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『非常識な成功法則』 神田昌典の考え方 第13回




『非常識な成功法則』 神田昌典の考え方 第13回

『非常識な成功法則』 神田昌典 フォレスト出版
2002年6月29日  初版発行
2002年8月19日  10刷発行


タイトルは忘れましたが、その本によれば、脳は潜在意識と現実を区別できないそうです。

ですから、潜在意識を高めれば実現できることになります。

「願望実現の科学」は実証されているのです。

以前、このブログでご紹介した、願望を紙に書いていつも見ること(潜在意識に働きかけること)によって、いつの間にか達成しているというのは、そういうことなのでしょう。


贅沢がいけないわけではないんだ。お金の流れを変えるほど、自制心なくて贅沢をすることは、お金に嫌われますよということだ

「ランチェスターの法則」を考えれば、収入の11%以下であれば、さほど問題はないのだが、それ以上だと、今度は、全体の流れを変えてしまって、取り返しがつかないことになるリスクがある、ということだ。

つまり、贅沢がいけないわけではないんだ。お金の流れを変えるほど、自制心なくて贅沢をすることは、お金に嫌われますよということだ

『非常識な成功法則』 神田昌典 p. 202 


給与は「稼ぐもの」だ。自分の年収は、自分で決められる

サラリーマンの年収が上がらないのは、給与を「貰うもの」と錯覚していることだ。給与は「稼ぐもの」だ。自分の年収は、自分で決められる

私がこのことに気付いたときの話をしよう。
私はアメリカのビジネススクールに留学した。私の入学当初は、MBA(経営学修士)を取れば、就職は引手数多で、年収一〇〇〇万円は確実といわれていた。しかし、卒業する年にはバブルが崩壊していた。就職口はあまりなく、拾ってくれた会社で、私は年収七〇〇万円の給与を貰った。
ところが、役人上がりだから、仕事ができないとみなされる。
入社後三ケ月で、リストラされた。
人生設計は台無し。何でリストラなんてされるのか。
落ち込んで、何も考えることができない。かなり悩んだね。

『非常識な成功法則』 神田昌典 p. 203 


潜在意識の力はものすごい、ということ。潜在意識に刻まれるということは、自動的に起こってしまうというのだ

あるとき、ふらっと書店に入ると、吸い寄せられるように、棚の本に目がいった。『マーフィーの成功法則』という本だ。私は、それまで成功法則というのは、眉唾ものだと考えていた。でも読んでみて、衝撃を受けた。自分にあてはまることがいっぱいあったのだ。

書いてある内容をズバリいえば、潜在意識の力はものすごい、ということ。潜在意識に刻まれるということは、自動的に起こってしまうというのだ
「あぁ、そうか、俺がリストラされたのは、年も若いし、リストラされるんだったら、俺が一番初めかな、と不安に思っていたからなんだ。そうか、不安に思っていたことが、ただ単に現実になっていただけなんだ!」

『非常識な成功法則』 神田昌典 p. 204 



🔷編集後記


この元記事をアメブロに投稿したのは、9年前のことです(2014-01-08 21:31:18)。大幅に加筆修正しました。

この本が出版されたのは2002年6月29日です。
今から21年前のことです。

しかしながら、この本に書かれている内容はいささかも古びていません。
もちろん、時代の変化で表現方法は今とは違うことはあるかもしれません。

「日本の常識は世界の非常識」「昨日の常識は今日の非常識」などと表現されたことがありました。

神田さんはわざと逆説的な表現を使って、読者の固定観念を粉々にしてしまおうとしているのです。少なくとも、私はそう考えています。

少子高齢化が世界一速く進行している日本が、これから将来に向けて何ができて、何ができないのかを考えることがきわめて重要です。

政治家や官僚に任せっきりにせず、国民一人一人が考え、行動することが求められます。


今後、カリスママーケッターと呼ばれた神田昌典氏の著作の内容から、激変する現代においても一度立ち止まって再考してみる価値があると思われる事柄をお伝えしていきます。
少しでも、あなたのお役に立てれば幸いです。


<今回の投稿から印象的な言葉を取り上げます>

🔴「潜在意識の力はものすごい、ということ。潜在意識に刻まれるということは、自動的に起こってしまうというのだ」

私は潜在意識というものを100%信じているわけでありません。

70年近くになる自分の人生を振り返ってみますと、物事を悪い方に捉えた時には、うまくいかなかったと思っています。→ ネガティブ・シンキング

否定的な認識を特徴とし、不快な感情や行動、健康への悪影響に関連する、自己、他者、または一般的な世界についての認識

  ネガティブ思考とは何か ダイレクトコミュニケーション 


では、逆に物事を良い方向に捉えた場合はどうだったでしょうか? → ポジティブ・シンキング

なんでも前向きに物事を考えればそれは実現し、人生はうまくいく、という考え方、物事の良い面を見ようと努め、ポジティブな姿勢を保ち、「思考そのもの」を変えることで現実を変えることを目指す思考法である。
(中略)
現実を楽観的に捉え正確に把握できない「楽観主義バイアス」、ポジティブな妄想を強めるという指摘もある。積極思考では、自分の力が及ばないことが起こると考えたり、未来の破滅を恐れるのは、自己の変革が必要な証拠だとされる。現実はすべてその人の思考次第という考えは、科学的に証明されておらず、疑似科学と呼ばれており、多くの科学者は支持者たちが科学概念を捻じ曲げて援用していることを批判している。

積極思考 Wikipedia 



残念ながら、こちらもうまくいったという印象はあまりありません。
その理由は、有頂天になって、隙ができたからではないかと思っています。油断したため、足をすくわれたのだと。

結局、私の場合には、ポジティブ・シンキングでもネガティブ・シンキングでも結果オーライとはならなかったことになります。


🟥人が書いた文章や人が発した言葉の一部だけを取り上げる(切り取る)と、その人の文章や言葉の真意を理解できず、誤解してしまうことがあります。前後の文脈の中でその言葉を理解しなかった結果です。

先入観を極力排し、他の人の言葉や文章を理解するように努めなければなりません。


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