イクサラン:失われし洞窟後のパウパーについて(グリクシス親和視点多め)
前書き
まず、これを書こうと思ったのはパウパー神決定戦で使用したデッキの反省をしようと思ったところにあります。
反省点は大きいもので二つ。
一つはカウゲート対策に間に合わせの砲弾をサイドに1枚起用しておくべきだったこと。
これはカウゲートだけでなく、クラーク族のシャーマンの効かないフェアリーなどにも有効だったので、メイン1枚サイド1枚の合計2枚は取るべきでした。
そしてもう一つは焦燥の連続砲撃ではなくブレス攻撃を採用すべきだったこと。
真紅艦隊の准将が環境にいるのに、それに効かない焦熱の連続砲撃は悪手でした。
あとの反省点は「サイドの否認2枚はいらなかった?」とか「ゴリラのシャーマンよりも1/1入れてくるデッキにも入れられる火の中に投げ入れるを採用すべきだった?」など、自分でも結論を出しきれていない部分が多く、いまだに悩んでいます。
それらを考慮して今からデッキの反省点と改良したレシピを掲載しようと思ったのですが、次のセット「イクサラン:失われし洞窟」で各種デッキのアップグレードがされそうなので、次セットの環境も踏まえてデッキの改良案を出していきたいと考えを改めました。
イクサラン:失われし洞窟の有力カード
注目している主なカードは以下の4枚です。
まずはゴブリンの墓荒らしから見ていきましょう。
アーティファクトをコントロールしていたら1マナ2/2速攻になります。
ゴブリンの先達を上回るスペックです。
分かりやすく強化されるデッキはカルドーサレッドですね。
第5回パウパー神決定戦の優勝者デッキを参考にしました。
サイドボードはそのままです。
https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/625281/show/
ゴブリンカウントが増えたのでゴブリングレネードを2枚入れています。
1マナタフネス2が増えて祭典壊しのような1点ダメージが効かなくなり、かつアタッカーが増えてさらに速度が上がった印象を受けます。
ついでに言うとゴブリンの墓荒らしは海賊なので、焦熱の連続砲撃は効きません。地味なアップデートです。
パウパーの2点以上ダメージはブレス攻撃や悲哀まみれのように3マナ以上なので、ブン回られて先手3キル、もしくは全体除去を打ってもフルタップ返しに奇襲隊と再誕で8点ダメージが飛んできて間に合わない可能性が十二分にあります。
まごう事なき次環境のトップメタ候補です。
このカルドーサレッドを仮想敵としてひとまず置いておき、注目している後の3枚を見てみましょう。
毒気の薬、胆液の水源の弱いバージョンの追加です。
税血の刃、残酷な布告のアーティファクトバージョンです。5マナクリーチャーでの作成で毎ターン1点ドレイン、アーティファクト版の打倒になります。
そして熱狂的な献上、命取りの論争の地図トークンバージョンです。
すべて黒2マナでアーティファクトに関係がしています。
特に注目しているのは税血の刃で、コーの空漁師ときらめく鷹で使いまわせるエディクト。おまけに裏返ると毎ターン1点ドレイン出来る置物に変わります。おまけに命取りの論争や熱狂的な献上の種にもなります。
5マナ毎ターン1点ドレインは悠長ですが、一応大体同じ効果の不正相続が黒系コントロールデッキで採用されていた実績があります。
※不正相続はエンチャントかつ6マナ生け贄で4点ゲインになるので圧倒的に強くはあります
まずはこれら3枚を採用した親和デッキを、黒が相当濃くなるので、青を抜いて一度考えてみます。
こ……これでいけるんか!?!?あまりにも攻撃力が低くないか????
カルドーサレッドに対抗するために早く出せるクリーチャーの金属ガエル、軽い除去の感電破を採用しています。
コンセプトは除去コントロールですが、結構な怪しさはあります。また色が2色になったのでマナフィルターの役割が強かった採色の星を抜いてドロー力が強い毒気の薬を入れています。
ただ青抜いたせいでケンクのアーティフィサーと歯車襲いの海蛇が抜けて、強いクリーチャーがマイアの処罰者しかいなくなりました。
こんなんで勝てるんか……?ただ1年以上前にはマイアの処罰者がフィニッシャーのデッキが勝っていたので、可能性は十分にあります。
本当かなぁ……。
この時はネオ神河入ったくらいでテラーが参戦する前ですね。
青単フェアリーが勝っていました。
あと白黒のプリズムホークというのも考えてみました。
若干遅くて全体除去無いけど、どうなんだろう。
きらきらカウント増やすのなら未達への旅ですが、全体呪禁が入ったのとインスタントタイミングで動きたいので喪心にしています。要らないかも。
最後に
ついに今週末に迫ったイクサランのプレリリース。
これからのパウパー環境がどう変化するのか楽しみですね。
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