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ブログを書くのが苦手な人が何かをPRする文章を上手く書くための7つのコツ。

マサヒロタケヤ(@locialdesignbank)です。

あなたがブログを書くのが苦手な理由は「型」を知らないからかもしれない。なぜなら読みやすい文章や惹かれる文章を書ける人は、文才云々よりも「何をどうやって書く」かという型を知っています。

先日、福岡県よろず支援拠点という国が設置した無料の経営・創業相談所の松代先生の「伝わる文章力の磨き方セミナー」というセミナーを受けました。

せっかく貴重な知識をインプットしたので、忘れないうちにアウトプットしておきます。では、早速「ブログを書くのが苦手な人が何かをPRする文章を上手く書くための7つのコツ」を順番にメモります。

①文章を書く前に決めておくべき3つのこと
②ひと文の構成を必要十分に保つ7つの方法
③ターゲットではなくペルソナを設定する
④ペルソナの興味・悩み・不安を知っていますか?
⑤自分(の商品)の強みを6W2Hで棚卸しする
⑥あなた(の商品)から得られるベネフィットは何ですか?
⑦公開前に推敲してますか?

※今日のセミナーでは触れられていない内容も理解を補完するために追加しています。用語解説などは、適宜リンクが貼ってありますので、深く知りたければリンク先もどうぞお読みください。

①文章を書く前に決めておくべき3つのこと

1.何(誰)のために書くのか。=Whom
2.何を書くのか。=What
3.どのように書くのか。=How

例えば、僕はこの記事を、「Whom=ブログを書くのが苦手な人」のために「文章を上手く書けるコツ=What」を「7つのポイントを箇条書きで系統立てて=How」書こうとしています。

文章全体の構成、いわゆる「文章・記事の設計図」を最初に固めておく作戦です。この文章の設計図には「PREP法やホールパート法」などがあります。

最初にこれだけを決めておけば、書いている途中で自分の文章があらぬ方向に迷い込むことがなくなって過不足なくスラスラ書けます。結果的に読者の方にも読みやすく、書き手の意図をちゃんと理解してもらえる文章・記事になります。

②ひと文の構成を必要十分に保つ7つの方法

1.一つの文には一つのメッセージだけ
2.無駄な装飾を省いて短い文に
3.主語と述語を近づける
4.句読点を適切な場所に
5.接続詞は文章がマノビする原因
6.五感に訴える臨場感のある文章を。
7.曖昧な表現を避け、具体的な表現で。

僕も気を抜くと、この7つのポイントを忘れてダラダラと長いだけの文章を書いてしまうことがあります。

ひと文の構成をシンプルかつ必要十分なサイズにすると文章にリズム感が出て、読者に最後までストレスなく読んでもらうことができます。

③ターゲットではなくペルソナを設定する

よく文章を書く際にターゲットを設定しなさいって聞きませんか?
ターゲット設定といえば、「20代後半〜30代前半の独身女性」とか。でも、こんなざっくりした切り分けでは、色んな人に届けようとしても誰にも響かない文章になってしまいます。

一方、ペルソナ設定だとこうなります。
「30代前半の独身女性」
「肌荒れが最近気になる」
「クリスマスデートまでに綺麗になりたい」
「仕事が忙しくてエステに行く暇がない」
「普段読むのはMORE、アプリはMINEをチェック」

ここまで絞り込むと、この女性がどんな生活をしていてどんな情報を必要としているか浮かんできますよね。これは①の「何(誰)のために書くのか」に繋がってきます。

参考:ペルソナとターゲットの違いを教えます!ペルソナの設定方法とは

④ペルソナの興味・悩み・不安を知っていますか?

③のペルソナ設定とかぶりますが、ペルソナの深掘りのためによく使う手段です。目の前にペルソナ設定した人がいると想像して、その人の興味・悩み・不安などをインタビューするつもりで考えてください。既にお客様がいる方は、お客様からよく聞くキーワードなどを書き出しましょう。

その仮想インタビューの結果出てきた課題に対する解決こそが、あなたが書くべき文章のメイン素材になります。
参考:ペルソナ設定の重要性は分かった!で?具体的にどう活かすの??

⑤自分(の商品)の強みを6W2Hで棚卸しする

あなた(の商品)の強みは何ですか?って聞かれてすぐに答えられますか?自分のことなのになかなか難しいですよね。そんな時に便利な分析フレームワークが「6W2H」です。

6W2Hは、5W1Hに「Whom(だれに)」と「How much(いくら)」を追加し、下記のそれぞれの頭文字をとった略称です。

・When: いつ:発売の機会、タイミング
・Where: どこで:販売するチャンネル・場所
・Who: だれが:実現する中心人物
・Whom: だれに:販売するペルソナ像
・What なにを:売る商品やサービスの特徴
・Why: なぜ:ターゲットが商品を買う理由
・How:どのように:販促や集客方法
・How much:いくらで:価格設定・支払い方法

8個の切り口から自分(自社の商品)の強みを棚卸しすることで、PRの文章を書く時の自分(自社の商品)の強みに対する証拠として自信を持って打ち出すことができます。
参考:マーケティングに使える6W2H<ケース・スタディ3選>

⑥あなた(の商品)から得られるベネフィットは何ですか?

ベネフィットとは、あなたの文章を読んでお客様が得られる利益・発見です。注意したいのは、⑤で棚卸しした強みをそのまま並べた文章ではお客様には何も与えられないということです。

強みとベネフィットとは似て非なるもの。それでは、何が違うのか見てみましょう。

・強み=書き手サイドが認識している商品の特徴・差別ポイント(自慢話)
・ベネフィット=お客さんが商品を使うことによる生活や心の変化・向上(お客さんの悩みや不安への共感)

とはいっても、ベネフィットだけを書けばいいかというとそれも違う。『強み』と『ベネフィット』は切っても切り離せない「相関関係」にあります。
『ベネフィット』を生み出す根拠になるのが『強み』なので、この2つを絡めて書くことが大切です。

参考:ベネフィットライティング|お客さまの感情を揺さぶる5ステップ

⑦公開前に推敲してますか?

さて、いろいろ書いてきましたが最後にもう一つ大切なことを押さえておきましょう。それは『推敲』。書いてすぐの文章は、①~⑥に照らし合わせていくと意外にダメダメなことが多いです。なので下記のような方法で読み直して細かい修正を最後にすると、より読みやすい文章になります。

・翌日読む
・音読する
・印刷して読む
・知人に見せる

参考:コピーライティング の反応率を上げる!推敲(すいこう)作業とは?

最後にこの記事に関連する「文章の書き方」記事をご紹介

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