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E-PM2というカメラ。

カメラを数台所有しているが、気がつけば一番長く使っているのがこのOLYMPUS PEN(ペン)mini E-PM2だ。
2012年10月にオリンパスから発売されたこのカメラは、フィルム時代から続くペンシリーズを小さくまとめたミラーレス一眼だ。
小さなボディながら高画質を謳ったこのカメラは、条件さえ揃えば今でも十分通用するだろう。

購入経緯

このカメラを手にしたのは絶賛フリーター中の2014年頃。
初めて買ったカメラでNikonのエントリー機D3200を所有していたが、「もっと小さくて軽いカメラが欲しい!」「ドラマチックトーンが使いたい!」と思い購入することとなった。
ヤフオクか何かで新品同様のレンズキットと17mmF2.8のパンケーキレンズを一緒に購入したと思う。
その後レンズを売ったり買ったり譲ったりして、今は25mmF1.8の単焦点とBCL-0980(フィッシュアイボディキャップレンズ)に落ち着いている。
小さく軽量なボディとこれらのレンズの組み合わせは「とりあえずカメラ持っていくか」にぴったりである。

PENとは、E-PM2とは

最初のペンシリーズ(フィルムカメラ)が開発された当時はまだまだカメラが高級品だったこともあり、趣味で始めるにはハードルが高かったと言われている。
そんな時代に「もっと大衆に広く行き渡るように、もっと身近に感じられる道具のように」との思いで開発されたカメラがペンである。
その思いを最も実直に受け継いだカメラが、ペンシリーズの中でもさらにミニマムにまとめたPEN mini、もといE-PM2なのかもしれない。

有効画素数1605万画素、4/3型センサーを搭載している。
タッチシャッターは便利だしアートフィルターも楽しい。
ボディが223gと軽量なため小さな三脚でどこにでも固定できる。
よくクリップ三脚を自作し持ち歩いていたが、相性は抜群だった。
小さな機体にカメラを手軽に楽しめる機能が満載だ。

今のカメラと比べれば少し物足りない1605万画素という画素数も、編集がサクサク進むことを考えれば許せる。
無論スマホでの鑑賞やL版プリント程度なら気にならないし、瑞々しい発色は現代でも色褪せていない。

不満な点があるとすればモニターが少し荒いこと、ISO100が使えないうえに最速のシャッタースピードが1/4000秒なことくらいだろう。
晴天の日にF1.8の開放を使えないことがしばしばあるが、まぁ絞ればいいのだ。
軽くて小さいが故に持っていることを忘れてバシバシぶつけてしまったり、ロッカーから垂直落下させてしまったり、日常使いながらハードに使用してきたことを考えると文句は言えまい。
マジでありがとう。

ただそんなPEN miniシリーズはE-PM2以降後継機が登場していない。
これから開発されるのかはわからないし、多分しないんじゃないかな。

おわりに

FUJIFILM X-T30Ⅱを購入してからはお散歩カメラのポジションを奪われてしまった感はあるけれど、それでもとことん使い倒していくつもりだ。
このカメラが壊れたらマイクロフォーサーズ機は買い足さないんじゃないかな。
でも25mmの単焦点はもうボロボロで売っても二束三文だろうし悩ましい。
なんなら先代のフォーサーズ機も欲しくなってきている。

とりあえずペンライトシリーズが安くなっていないかなぁとカメラ屋の在庫を徘徊している今日この頃の俺。

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