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超個人戦のSNS時代を生き抜くコツ:池松潤さんの #SNSアウトプットLAB in 日田 イベントレポート

こんばんは。まさたけです。(@localdesignbank
昨日、大分県日田市で行われた、ニシグチライナさん(@Raina_LoveLions)主催の「#SNSアウトプットLAB in日田」に参加してきました。

 今回のテーマは、「SNS情報発信 ワークショップ in日田 ~ n 対 n コミュニティ編 ~」。今回はどうしてもこのイベントに参加したかった!それは、なぜかというと、主催者のニシグチライナさんが超推しの池松潤さん(@jun_ikematsu)が講師だったのです。一度お話を伺いたかったのですごく楽しみに参加させていただきました。

講師・池松潤さんとは?

慶応義塾大学卒業後、大手広告会社会社員時代に、雑誌コラム連載・ビジネス書を執筆・国内5万部は韓国などアジア海外版も。セミリタイヤ後、自転車ロードレースなど世界を旅する。福岡移住⇔東京。小説家 。執筆活動のほか、マーケティング・コンサルティングなど。(池松潤さん公式noteより

 noteを中心に、オフライン・トークイベント・meetup等の情報発信の分野で精力的にイベント開催などをされています。
・#note福岡meetup noteユーザーによる、ユーザーのためのmeetup
・#sns情報発信 「情報発信力UPを目指す人のためのワークショップ」

noteを始める人には、マジでオススメ!池松潤さんの 「はじめてのnoteシリーズ」+「すべてはフラットへ」のご紹介

 今回の講義のベースになっている池松さんのnoteを最初にご紹介しておきます。イベントレポートなのに、いきなり講師のnoteマガジンの紹介でスイマセン…笑

 でもでも、イベント中語られたエッセンスのほとんどが、既にnote記事にまとめられていますので、ご興味のある方はぜひお読みください。

工業化社会モデルのまま「コミュニティ」を形から入ってやっても「部分最適」なのではないか?SNSですべてが繋がり「フラット」が求められる時代に”コミュニティマネージャー”は「何が」必要なのか?
すべてが繋がるとフラットになるのは「ビジネス」だけではない、「組織」も「顧客関係」もフラットになる。これは「思考様式をアップデートしない・できない・したくないマーケッター」へ送る手紙である。それ以上でも以下でもない。

 では、改めてイベントのエッセンスをレポートします。講師の池松さんのご希望もあったので、SNSアウトプットLABで「よかったこと」「改善したらもっと良くなる」と思った2点についてまとめました。

#SNSアウトプットLAB 「よかったこと」

 2時間半の講義はとても中身の濃い、普段池松さんのnoteを読んでいても、更なる気づきが多かったです。講義内で示されたTipsを中心に勉強になったポイントをメモとして書き残します。

①SNS全盛の今必要なコミュニケーション方法が知れた。

・リアルで会う前に自己紹介を事前にする
 noteやブログに自分のプロフィールや現在やっていることなどをまとめておくと、リアルでお会いした時に既に人となりがわかって初めて会った気がしない。

・SNS全盛の時代に必要な事
 過去や実績などを語るんじゃなくて、未来に向けてやりたいことや自分の興味関心を中心にアウトプットすることで、炎上とも無縁になるし、自分と属性の近い人にも出会いやすくなる。

・個人とがっちり握手をする
 フォロワーやPVを増やすとか、そういうKPIを求める前に、1体1でちゃんと話の出来る人、つまりファンをいかに作るかに集中した方がいい。重要なのは、「固い握手を5人とする」こと、そして1人にでもいい。「困った時はお互いさま」を言う。言い合える人間関係を作ること。

・セミナーは、健康サプリのようなもの
 サプリを飲んだだけでは痩せられないのと同じように、ノウハウやTipsを学ぶセミナーに参加して満足するだけでは成長できない。どんどん未来に向けてやりたいことや自分の興味関心を中心にアウトプットをしよう。

・SNS時代に「繋がる」がもたらす価値
 sagakoさんの「泥臭い、私のTwitter転職」の事例や、池松さんがメルカリでサックスケースを売ったお話に見るネットの本質のお話。それは「出会い」であり、「繋がり」である。

・自分が何者かを正確にアウトプットすることの重要性
 長野県の山奥にある「わざわざ」というパンと日用雑貨のお店。店名のとおり決して便利でない場所なのにもかかわらず、わざわざお客様も従業員もやってくる。代表の平田さんが書くnoteウェブサイトでの膨大なアウトプットの結果、ファン化したお客様や転職希望者がわざわざを訪れる時点で既に「わざわざ」の理念を知ってもらっているため齟齬がなく、クレームや離職というリスクが回避できている。

 なんと、「わざわざ」には転職応募者に読むことを義務づけている「わざわざの働き方」まであります。

②noteの上手な書き方・アウトプットの方法が知れた。

・アウトプットをするのに何を書くか問題
 アウトプットを続けるって難しいですよね。そんな人にオススメなTips「自分を再発見する4つの問い」はすごく参考になりました。①友達から「すごいね」と言われたことは何?②どんな瞬間に幸せを感じる?③感動した時に、思わずやってしまうこと④どんな未来を実現しようとしてる人?

 これはそれぞれ、①考え方や行動の特徴、②この瞬間「幸せ」と思うこと、③どんな表現をするか、④情熱を持って取り組めること。これら自分自身を知ること、可視化するのにすごく役に立ちます。

・工業化社会とは違う今の時代に求められるアウトプット
 自分の生き方のフィルターを通してみる。課題の発見→解決方法というノウハウや時短系の手っ取り早く何かを手に入れる文章ではなくて、自分が美意識を感じる生き方のフィルターを通した文章が求められている。

 それはなぜか?工業化社会は、とにかく役に立つこと、最短で手に入れる方法が求められたけど、今の時代は誰が話しているのか、その人にしか表現できないことが価値として求められています。そのために自分が何者であるか、自分が未来に対してどんな考えや興味関心を持っているかをどんどんアウトプットすることが大切だと。これがセルフプロデュース・セルフブランディングに繋がる。

・要約力を身につける
 まず思いついたことを300文字程度に書き出して、それをTwitterサイズの140文字に圧縮する。こうすることで、濃厚で短時間で伝わる文章の書き方が身につく。

・1ページ1メッセージを心がける
 あれもこれも欲張って書かない。読者が記憶に残してくれるのは1つにメッセージだけ。

・自分のキャラの作り方
 文書として何を書き積んでいくかでその人となりが赤裸々にバレてしまう今の時代、自分がどんな人間かを正確に表現することはとても重要。そんな時に役立つのが、あなたがどこからきて、どこに行こうとしているのか。それからオフィシャル感の漂う表現と、その舞台裏が程よく見えるアウトプット。

 読んでいる人に、あなたが誰なのかを伝えられる文章を書くことを心がける。つまり誰でも書ける文章じゃなくて、あなただから書ける体温を感じられる文章を書いていく。

・文章が書けるようになる方法・ノウハウ
 ①単純な前提条件:書くということに費やす時間を増やす。
 ②文章を書けるようになることと、筋トレは似ていて書く回数を増やすことで身につくスピードも速くなる。エクササイズが大事
 ③学ぶ・真似る。自分と書きたいことが似ている&書き方、アウトプットの仕方が旨い人の文章を写経する。コピペでパクるんじゃなくて、文章の構造などを、自分に当てはめて書き直してみる。

・書けるようになるためのコミュニティの重要性
 エクササイズの精度を高めるために、自分が書いた文章のフィードバックをお互いにできる場所を見つける。自分の文章のいいところを3つ、直すべきところを3つ、お互いにフィードバックし合えば、高速で文章力は向上する。

・組織SNSアカウントの運営者「中の人」の情報発信の仕方
 日経の「つぶやきを止めるな!「中の人」座談会(日経MJ)」や福岡市美術館”中の人” Kensaku Yoshizakiさんの紹介などがすごく参考になりました。


・頼まれなくても価値をシェアしていくこれからの情報発信
 池松さんが、コルクを立ち上げたメガヒット編集者・佐渡島庸平氏の「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ」という本の図解をしたお話。

③池松さんの超フランクな雰囲気で講義を楽しめた。

 参加者は6名。講師の池松さんとの距離2m。この環境と池松さんの超フランクな雰囲気も相まって、かなり主体的に参加できました。ただ講義を聴くだけでなく、自分の現状の問題点を考えながら、池松さんの話されるお話一つひとつを自分事に捉えながらお話が聞けたのがよかったですね。

④参加者からの質疑応答にしっかり時間をとって下さった。

 ちょっと印象的だったのが、池松さんが質疑応答の時間をとって下さる際に発した「まあ、こうやって質疑応答って言っても質問する人はなかなかいないですけでね。」ひと言。

 質疑応答で、手を上げて質問できる人は、自分の問題意識をちゃんと持って講義を聴けているし、講義を聞いていて心の中で自分が引っかかった事項を見逃さずにメモってる。

 そして、「こんなことを聞いて、笑われないか」という変な羞恥心を持ってしまっているんじゃないかと思う。

 世の中のセミナーには、質疑応答の時間をちゃんととってくれる事は少ないので、そして講師の人からピンポイントで自分の疑問点に対して解説をいただけるチャンスなので、質疑応答で最初に手を上げるファーストペンギンのポジションは絶対狙っていくべきだと僕はいつも思っています。

#SNSアウトプットLAB 「改善したらもっと良くなる」

 素晴らしい講義だったので、改善点を書き出すのは参加者としておこがましいのですが、池松さんのご要望もあったので、素晴らしい講義だったことを前提に「あえて言うなら」というスタンスで2点まとめてみました。

①セミナーの目次的なものがあったらもっといい

 池松さんのセミナーは初参加でしたが、とにかく2時間半くらい池松さんが淀みなく話し続けることに驚きでした。中身も濃くて、どんどん色んなTipsが紹介されていき、インプット量がヤバい笑

 惜しみなく話される池松さんの話し方スタイルなので、得るものが多い反面、セミナーの目次的なものが提示されていない状態だと、話題の転換点や、今何の話題について話されているのか迷ってしまうことがありました。

②参加者同士のワークショップがあればもっといい

 こういう講義系のセミナーで共通する終わった時点での消化不良には共通点がある。それは、一緒に参加した他の参加者の皆さんが、どんな方が参加されているのか、どんな問題意識を持って参加されたか、どんな気づきがあったか、参加者同士がシェアする時間がないこと。

 もちろん、終了後に個別で名刺交換などをして話せばいいんですが、参加者が多い場合、なかなか全員とお話をする時間もない、自分から話しかけるのが苦手な場合寂しい結果になる。

 なので、簡単な自己紹介やアイスブレイク、セミナー途中で簡単なワークショップなどがあったら最高だなって思いました。

#SNSアウトプットLAB 「まとめ」

 最後に素敵なセミナーを主催してくださったニシグチライナさんに感謝!池松さんを決して都会でもない大分県の日田市まで招聘できるのは、ライナさんのnote愛潤さん愛の賜物だと思います。

 イベント中に日田市にある「HAZEBO coffee」さんのオードブルまでご用意していただいて、最高でした!ありがとうございました!次回5月開催分も楽しみにしています♪

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