第７８話　ネタバレ（２）

■参考 鬼隠し編執筆に際して、綿流し編の事件資料を読み返しました。その時初めて知った事実もありましたし、綿流し編を読んでいなかったら書けなかった描写もあります。
 
例えば、詩音の叔母殺しの描写。綿流し編だと詩音自身が犯人だと自白していながら、実は詩音ではなく別の人間が真犯人でした的な感じで終わっていましたが。
 
今回は、実際に犯行を行ったのは実は詩音ではなく詩音に変装していた別人で、それを後から詩音がアリバイ工作をした形で終わりました。
 
詩音の叔母殺しのトリックは、本当に複雑かつ綿密なものを考えていました。でもいざ書き出してみると思ったようにまとまらず、何度も書き直していました。
 
結局詩音の殺人方法は、一番最初に思いついたものを使うしかなかったんですよ……。
今回の事件は本当に様々な要素があって、それらをきちんと詰め込んで、ひとつの話にして完結させるというのが本当に難しい。
 
だから、もし今、続きを求められても、書けないと思う。というより、多分もう書く機会がないんじゃないかと思います。

今回書いた話は、全部の伏線を回収できたとは思いますが、それでもどこかで落としている伏線や設定なんかもあると思います。
 
特に沙都子についてはまだ未解明の部分が多くて、私の中の結論に至っていません。だから私はまだまだ納得できていない。そういうところがきっとある。でも私は書くことしかできない人間だから、それをいつまでもぐずってはいられないんです。
 
最後にもう一度、謝辞を書きます。

まずは担当編集者さん！いつもお世話になっております。
そして読んで下さった皆様へ、最大の感謝を込めて！！
ありがとうございますッ！！！
 
前原圭一

 
1（6月5日夜～翌日早朝。大石さんからもらったメモを頼りの捜索活動がはじまる）
2 古手梨花
3 富竹ジロウ
4 北条悟史
5 真打ち登場！（園崎魅音）
6 真打ち登場！（園崎詩音。詩音の部屋にあったアルバムには、詩音の両親が虐待されている姿が収められていた。虐待の理由が両親の実子である詩音にあることを突き止めて復讐に燃える）
7 鬼婆襲来！（鬼婆、鬼の形相で詩音を叱りつけるが、鬼ヶ淵死守同盟の名を出して撃退する。だがその怒りは収まらず、ついに園崎本家に乗り込み大暴れする事態となる。
 
鬼婆に恐れをなした長老衆は、ダム戦争における死守同盟の敗北を認めたことを明かし始める。その事実を知った鬼婆、満足そうに笑って退場。鬼が去り、死守の誓いを立て直された死人たち。鬼たちは彼らの団結を再び恐れたのか、以後死人が出ることはなかったという…………）

 
■参考
・興宮タイムズ昭和58年8月26日号
・雛見沢村連合自治組合 広報誌雛見沢通信vol.18 No.3
（注）……作中の表現について不快な思いをさせてしまった方がいたらごめんなさい。この場を借りて謝罪致します。申し訳ありません。

詩音と悟史は、同じ日に生まれましたが双子ではないです。
ふたりの出生の経緯はかなり特殊で、それを元にこのシリーズを書いています。

また詩音の両親が離婚する際、母親が親権を得ることができず、父親の元に引き取られています。

詩音のモデルになった人がいます。私の父ですが名前は仮名です。
あと詩音の両親が離婚した時の状況や展開など、モデルとなった人達のエピソードや背景が色々とありまして、それを基に物語を作っていったわけですが、さすがに細かいところまで完全に同じというわけにはいかない部分も多くて、オリジナル要素が混じっています。
 
その辺はモデルにした人の人柄が反映されている部分だと思って頂けると幸いです。
 
それにしてもあの校長はひどいですよね。
ちなみにこの物語には続編がありまして、それは、鬼隠し篇と鬼ごっこ篇を合わせたものです。これは構想段階でお蔵入りになっていましたが、こうして形にできたことが嬉しく、感慨深いものがあります。
 
でもこれは詩音の両親をモデルにした登場人物が活躍するものですし、それにかなり残酷なお話でして、読む人に苦痛を与えかねない内容になっていると思います。
 
この辺りも、私が鬼隠し篇を書いた時と同じくらい苦労している点ですね。まぁでも……多分書かないんじゃないかなぁ……？（ぉ。書くとすれば綿流し編の後日談かなぁ。



続く……

＜編集後記＞

最初の「夢の中」（シーズン1と仮に命名）は299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明のテキストを出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとにテキストを生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。

🔴お知らせ

2022/11/19　23：00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル：　とりんさま6.8B beta V2　→　とりんさま7.3B V3
2022/11/19　23：25頃
接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル（とりんさま6.8B beta V2）でテキストを生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。

言語モデルは　（とりんさま7.3B V3）　から　とりんさま7.3B V5 (3WAY)（2023/01/03）に変更しました。

「AIのべりすと」の設定

「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月３日にプレミアム会員の１つの「ボイジャー会員」（970円+税／月）に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと　プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル：　とりんさま7.3B V3（2022/11/19　バージョンアップ）　→　とりんさま7.3B V5 (3WAY)（2023/01/03）

このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、３種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です。

１.　デフォルト　　AIに好きに書かせます
２.　セリフ　　　　台詞を優先
３.　ナラティブ　　地の文を優先

この３つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「２.　セリフ　　台詞を優先」から
「３.　ナラティブ　　地の文を優先」に変更しました。
✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「２.　セリフ　　台詞を優先」と「３.　ナラティブ　　地の文を優先」を併用することにしました。

使用したAI

AIのべりすと

⭐関連した記事をまとめたマガジン

ＡＩとビッグデータ

ご興味があればご一読下さい。

⭐回想録

⭐マガジン　（2023.03.24現在）