途中なので、やること満載ですが楽しく進めていこうっと。


※2016年12月1日のMediumから移行

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