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大切な教え子達

高校野球・夏の大会が無事にスタートしている。
新型コロナの影響はまだあるが、昨年よりも少し前進できていると思う。
感染対策をしながら、無事に大会が進む事を祈るばかりだ。

今年最後の夏を迎える道場の教え子達もたくさんいる。
親元を離れ、寮生活で身の回りの事から自分でやってきた選手、自宅から通っていたが、早朝に家を出て夜遅くに帰ってくる生活を送ってきた選手、学校によって生活スタイルも様々。

ケガに苦しんだり、理不尽な部活のルールに苦しんだり、なかなか簡単には結果が出ない世界での苦しみは、やった人にしか分からないものがあると思う。

今年最後の夏になる全ての教え子達に「ここまでお疲れ様」と伝えてあげたい。
最後の夏、目一杯頑張って・目一杯応援して、高校野球を終えて欲しい。

高校野球・甲子園、日本の野球では、大きくスポットを浴びる一大行事で注目も高い。選手達は、そこに全てを注ぐぐらいの覚悟で挑むもの。
教え子達もそうだと思う。

しかし、私は高校野球はあくまでも人生の通過点であり、その後の人生の方が大切だと思っている。
高校野球2年4ヶ月という短い経験から何を学ぶかが大事だ。
勝った負けた、レギュラーかそうでないか、正直そこはあまり重要だと思っていない。
勝ち上がれる時もあれば、勝てない時もある。
どれだけ努力をしても結果が出ない時もある。

勝てない、試合に出れない、それだけで良いか悪いかを判断してしまう人は世の中にたくさんいる。
私は大事な教え子達に学んで欲しい。将来、そんな事で人を判断してしまう人間になったらいけないという事を。
どんな形やどんな結果になっても、よく頑張った事を褒めて、優しくサポートできる人間になって欲しい。

高校野球から何を学ぶか...それは気合いと根性、勝った負けた、試合に出る出ない、そんな事だけではいけない。

これからの自分の人生に生かすために、もう一度自分自身と向き合って、自分と仲間達と支えてくれた方々を思い出し「人として」教え子達が成長してくれたら、私はそれが一番嬉しい。

大切な教え子達、どんな形でも、これからの人生を変わらずサポートしたいと思う。

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