たけうち

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カイゴロク記事一覧

目次 
 はじめに
 序
1 事変勃発・Bちゃんの入院
2 孫子の兵法・介護の兵法
3 倉庫街の悪夢〜家族介護敗北考

GBの二回崩れ
1 介護申請失敗
2 介護無用の老夫婦
3 Gの入院の効果
4 隠密掃除
5 豆の記憶
6 つむじ曲がりの帰還
7 介護坂は下り坂
8 大崩れ

幕間1
1 生協の変
2 消えた老人と自転車

相模の乱
1 入院前騒動
2 院内マル暴?
3 Bの混乱再び
4 忘却

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夜襲はじまる

Bちゃんの飲み忘れ薬の残量を記入した紙を持ち、私ひとりで病院へ向かった。

 受付に紙を置いて帰ろうとすると、
「あとで先生からお話があります」
 ということで、しばし待った。
 やがて午前の診察がほぼ終わり、先生は私を診察室に招き、

「お母さんはもう自立は無理だと思います。できれば介護の手厚いホームに入るのが、いいと思うんです」

 日頃からBちゃんを案じてくださっているお医者さんの言葉である

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忘却の薬

Bちゃんの7大疾病は、認知症・糖尿病・高血圧、腎臓(弱)・高コレステ、便秘症・膝痛である。

 毎月、かかりつけ医から一ヶ月分の薬が出る。

 かかりつけ医は前年の『倉庫街の悪夢』のあと、「家族の介護が手厚いと公的介護は入りにくいものなんです」とアドバイスをくださった、あの先生だった。

 先生のアドバイスを一年経っても、まったく守れていないのが情けないが……。
 その日、Bちゃんの血液と尿の検査

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Bの混乱ふたたび

ケースワーカーさんのご助力をいただいた結果、Gちゃんは晴れて病院預けの身の上となることが決まった。

 この四十年で、GBの入院前にこれほどたまげたことはなかったなーと思いつつ院外へ飛んで出て、Bちゃんに電話をかける。

『あっ、Lちゃん? お父さんがいないんだよ、どうしよう!』

 Bちゃんは半泣きだった

「大丈夫、私と一緒に病院にいるよ」

 説明しながらタクシーに乗る。

「今からそっちへ

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院内マル暴?

CW(ケースワーカー)さんの『強制的に退院』という言葉が気になった。

 最悪の場合は、Gちゃんの入院手術が延期という事態になる。付き添い体制を整えて、再度の入院手続きへこぎつけるとしても、家族付き添いでは負荷が増すばかりだ。

 Gちゃんのために輸入されてきた角膜も無駄になってしまう。できればこのまま、手術を受けるところまでこぎ着けたかった。
 となれば、あとは目の前のCWさんと、CWさんの向こ

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相模の乱・入院前騒動

*このコラムはたけうちの父Gちゃんと母Bちゃんの介護記録です。
 介護は戦だ! GB包囲網戦 
 を含む介護コラムの一覧は下記にあります。

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 *ここまでのあらましと、これからのこと
 認知症の母Bちゃんと、失明直前の父Gちゃんの介護&看護の記録。
 今回から中盤戦に入ります。
 Gちゃんの二度目の角膜移植手術を迎え、施設利用と公的介護をかたくなに拒む老親ふたり。
 あたふ

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