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人間のキャパシティと紙幣の0の数

February 17, 2022

Transcription

In Belgium, U.S. Secretary of Defense Lloyd Austin says there is "still time and space for diplomacy" between Russia and NATO allies over Ukraine.

In Paris, French President Emmanuel Macron says France will withdraw its troops from Mali but keep forces in West Africa.

In Thailand, supporters of the king call for measures against rights group Amnesty International over its calls to reform the monarchy.

And in Zimbabwe, health officials say job losses and school closures during the COVID-19 pandemic have worsened drug abuse and a mental health crisis.

訳例

ベルギーでは、ロイド・オースティン米国防長官が、ウクライナをめぐるロシアとNATOの同盟国の間には「外交の時間と余地がまだある」と述べました。

パリでは、フランスのマクロン大統領が、フランスはマリから軍を撤退させるが、西アフリカには軍を維持すると発言しました。

タイでは、国王の支持者が、王政改革を求める国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルに対して対策を求めています。

そしてジンバブエでは、保健当局がCOVID-19の流行による雇用の喪失と学校の閉鎖が薬物乱用と精神衛生上の問題を悪化させたと述べています。

勝手に探究

ジンバブエといえば、ハイパーインフレ、超高額のジンバブエドルのイメージしかなかったのですが、今回いろいろ認識を改めなければならないと感じました。

ちなみに、ジンバブエを一躍有名にした超高額の紙幣はいくらだと思います?ゼロの数にご注目ください!

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驚愕の100兆ドルでっせ。100兆。しかもこれで25円くらいの価値だったとか。詳しくはこちらのページをご覧ください。

今は、もう通貨としては使用できないこのお札。ネタになるのかオークションでは2000円くらいの値が付いていたりします。確かにちょっと欲しいかも。

日本の1万円でも、財布から覗くその「0」の数からイギリスの食料雑貨店のおっちゃんに興味を持たれたくらいです。1万ポンドなら150万円オーバーとなり、お札1枚で車が買える額ですから、気になってしまうのも納得です。「これ(1万円)は70ポンドくらいだよ(2018年当時)」と言ったら苦笑いされましたが、ジンバブエではそれがなんと100兆なんですからとんでもないインパクトです。しかも、そのゼロだらけの紙幣、100兆ジンバブエドルがたったの2ペンス(1ポンド=100ペンス)なんですもん。イギリスのおっちゃん、それを聞いたらどんな反応をしたでしょうか。

そんなめちゃくちゃな経済の国(失礼)の国民は明るいに決まってるはずなのに、このコロナ禍でメンタルを病んでいるとのこと。

「実家がボロい」「極貧」をネタにしている芸人のサンシャイン池崎が、元気がいい理由を「元気がないと死んじゃうから」と答えていて、なんとなく納得していたのですが、ジンバブエは違ったのでしょうか。

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どんなに貧しくとも、生きる希望があれば力になる一方で、絶望を感じると精神のバランスを崩してしまう。

人間というのはシンプルに出来ているのに、個人の欲求を飲み込み続けて複雑化した社会は、人間を不幸に追いやってしまっているのではないか、と感じてしまいます。

今更リセット出来るような社会でないことは分かっているのですが、「ちょっと足らない」くらいで収まるコンパクトな環境が、今の人間のキャパシティなのかもしれません。紙幣の「0」もせいぜい4個までですね。

参考にしたページ




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