【大人の流儀 伊集院 静 心に響く言葉】 Vol.43
大人の流儀
伊集院 静さんの『大人の流儀』から心に響く言葉をご紹介します。私は現在『大人の流儀』1~10巻を持っています。このうちの第1巻から心に響く言葉を毎回3件ずつご紹介していこうと考えています。全巻を同様に扱います。
時には、厳しい言葉で私たちを叱咤激励することがあります。反発する気持ちをぐっと堪え、なぜ伊集院さんはこのように言ったのだろうか、と考えてみてください。しばらく考えたあとで、腑に落ちることが多いと感じるはずです。
帯には「あなたのこころの奥にある勇気と覚悟に出会える。『本物の大人』になりたいあなたへ、」(『続・大人の流儀』)と書かれています。
ご存知のように、伊集院さんは小説家ですが、『大人の流儀』のような辛口エッセーも書いています。
「大人のお洒落は靴に出る」から
伊集院 静の言葉 1 (127)
「大人のお洒落は靴に出る」から
伊集院 静の言葉 2 (128)
「どんな手紙がこころを動かすのか」から
伊集院 静の言葉 3 (129)
出典元
『大人の流儀 2』(書籍の表紙は「続・大人の流儀」)
2011年12月12日第1刷発行
講談社
✒ 編集後記
『大人の流儀』は手元に1~10巻あります。今後も出版されることでしょう。出版されればまた入手します。
伊集院静氏は2020年1月にくも膜下出血で入院され大変心配されましたが、リハビリがうまくいき、その後退院し、執筆を再開しています。
伊集院氏は作家にして随筆家でもあるので、我々一般人とは異なり、物事を少し遠くから眺め、「物事の本質はここにあり」と見抜き、それに相応しい言葉を紡いでいます。
🔷 「楽屋口で談志の履物を見た。綺麗なものだった。お洒落なのだと感心した」
「足元を見られる」という言葉が使われることがあります。
もちろん履物のことです。革靴であれば綺麗に磨き込まれ艶のあるものを履いている人は、初対面でも信用されるという話です。
「足元に気を使え」ということです。
私は今では普段スニーカー(NIKEのエアフォース1 4足)しか履きませんので、足元を見られるとダサいという評価を受けるでしょう😁
サラリーマンを辞めた後、冠婚葬祭を除き、革靴を履く機会がめっきり減りました。
🔶 伊集院静氏の言葉は、軽妙にして本質を見抜いたものです。随筆家としても小説家としても一流であることを示していると私は考えています。
<著者略歴 『大人の流儀』から>
1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。
91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。
作詞家として『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』などを手がけている。
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