USB-CじゃないPCをUSB-Cで充電!!エレコムから新発売の神ケーブル【プチレビュー】
エレコムからUSB Type-Cから既存の電源ポートへ変換できるケーブルが発売されました。
ノートパソコンへ使えるケーブルで、USB Type-Cポートが搭載されていないノートパソコンで、Type-Cの給電を可能にするケーブルです。
今回は2つあるラインナップのうち、主に東芝・富士通・NEC用の丸型ポートのPCで使えるケーブル(DC-PDF20BK)を手に入れたのでレビューしていきます。
20V/3A出力に対応するトリガーケーブル
今回のケーブル、60W以上の出力に対応するUSB PD充電器がおすすめとなります。60Wを下回る充電器に接続してしまうと、ノートパソコンの動作が不安定になる場合があります(後述)。
対応環境
電源コネクターが本製品に付属の丸型コネクター形状(外径5.5mm、内径2.5mm)に対応し、付属の純正ACアダプターが出力電圧値19V~20Vのノートパソコンに使用することができます。
パソコン本体に付属のACアダプターの出力電圧値などについては、各パソコンメーカーにご確認ください。
(エレコム公式サイトより)
若干取り回しにくい
ノートパソコンのACアダプターにありがちなフェライトコアなどもなく、スリムな印象ですが、ケーブル自体は少し硬い印象です。
また、長さも2mと長めなため、持ち運びには適さない印象です。
エレコムの公式Twitter(現X)によれば、需要があれば販売するかもとのこと。
1m版が出ればモバイルノートパソコンの中古購入の幅が広がると思うので、発売されればかなり需要はあると思うんですよね。
外観
外観はパッと見フツーのType-Cケーブル。
Type-C端子近くに「水ぬれ充電禁止」のテープが貼り付けられているのも、大手国内企業という感じがします。
Type-Cコネクターの部分は少し大きめ。おそらくですが、この部分にPD充電器から20V/3Aを取り出すための部品(チップ)が入っていると思います。
ACコネクタ側はこんな感じ。
ノートパソコンの充電器としては小柄な印象。
東芝純正ACアダプターと比較するとこんな感じです。
正直ジャマなフェライトコアがないのは評価に値します。
実用
では早速、実用していきます。今回は東芝のDynabook R734/Kで使用してみます。
第4世代Core i5を搭載した古いマシンなので、当然USB Type-Cなんてものは搭載されていません。
今回のケーブルで動作していることを確認するために、あえてバッテリーを外した状態で起動してみます。
PD充電器として使ったのは、ANKERの725 Charger。65W出力が可能なPD3.0充電器です。
恐る恐る電源を入れてみると、しっかり電源が入りました!
動作も特に普段と変わらないようです。
バッテリーを取り付けてもみましたが、バッテリーへの充電の行われていますし、充電速度は純正ACと変化ありません。
まとめ:中古パソコンの購入の幅が広がる
今回は、エレコムのUSB Type-Cで既存の電源ポートへ給電できるケーブルをご紹介しました。
Windows 11ではType-Cでの給電ができないパソコンが多い第7世代以前のPCがたくさんサポート外となっており、第7 Core i5なんかを搭載したマシンも一万円台で買えますから、今回ご紹介したケーブルと組み合わせることで中古パソコンの購入の幅を広げることができると考えています。
また、今回のケーブルにはLenovo(NEC)対応の四角いタイプ端子のケーブルも発売されており、もしかするとLenovoのThinkCentreなど、ミニPCを動かすこともできるかもしれません。
Type-Cのトリガーケーブルでは怪しい物も多い中で、大手企業のエレコム製である安心感は大きいと思います。
使用は自己責任とはなりますが、興味のある方は一度試してみても良いかもしれません(1m版が発売されるためにも!)。
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