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父親とは、を考えさせられた一冊

父滅の刃という本をご存知だろうか?
知っているよ!もちろん!という方
「父」滅の刃だよ笑

最初、題名を見た時は、
結構ふざけたタイトルだなぁと思っていたが
著者を見て「樺沢紫苑」先生
あら!すいません!
僕、アウトプット大全の大ファンです♪

しかも父親について書かれているともあって
これは読まずにはいられない
と手に取ってみた

内容は、映画を父性という観点で切り取った評論
それがまた面白い

時系列で、映画とその時代背景の流れが
父性への扱い方としてかなり一致している
その流れには、父親が憧れや畏怖、強者という存在から
父性が敗北する、父性探し、そして最後には父性の消失という
これまで求められてきていた父親像が刻々と変化してきたことが示されている

そして、本題の鬼滅の刃
題名を見てもきっとメインはこの項目であろうと踏んだ
個人的にだが、やっぱりここに集約されている気がする
それは強烈な父性はいまだに支持されうること
ただし、樺沢先生によると鬼滅の刃では

主人公の中に父性と母性とが共存している

と解説してくれている
そのバランスの絶妙さが、このマンガの人気の理由なのだろう

読後感としては、
父親である自分にとって、
父性というものがどういうものであるかを理解し
何を目指せばいいのかというのが
ものすごく見えにくくなった気がした

それは、嫌な気持ちというわけではない
子供達にとって、見せられる背中の1つを見せてあげようという1つの決意に近い

個人でできることはたかが知れている
自分自身が主人公のように、
父性も母性も両方持ち、かつバランスよく使い分けるなんて芸当をこれからできるようになる気もしない
なら、それを子供達に選んでもらえばいいのではないか

すごい人はたくさんいる、そういう人たちをたくさん見せてあげること
つまり、子供の世界を広げてあげること
が今そしてこれからの自分にできる最大限の父性ではないだろうか

妻ともゆっくり話しながらそう感じた


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