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日英、辞任の理由の違い

July6, 2022

Transcription

In France, European Commission chief Ursula von der Leyen says the European Union must make emergency plans to prepare for a full ban on Russian natural gas.

In Britain, two more ministers resign from Prime Minister Boris Johnson's government after the health and finance ministers' resignations on Tuesday.

Pakistani officials said they have arrested the planner of the April 26 bomb attack targeting Chinese citizens at Karachi University.

And in Pamplona, Spain, thousands celebrate the first San Fermin festival, known for the running of the bulls, since 2019.

訳例

フランスでは、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が、ロシアの天然ガス全面禁止に備え、欧州連合は緊急計画を立てる必要があると述べました。

英国では、ボリス・ジョンソン内閣から、火曜日に保健相と財務相が辞任したのに続き、さらに2人の閣僚が辞任しました。

パキスタン当局は、4月26日にカラチ大学で起きた中国人を狙った爆弾テロ事件の計画者を逮捕したと発表しました。

そしてスペインのパンプローナでは、数千人が2019年以来初めて、雄牛の走りで知られるサン・フェルミン祭を祝っています。

勝手に探究

動画で見たら圧巻!コロナを克服した(?)スペインでは3年ぶりの開催となったサン・フェルミン祭。どんなお祭りかまとめてみようと思ったのですが、さすがにメジャーなお祭りなため、簡単にとても良くまとまっているサイトが見つかりました!興味のある方は是非ご覧ください!

「まとめ」として記されている箇所を転載します。

  • パンプローナのサン・フェルミン祭は、中世から続く聖フェルミンを讃えるお祭り。

  • サン・フェルミン祭は7月6日の正午から7月14日の深夜0時まで9日間のお祭り。

  • Chupizazo(チュピサソ)というロケットを打ち上げてお祭りが開始する。

  • お祭りに参加する人は、白い服に赤いスカーフを首などにまく。

  • サン・フェルミン祭で有名なエンシエロ(牛追い)は14世紀に始まった。

  • エンシエロでは、875mの距離を約3分で走る闘牛と一緒に人間が走る。

  • エンシエロ以外にも、Riau-riau(リヤウ・リヤウ)やPobre de mi(ポブレ・デ・ミ)など参加者がお祭りの歌を歌う行事が有名。

  • お酒を飲んでバカ騒ぎをする参加者の中には行き過ぎた行為をする人がいるので、女性参加者は注意が必要。

お陰様で調べることがなくなったので、別のちょっと気になった話題を。

イギリスの大臣の辞任の話。

「辞任といえば不祥事」の日本とは大違いで、「首相を信用できなくなった」なんて公言して辞任してしまうとは!そんなこと日本であります?

確かに、大臣の地位に恋々とするのはみっともなく、辞めなければいけない事情があればスパッと辞めればいいとは思いますが、首相=党首を見限って辞めるなんてかなり大胆なやり方です。日本の文化ではその後が心配になってしまいます。この辺り、意見の違いがあっても同じチーム(内閣や党)にいれば自分よりもチームを優先しそうな日本との違いなのでしょうか。

ちょっと古い記事にはなりますが、イギリスと日本の政治の違いについて興味深い考察が見つかりました。先ほど書いた内容(日本はチーム優先)とは逆だったりしてます。う~ん、なかなか難しいものですね。

「自分の意見を貫く人間」VS「チームプレイを優先する人間」。どちらも政治家には大切な要素だとは思うのですが、よく考えてみると、この2つはまるで反対の内容です。究極のところでどちらをとるか。その選択はケースバイケースであり、また個人的なものです。しかし、それをどう見るかは文化的な側面が大きいのではないかと感じました。イギリス国民は首相に反旗を翻す閣僚もアリだと考えているのでしょう。

ジョンソン首相は正念場ですね。2019年7月24日から現職だというので、任期のほとんどはコロナ対策だったと思います。自身も発症し危ない場面もあった中、なんとか乗り越えた先に待っていたのはスキャンダルと不信任だなんて。政治家なんてやるもんじゃぁありませんね。

参考にしたページ


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